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9月11日(金)本日の東京市場は、米国株価指数下落を受け売りが先行。


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■9月11日 本日の見出し
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米国株価指数下落を受け売りが先行。
相対的な割安感から下値は限定的か。

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■本日の日本株概況
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おはようございます、アナリストのKanonです。

昨日は下げ止まったと見られていた
ナスダック総合指数が再び下げに転じています。

米上院は10日、共和党が提案した
5,000億ドル規模の経済対策案を事実上否決。

11月の米大統領選前の成立は難しいかもしれないとの声もあり、
景気回復が遅れるとの懸念が強まっています。

これまでは、多額の財政出動が支えとなって
新型コロナウイルスによる景気の落ち込みから
立て直しをはかってきた世界経済ですが、
ここにきて、財政出動、政府からの経済対策が途切れることで
「財政の崖」が来て、景気が低迷すると懸念されているわけです。

8月分の米経済指標は概ね市場予想を上回る
良好な内容のものが出てきてはいますが、
昨日発表された週間の米失業保険申請件数は前の週から横ばいとなり
ここからさらに景気を回復させるのは難しいのではないか
といった思惑も生みやすかったと言えるでしょう。

米国株については、大統領選も控えますから、
基本的には乱高下しながらの調整局面が
しばらく続くのではないかと考えております。

一方、日本株については、米国株につられる面はあるでしょうが、
割安株の比率が高いこともあり、下値も限定的になりやすいと見ています。

また、個別企業のチャートを見ていくと、
4月からの上昇相場でトレンドを形成していた銘柄については
チャート上の節目で下げ止まらずに下落しているものが多いものの、
これまで上がっていなかった銘柄については、
堅調な推移の銘柄が立ちます。

ウォーレンバフェットの商社株買いのニュースもありましたし、
基本は出遅れ、バリュー株を狙い、
グロース株や話題株は特定の銘柄に絞って
短期目線で狙うような戦略が有効でしょう。

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■前日の海外概況
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10日の米株式相場でNYダウ平均は、
前日比405ド89セント安の2万7,534ドル58セントと反落。

米上院で追加の対策法案が否決され
米景気回復が遅れるとの懸念感が強まっています。

前日は上昇したスマートフォンのアップルや
ソフトウエアのマイクロソフトなど
ハイテク株への売りが再び強まり、投資家心理を冷やす要因に。

半導体株も下落し、ナスダック指数も反落して終了。

『為替』

10日のNY外国為替市場で円相場は、
1ドル=106円05銭~15銭近辺と円高に傾倒。

10日の米株式相場が下落し、
リスク回避の円買いが優勢となりました。

『日経平均先物』

10日の大阪取引所で、日経平均先物9月物は
前日比85円安の2万3,100円と小幅反落。

米株がハイテク株主導で反落し、日経平均先物に売りが波及しています。

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■主要指数
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『海外』

・NYダウ:27,534.58 (-405.89)

・ナスダック:10,919.593 (-221.971)

・S&P500:3,339.19(-59.77)

・為替 ドル円:106.16-106.17(+0.11)

『国内』

・日経平均株価:23,235.47(+202.93円)

・TOPIX:1,624.86(+19.46)

・日経ジャスダック平均株価:3,519.62(+1.86)

・東証マザーズ指数:1,122.59(-9.14)

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■本日の予定
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『国内』

8月企業物価指数(8:50)
7-9月期法人企業景気予測調査(8:50)
メジャーSQ

『海外』

米8月消費者物価指数(21:30)
米8月財政収支(9/12 3:00)

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■本日決算発表
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JMHD、ヤーマン、正栄食、三井ハイテ、プロレド、HEROZ、
レオパレス21、シーアールイー、丸善CHI、丹青社、J.S.B.、
イトクロ、稲葉製作、シルバーライフ、巴工業、フリービット、
エイチーム、鳥貴族、ナカノフドー、菊池製作、モルフォ、OS映、
SKIYAKI、トルク、ウエスコHD、フルスピード、
UMCエレ、はてな、Fringe81、フィット

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■本日の注目銘柄
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・【6535】アイモバイル

21年7月期は前期比11.3%増の
連結経常利益は25億円に伸びる見通し。

※こちらはアナリスト注目の銘柄で
推奨ではありません。

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