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給付金の10万円で株式投資にチャレンジするとしたら?

こんにちは、Kanonです。

今朝乗ったタクシーの運転手さんに、
乗車してすぐに

「10万円は届きましたか?」

と聞かれました。

ちなみに私の手元にはまだ届いていませんし、
コロナの影響が深刻であろう運転手さんの元にも
まだ届いていないようです。

それから、そのタクシーの運転手さんは
昔銀座で乗せた女の子たちに出されたという
「女心を花にたとえるのであればなんの花?」
というなぞなぞを投げかけてきました。

答えは「蓮の花」らしいです。

池の上の見える部分は綺麗でも
他人に見えない心の中は沼だからだそう、、、

話が逸れましたが、
今回お話ししたいのは女心が沼かどうかではなく、
例の10万円をどうするかの方です。

今回の給付金は、「コツコツ働いて得たお金」ではなくて、
「降って湧いてきた臨時収入」ですから、
いつもと違うお金の使い方をしようと考える方も多いかと思います。

コロナショックで株価が大暴落したことで、
証券口座の開設数が増えているとニュースで聞きますので、
もしかしたら10万円を元手に株やFXなどの投資に
初挑戦してみたいという方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、「10万円で株式投資をするとしたら、
どんな投資をすべきか」というお話をちょっと書いてみたくなりました。

給付金の10万円をきっかけに株式投資を始めるとしたら、
どんな投資の仕方が一番その人のためになるのか?

という視点で真剣に考えましたので、
是非参考にしていただければと思います。

投資にはさまざまな手法がありますが、
今回は「期間」に焦点を当てて、短期投資、長期投資のそれぞれを
10万円の投資金で行った場合、どんな結果が得られるか、
何に気を付けるべきかを考えていきたいと思います。


まず、短期投資についてです。

10万円の臨時収入を元手に短期的な取引を始めるのであれば、
毎月1万円でもいいから着実に利益を得られるような
投資がしたいと考える方も多いかと思います。

一度もらったきりで、何かに消えるはずだった10万円が
毎月お金を生んでくれるツールになったらとても素敵ですよね。

毎月10%の投資成績を達成すればいいわけですから、
株式投資でも相場が著しく悪くならなければ、
そんなに難しい数字ではありません。

しかし、短期の取引で10%の利益を確定するには、
相場全体が安定しているかを判断しつつ、
チャートを見て買い時をはかる必要があります。

短期的に上がりやすいのはどんなパターンかを学ばずに、
適当に買って、上がったら売って、では
毎月10%の成績を着実に叩き出すのはとても厳しいと思います。

チャートの勉強については、
テクニカル分析の本を一冊買って読めば十分かとは思うのですが、
買い時を失敗しないようになるまでには、

基本的なチャートの見方を勉強した上で、ある程度取引をして、
『こういう時は失敗しやすいな』『こういう時は成功しやすいんだ』
といった経験を積む必要があるものです。

この間に10万円がどんどん目減りしていってしまって
悔しい思いだけが残り「自分には投資が向いていないんだ」と
株式投資を行うこと自体を諦めてしまう可能性は大いにあるでしょう。

また、今のような地合いであれば、
twitterなどで人気化している銘柄に飛び込むだけで
短期的に資金が2倍になったりする期待もできますが、

テクニカルやファンダメンタルズを一切学ばずに、
ただ人気だからと銘柄を買い付けるのは、
半分になるか、2倍になるかのギャンブルでしかありませんので
競馬やパチンコに給付金を突っ込むのと大して変わらず
身になる物はあまりないかと思います。

それでは、

長期投資の場合はどんな結果が考え得るでしょうか?

「長期」が詳細には、どのくらいの期間を指すのかは
人によって定義がバラバラだったりしますが、
あまりに長いスパンの話をしても気が遠くなるかと思いますので、
ここでは1年前後での利益確定を目指すと仮定してみます。

1年間、ひとつの会社の株主となるわけです。

ちなみに、本日(6月16日)時点で10万円以内で買える銘柄は
東京証券取引所に上場しているだけで1,547社あります。

この中で、株価を伸ばしそうな、つまり成長しそうな企業を予想して
目先の値動きにはあまりこだわらずに保有していきます。

私としては、この方法は結構いいと思うのです。

まず、開示情報や決算発表などの
銘柄のイベントを気にするようになると思いますし、
各材料による株価の反応を見ることもできます。

また、配当が振り込まれたり、株主優待、株主総会のお知らせなどが
企業から届くのも新鮮かと思いますし、
世界の株価がどう動いているか気にする習慣ができるかと思います。

では、こういった長期投資をより良いものにするために
どういった視点で買う銘柄と買いタイミングを判断すればいいか
私からいくつかご提案させていただければと思います。


まず一つ目。

銘柄を選ぶ際には、細かいファンダメンタルズの知識は一旦置いておいて
まずは、その会社が勝負する市場が、
今後5年ほどで伸びていくかどうか考えるのがいいと思います。

また、いきなりステーキを手掛けるペッパーフードサービスや
ワークマンなどは消費者に直結する事業が好調で
業績や株価を伸ばした良い例ですので、
そういった視点で普段利用しているサービスを見ていくのもいいですね。

二つ目は

日経225採用銘柄など有名すぎる企業は
安定はしているものの既に成熟してしまっていて、
ほとんど指数と連動した動きになることが多いです。

個別株として投資する妙味が薄いため
投資信託を買うのとあまり変わらない結果になる可能性があります。

伸びしろという意味では、
あまり有名すぎない(時価総額が大きすぎない)銘柄に
資金を投じた方が面白いかと思います。

そして三つ目、

長期投資で勝つためのポイントは、なるべく安いところで、
できればまだあまり人気がないときに買うことです。

高いところで買わないように、
なるべく日経平均株価が大きく下落した日に買い付けるなど
できるだけ安いところで買えるように
買い時をはかってみていただければと思います。

こういったことに気を付けて投資を行い、
定期的に投資を振り返るのがいいかと思います。

こういったことに気を付けて株を買い付けてみて、
3ヶ月後、半年後、6ヶ月後、1年後に含み損益を確認し、
もし損失になっていた場合は何が要因か考えてみましょう。



損になっていた場合は、以下のような理由が考えられます。

・そもそも最初に想定していた企業の成長シナリオが間違っていた。

・最初に買い付けたときと世の中の状況が変わってしまった。

・銘柄の成長シナリオや世の中の状況は変わらないものの、
買ったときに既に市場で評価されていて伸びしろがなかった。

・銘柄選定には問題がなかったが、相場が暴落した。

どの理由に当たるか振り返ることで、
今後に生かしていくことができるかと思います。

それぞれの理由によってその投資になにが足りなかったか
何を勉強すればよりよくなるのかが分かると思います。


たとえば、

①…四季報などに目を通し、個別銘柄の分析を学ぶ

②…新聞などに目を通し、世の中の先行きに敏感になる

③…PERなど「割安」「割高」について測る指標を見る習慣をつくったり
テクニカル分析について学んでみる

④…追加の資金があれば、買い増しのチャンスかも!?


といった解決策が打てますね。

長期で1銘柄を保有していくことによって、
10万円以上の価値ある経験ができるかと思いますので、

今は大きな資金が用意できないけれど、
株式投資に興味があったり、将来始めてみたいと思っている方は
是非トライしてみてくださいね。

やってみないことには、どんなものか分からないものですから
低リスクで始められる良いとっかかりになるかと思います。


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