8月17日(月)本日の東京市場は、米中対立激化などを懸念し、売りがやや優勢に。
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■8月17日 本日の見出し
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米中対立激化などを懸念し、売りがやや優勢に。
経済活動正常化期待から、下値は限定的か。
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■本日の日本株概況
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おはようございます、アナリストのKanonです。
本日の日本株市場では、米中対立激化への懸念感から
半導体株などに売りが先行する展開となりそうです。
トランプ米大統領が今月上旬に動画投稿アプリ「TikTok]など、
中国IT大手が運営するアプリを
米国から排除する大統領令に署名したのはご存知の通りかと思いますが、
15日に予定されていた貿易協定に関する米中閣僚級会議が、
「日程上の問題」によって中止となったことで
一段と不透明感が強まっております。
また、前週末の米ナスダック指数が下落で終了したこともあり、
ハイテク株安が意識されやすく、
マザーズ市場の銘柄にも売りが先行すると見られます。
とはいえ、ワクチン開発や
経済活動正常化への期待感は根強いため
新型コロナウイルスへの影響で
これまで売り込まれてきた銘柄が底堅く推移し、
下値は限定的となりそうです。
世界的な金融緩和を受けた株高に引き続き期待ができますので、
足元の相場状況に出遅れている銘柄や、
ハイテク株の押し目への買いを狙っていければと思います。
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■前日の海外概況
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『ダウ工業株30種平均』
14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は、
前日比34ドル30セント高の2万7,931ドル02セントと反発。
朝方発表の7月の鉱工業生産指数は前月の改定値から3.0%上昇。
上げ幅は市場予想(2.8%程度)を上回り、
回復基調にあることが好感されています。
一方で、米中政府が1月に署名した貿易交渉の
「第1弾の合意」を巡って、閣僚級のビデオ会議を開く予定でしたので、
内容を見極めたいとして上値は現定期的に。
主力ハイテク株には利益を確定する売りが出て、
ナスダック総合株価指数は反落して終了。
『為替』
14日のNY外国為替市場で円相場は、1ドル=106円55銭~65銭と円高に傾倒。
7月の米小売売上高が市場予想を下回ったことや
米金利上昇の一服を手がかりに円買いが優勢となりました。
『日経平均先物』
14日のシカゴ日経平均先物9月物は前日比55円安の2万3,140円と反落。
円高を嫌気した売りがやや優勢となりましたが、
米国株価指数が下げ渋ったことで、下げ幅は限定的となりました。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:27,931.02 (+34.30)
・ナスダック:11,019.301 (-23.203)
・S&P500:3,372.85(-0.58)
・為替 ドル円:106.55-106.57(-0.20)
『国内』
・日経平均株価:23,289.36(+39.75円)
・TOPIX:1,623.38(-0.77)
・日経ジャスダック平均株価:3,465.21(+4.83)
・東証マザーズ指数:1,049.90(+17.80)
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■本日の予定
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『国内』
4-6月期GDP速報値(8:50)
『海外』
米8月ニューヨーク連銀景気指数(21:30)
米8月NAHB住宅市場指数(23:00)
米6月対米証券投資(8/18 5:00)
米民主党大会(~8/20)
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■本日の決算発表
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ビジョン、フォーバル、総医研、ビジョナリー、FCHD、太平製
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■本日の注目銘柄
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・【4335】アイ・ピー・エス
21年6月期の連結経常利益は、
前期比3.1倍の1億5,000万円に急拡大する見通し。
※こちらはアナリスト注目の銘柄で
推奨ではありません。
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