10月19日(月)本日の東京市場は、バリュー株などを中心として買いが先行。
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■10月19日 本日の見出し
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バリュー株などを中心として買いが先行。
ハイテク株安を警戒し上値は限定的か。
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■本日の日本株概況
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おはようございます。アナリストのKanonです。
前週末の米株式市場では、
9月の米小売売上高が市場予想を上振れたことなどを受け、
NYダウ平均は上昇も、割高感が意識されている
ハイテク株などは上値が重くナスダック指数は下落して終了。
市場の一部では、11月の選挙で民主党が大統領と
上下両院を制することにより、
大規模な財政投入による包括的景気対策が講じられ
金利が上昇するといったシナリオを織り込む動きが見られ、
金利が上昇すると割高感が増すハイテク株の重荷になっている模様です。
本日の日本株市場でもこうした流れを引き継ぎ
バリュー株などに買いが先行し、底堅い展開となるも
ハイテク株安を警戒し、上値は限定的となりやすいでしょう。
一方で、ペロシ米下院議長が追加景気対策法案で
大統領選前に合意できるとの望みを失っていないとし、
ホワイトハウスとの協議の期限を20日いっぱいに設定したことや
製薬大手のファイザーが独ビオンテックと共同開発中の
新型コロナウイルスワクチンについて、
11月下旬にも米食品医薬品局(FDA)に
緊急使用許可を申請すると明らかにしたことも伝わっており、
上値の重さが意識されても、売り込みにくい環境と言えます。
日経平均株価は先週に引き続き
レンジ内での小幅な値動きに留まりやすいと見ていますので、
決算発表を意識した個別の売買に着目して
売られすぎた銘柄の買いなどを中心に狙っていければと思います。
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■前日の海外概況
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16日の米株式相場でNYダウ平均は、
前日比112ドル11セント高の2万8,606ドル31セントと反発。
朝方発表の9月の米小売売上高が市場予想を上回って伸び、
米経済の底堅さを意識した買いが優勢となりました。
また、ワクチンの実用化が意識されたことも
投資家心理の改善につながっています。
一方で、新型コロナ禍でも買われてきた
ハイテク株は売られやすく、ナスダック指数は続落して終了。
『為替』
16日の東京外国為替市場で円相場は、
1ドル=105円35~45銭近辺と横ばいで終了。
円相場は小高く始まりましたが、
市場予想を上回る米小売売上高を受けて円売りが入り
値動きは限定的となっています。
『日経平均先物』
16日のシカゴ日経平均先物12月物は前日比15円高の2万3,515円と小幅反発。
朝方発表の9月の米小売売上高が市場予想を上回って伸び、
景気の回復期待から米株とともに買いが優勢となっています。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:28,606.31 (+112.11)
・ナスダック:11,671.555 (-42.316)
・S&P500:3,483.81(+0.47)
・為替 ドル円:105.42-105.44(+0.12)
『国内』
・日経平均株価:23,410.63(-96.60円)
・TOPIX:1,617.69(-14.10)
・日経ジャスダック平均株価:3,613.29(-22.71円)
・東証マザーズ指数:1,312.59(-22.12)
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■本日の予定
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『国内』
9月貿易収支(8:50)
『海外』
中国7-9月期GDP(11:00)
中国9月鉱工業生産(11:00)
中国9月小売売上高(11:00)
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■本日決算発表
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9月貿易収支(8:50)
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■本日の注目銘柄
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・【3992】ニーズウェル
大手通信機器販売会社から経理・財務関連クラウドと
Invoice PAサービスを受注。
※こちらはアナリスト注目の銘柄で
推奨ではありません。
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