8月20日(木)本日の東京市場は、米FOMC議事要旨の内容を受けて、金融政策への期待感がやや後退。
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■8月20日 本日の見出し
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米FOMC議事要旨の内容を受けて、金融政策への期待感がやや後退。
米長期金利が上昇、為替の円高傾倒は輸出関連株の支えに。
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■本日の日本株概況
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おはようございます、アナリストのKanonです。
昨夜の米国株市場では、
米FOMC議事要旨の発表を受けて、金融政策への期待感がやや後退。
まだまだ新型コロナの影響が懸念されている状況ですから
FRBは慎重な姿勢を崩さないと見られますが、
今後金融緩和への期待感が薄れ、金利低下が一服すれば、
ハイテク株の上値の重しとなります。
また、先週末に延期となっていた米中貿易合意に関する協議を巡り、
両国があらためて開催に向けて動いていることが明らかになっています。
米中関係への懸念感は引き続き相場の重しになるでしょう。
ただ、S&P500指数は事実上の強気相場入りを果たしており、
ここから新型コロナの収束、ワクチン開発期待を背景とした
株式市場の中長期的な上昇トレンド形成には期待が持てると見ています。
高値圏の銘柄については、
金利上昇により調整局面を迎える可能性も少し注意しつつも
積極的に売買を進めていければと思います。
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■前日の海外概況
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『ダウ工業株30種平均』
18日の米株式市場でダウ工業株30種平均は、
前日比85ドル19セント安の2万7,692ドル88セントと3日続落。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が午後に発表されましたが、
長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)を取り入れるなどの
新たな緩和策には前向きでなかったため
米長期金利が上昇し、利益を確定する売りが優勢となりました。
原油相場の下落を受けて、石油株などにも売りが優勢に。
一方で、追加の経済対策を巡って与野党協議が
進むとの期待感は相場の支えとなっています。
主力株の一角が下落したことで、
ナスダック総合株価指数は反落して終了。
『為替』
19日のNY外国為替市場で円相場は、1ドル=106円10銭~20銭と円高に傾倒。
19日に公表された7月開催の
米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を受け、
新たな金融緩和の導入に前向きではないとの見方から、
円を含む主要通貨に対するドル買いが強まりました。
『日経平均先物』
19日のシカゴ日経平均先物9月物は前日比55円高の2万3,115円と小幅に反発。
円安は好感されたものの、米国株市場の下落が上値の重しとなりました。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:27,692.88 (-85.19)
・ナスダック:11,146.461 (-64.382)
・S&P500:3,374.85(-14.93)
・為替 ドル円:106.04-106.06(+0.62)
『国内』
・日経平均株価:23,110.61(+59.53円)
・TOPIX:1,613.73(+2.88)
・日経ジャスダック平均株価:3,477.03(+9.73)
・東証マザーズ指数:1,119.03(+32.17)
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■本日の予定
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『国内』
7月首都圏マンション発売(13:00)
5年国債入札
『海外』
米8月フィラデルフィア連銀景気指数 (21:30)
米7月景気先行総合指数(23:00)
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■本日の決算発表
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船総研HD、グリー、藤久
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■本日の注目銘柄
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・【3696】セレス
ポイントサイト「モッピー」が好調で、
上期の営業利益は前年同期比で2.1倍を達成。
※こちらはアナリスト注目の銘柄で
推奨ではありません。
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