9月25日(金)本日の東京市場は、買戻しが優勢も、警戒感は残り上値の重い展開に。
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■9月25日 本日の見出し
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買戻しが優勢も、警戒感は残り上値の重い展開に。
米大統領選を控えて与野党対立も懸念される。
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■本日の日本株概況
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おはようございます、アナリストのKanonです。
前日の米国株市場は反発となりましたが、
伸び悩み上げ幅を縮小して終了しています。
米大統領選を控えるアメリカでは、
トランプ米大統領が「コロナ禍で実施される
郵便投票不正を招く」として、
選挙で敗北した場合には訴訟すると
記者会見で発言したと報じられています。
現在懸念されているのは、トランプ氏とバイデン氏
どちらが大統領になるかというよりも、
景気回復のための財政出動が欠かせないにも関わず
与野党が対立することで政治に空白期間が生まれてしまうことです。
コロナ禍への対応が遅れてしまえば、
景気の回復が遅れるということですね。
そう考えますと、安倍元首相の路線を引き継げる
菅新首相がスムーズに選出された日本国内の政治が
何故こんなに好感されているかが腑に落ちるかと思います。
日本市場については、海外に比べて強い展開には
引き続き期待が高いものの、
どうしてもつられて動いてしまう部分はあるでしょう。
来週29日には3月期決算企業の中間配当の権利落ちも控え
月内はやや弱い展開が続くことも想定されますから、
買い付けはタイミングを分けて、
下値を狙って行えればと思います。
現在は不安定な相場ではありますが、米国で経済対策がまとまったり
新型コロナの収束が見えてくれば相場は大きく上がるでしょうから、
より良いタイミングで仕込めるように取り組んでいきましょう。
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■前日の海外概況
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24日の米株式相場でNYダウ平均は、
前日比52ドル31セント高の2万6,815ドル44セントと小幅反発。
スマートフォンのアップルやソフトウエアのマイクロソフトが
ともに1%高になるなどこのところ下落基調にあった
主力ハイテク株に買戻しが波及。
しかし、米与野党対立により、
経済対策が遅れるとの懸念は相場の重荷となっています。
半導体株などにも買戻しが優勢となり、
ナスダック指数も反発して終了しています。
『為替』
24日のNY外国為替市場で円相場は、
1ドル=105円35銭~45銭近辺と円安に傾倒。
週間の米雇用統計が市場予想を下振れる内容となり、
労働市場の持ち直しが鈍化しているとの懸念から
米景気の先行き懸念が強まっています。
『日経平均先物』
24日のシカゴ日経平均先物12月物は前日比55円安の2万3,025円と小幅反落。
24日の大取終値を105円上回ったものの、
朝方の市場で米株とともに売りが先行しています。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:26,763.13 (-525.05)
・ナスダック:10,632.985 (-330.652)
・S&P500:3,236.92(-78.65)
・為替 ドル円:105.43-105.44(+0.13)
『国内』
・日経平均株価:23,087.82(-258.67円)
・TOPIX:1,644.25(-17.81)
・日経ジャスダック平均株価:3,576.90(-32.96円)
・東証マザーズ指数:1,190.30(-22.69)
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■本日の予定
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『海外』
米8月耐久財受注(21:30)
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■本日決算発表
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エイチ・アイエス、アドバネクス、
UFHD、オンキヨー、ロングライフ
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■本日の注目銘柄
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・【9107】川崎汽船-
21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益を
従来予想の55億円の赤字から
80億円の黒字(前年同期は133億円の黒字)に上方修正。
※こちらはアナリスト注目の銘柄で
推奨ではありません。
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