10月20日(火)本日の東京市場は、追加の米経済対策への期待後退で売りが先行。
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■10月20日 本日の見出し
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追加の米経済対策への期待後退で売りが先行。
ヘッドライン次第で株価が上下する可能性も。
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■本日の日本株概況
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おはようございます。アナリストのKanonです。
ここのところ米経済対策に関するニュースに
相場が上下に振らされる展開が続いています。
昨夜は米紙ワシントン・ポストが
(追加の経済対策は)「早期に決まりそうもない」と
報じたことで、米国株価指数は下げ幅を拡大して終了。
これを受けて、本日の日本株市場は売り先行後、
様子見ムードが強まる展開となりそうです。
ペロシ米下院議長とムニューシン財務長官による
経済対策についての協議は20日いっぱい続くとされており、
米東部時間19日の午後3時(日本時間20日の朝5時)から
電話協議が再開すると報じられているため、
場中にヘッドラインを材料視して相場が動く可能性もあるでしょう。
ここのところ乱高下が続いておりますが、
買い一辺倒の相場が終わり、
ハイテク株など割高感の強い銘柄に
利益を確定する売りが出やすくなり
需給が崩れていることも主因とも言えます。
しばらくは上がりすぎた銘柄を中心に
乱高下をしながらの調整局面が続くと見られますが、
大統領選後に不透明感が晴れれば
相場は上昇基調に戻してくるでしょうから、
下げすぎたところをきちんと拾う方向で、
銘柄を仕込んでいきたいと思います。
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■前日の海外概況
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19日の米株式相場でNYダウ平均は、
前週末比410ドル89セント安の2万8,195ドル42セントと反落。
民主党のペロシ下院議長が週末に経済対策の与野党協議に
48時間の期限を設けたことで、合意が近いとの期待から
朝方は買いが先行し、ダウ平均は100ドル強上昇する場面も見られました。
しかし、大規模な対策に消極的な共和党を説得しての
「交渉は成立しそうに見えない」と報じられたことで下げに転じて終了。
欧米での新型コロナウイルスの感染が
拡大していることも投資家心理の重荷となっています。
主力ハイテク株にも売りが続き、
ナスダック指数も続落して終了しています。
『為替』
19日の東京外国為替市場で円相場は、
1ドル=105円35~45銭近辺と横ばいで終了。
英国と欧州連合(EU)の通商交渉への進展期待から
円がユーロに対して下落し、対ドルでも円売りが先行。
その後、米国株式市場が下げに転じたため、
「低リスク通貨」として円が買われる場面もあり、
方向感に欠ける値動きとなりました。
『日経平均先物』
19日のシカゴ日経平均先物12月物は前週末比15円安の2万3,500円と小幅反落。
米報道を手がかりとして、米国株価指数とともに下落して終了しています。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:28,195.42 (-410.89)
・ナスダック:11,478.883 (-192.672)
・S&P500:3,426.92(-56.89)
・為替 ドル円:105.43-105.45(+0.04)
『国内』
・日経平均株価:23,671.13(+260.50円)
・TOPIX:1,637.98(+20.29)
・日経ジャスダック平均株価:3,628.83(+15.54円)
・東証マザーズ指数:1,318.68(+6.09)
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■本日の予定
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『国内』
9月首都圏マンション発売(13:30)
20年国債入札
『海外』
米9月住宅着工件数(21:30)
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■本日決算発表
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ゲンキードラ、KOA、アルインコ
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■本日の注目銘柄
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・【6838】多摩川ホールディングス
売電権利を獲得した小型風力発電所の一部で連系を開始。
※こちらはアナリスト注目の銘柄で
推奨ではありません。
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