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4月16日(木)本日の東京市場は、米経済指標の歴史的な悪化を受け売り先行。

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■4月16日 本日の見出し
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米経済指標の歴史的な悪化を受け売り先行。
経済再開期待が支えも、不透明感強い。

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■本日の日本株概況
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アナリストのkanonです。

米国の3月小売売上高と製造業生産が、
歴史的な落ち込みを記録しています。

市場予想を下回った上に
4月はさらに落ち込むと見られ
景気の先行きが懸念されている状況です。

景気回復については、
新型肺炎再感染の懸念から、少し先になる可能性が高く、
目先は日本株市場でも不透明感が強まるなかで
軟調な展開となりそうです。

下値は日銀のETF買いに期待ができますが、
下げ止まりを見つつ、買い付けていくのが良いでしょう。

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■前日の海外概況
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『ダウ工業株30種平均』

15日の米株式市場でダウ工業株30種平均は、
前日比445ドル41セント安の2万3,504ドル35セントと反落。

3月小売売上高が前月比で8.7%減少、
鉱工業生産指数は74年ぶりの大幅な低下となり、
NY連銀が発表した4月の製造業景況感指数は
マイナス78.2と過去最悪となりました。

投資家心理が悪化したことで、
下げ幅は700ドルを超える場面も見られています。

また、バンク・オブ・アメリカや
シティグループなど大手銀行が15日朝に発表した決算が
大幅な減益になったことも重荷に。

一方で、ドイツで来週から行動規制が一部緩和されることになり、
米国でも経済再開への思惑が相場の支えとなっています。

業績期待から大型ハイテク株が買われ、
ナスダック総合株価指数も続伸しております。

『為替』

15日のNY外国為替市場で円相場は、1ドル=107円40銭~50銭と円安に傾倒。

米景気の急激な悪化を示す経済指標が相次ぎ、
流動性を確保するためのドル買いが増えるとの見方から、
主要通貨に対してドルが上昇しています。

『日経平均先物』

15日のシカゴ日経平均先物6月物は、前日比215円高安の1万9,305円と反発。

米景気指標の記録的な悪化が相次ぎ、投資家心理が悪化。
日本株先物にも売りが波及する展開となりました。

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■主要指数
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『海外』

・NYダウ:23,504.35 (-445.41)

・ナスダック:8,393.176 (-122.565)

・S&P500:2,783.36 (-122.565)

・為替 ドル円:107.47-107.48(+0.12)

『国内』

・日経平均株価:19,550.09(-88.72円)

・TOPIX:1,434.07(+0.56)

・日経ジャスダック平均株価:3,064.97(+10.54)

・東証マザーズ指数:711.64(+2.61)

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■本日のイベント
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『国内』

3月首都圏マンション販売(13:00)

『海外』

米3月住宅着工件数(21:30)
米4月フィラデルフィア連銀景気指数(21:30)

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■本日決算発表
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