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4月21日(火)本日の東京市場は、原油安が重荷となり弱含む展開に。

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■4月21日 本日の見出し
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原油安が重荷となり弱含む展開に。
経済活動再開に不透明感も。

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■本日の日本株概況
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アナリストのkanonです。

米国立アレルギー感染症研究会(NIAID)の
アンソニー・ファウチ所長は、
新型コロナウイルスの感染を
「制御可能な状況にしない限り、
本当の意味での経済的回復は実現しない」と発言。

また、米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長も、
トランプ米大統領が5月1日までに米経済の再開を望んでいるのは
「努力目標」であって、
再開は「安全な場合」にのみ望んでいると説明しています。

ワクチンや治療薬ができるまでは、
本格的な経済活動再開に踏み切りにくく
依然として不透明感が強い状況だと言えるでしょう。

株式市場は前週まで経済活動再開期待を支えとして
2連続で上昇してきましたが、
そろそろ売りが重荷となる可能性も。

本日は、米原油先物価格の急落を受けた景気懸念から
景気敏感株を中心に売りが先行しそうですが、
新興株など直近上げ足を強めていた銘柄についても
上げ止まるようであれば
ある程度利益を確定しておくといいでしょう。

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■前日の海外概況
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『ダウ工業株30種平均』

20日の米株式市場でダウ工業株30種平均は、
前週末比592ドル05セント安の2万3,650ドル44セントと反落。

NY原油先物相場が史上初のマイナス価格に落ち込み、
投資家心理を冷やす要因となりました。

経済活動の停止が長引き、投げ売りがでたことが要因です。

テーマパーク事業を手掛けるウォルト・ディズニーが売られる一方で、
巣ごもり消費の恩恵を受けると見られるアマゾン・ドット・コムや
動画配信のネットフリックスなどには買いが優勢となっており、
個別の企業業績を材料とした売買がなされている印象です。

ナスダック総合株価指数も反落しています。


『為替』

20日のNY外国為替市場で円相場は、1ドル=107円55銭~65銭と
前週末と変わらずで推移。

NY原油先物市場の急落を受け、
リスク回避のドル買いが強まったものの、
米経済統計の悪化で米長期金利が低下し、
日米金利差の縮小を意識した円買いも入り
方向感の定まらない展開となっています。

『日経平均先物』

20日のシカゴ日経平均先物6月物は、前週末比295円安の1万9,310円と反落。

米原油価格が初のマイナスを記録し、
投資家心理の悪化につながっています。

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■主要指数
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『海外』

・NYダウ:23,650.44 (-592.05)

・ナスダック:8,560.728 (-89.413)

・S&P500:2,823.16 (-51.40)

・為替 ドル円:107.68-107.69(-0.01)

『国内』

・日経平均株価:19,669.12(-228.14円)

・TOPIX:1,432.41(-10.13)

・日経ジャスダック平均株価:3,121.76(+26.07)

・東証マザーズ指数:761.50(+22.59)

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■本日のイベント
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『国内』

3月全国スーパー売上高
20年国債入札

『海外』

独4月ZEW景況感指数(18:00)
米3月中古住宅販売(23:00)

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■本日決算発表
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マクアケ、KOA、ベクター、TKP、幸和製作


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