10月22日(木)本日の東京市場は、米国株安を嫌気した売りが先行する展開に。
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■10月22日 本日の見出し
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米国株安を嫌気した売りが先行する展開に。
売り一巡後は膠着感が強まりやすい。
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■本日の日本株概況
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おはようございます。アナリストのKanonです。
米国株式市場では、20日に
新型コロナウイルスのワクチン開発に関する
好材料が発表されて景気敏感株が買われたものの
昨夜は逆にワクチン開発に関する悪材料が伝わり
景気敏感株に売り優勢となりました。
また、決算発表を前に割高感が否めない銘柄を中心として、
グロース株にも売りが波及し、昨夜のナスダック指数も下落。
これにつられる形で、本日の日本株市場でも
幅広い銘柄に売りが先行しそうです。
売り一巡後は、米大統領選候補者討論会を控え、
膠着感も強まりやすいでしょう。
前日に上昇した景気敏感株は、
上げ分を失くしてしまう可能性もありますが、
国内では第3次補正予算が年内にもまとまる見通しですし、
経済活動正常化に期待した押し目買い意欲は強いと見ています。
米国株市場で、バイデン氏勝利を意識した
金利上昇、バリュー株シフトの兆しが見えていることも
日本株にとっては追い風でしょう。
本日のような相場が弱い日に、景気敏感株などの
押し目を少しずつ拾っていきたいところです。
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■前日の海外概況
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21日の米株式相場でNYダウ平均は、
前日比97ドル97セント安の2万8,210ドル82セントと反落。
ブラジル政府が同国で実施中の英アストラゼネカと
オックスフォード大の新型コロナワクチンの臨床試験で
被験者が死亡したことを明らかにし、
ワクチン開発が遅れ、景気回復にも
時間がかかるとの連想から売りが優勢となりました。
ハイテク株については、
決算発表で契約者の急減速が明らかになった
動画配信のネットフリックスが急落し、
新型コロナを追い風としてきた
アマゾン・ドット・コムも下落。
ナスダック指数も反落して終了しています。
『為替』
21日の東京外国為替市場で円相場は、
1ドル=104円55~65銭近辺と円高に傾倒。
英国の欧州連合(EU)離脱を巡る交渉進展や
中国景気の堅調さを背景にドルがユーロや新興国通貨に対して売られ、
対円でもドル売りが波及しています。
『日経平均先物』
21日のシカゴ日経平均先物12月物は前日比40円安の2万3,550円と反落。
米追加経済対策を巡る与野党協議の
先行き警戒感が広がり、売りが優勢となっています。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:28,210.82 (-97.97)
・ナスダック:11,484.694 (-31.800)
・S&P500:3,435.56(-7.56)
・為替 ドル円:104.62-104.64(-0.39)
『国内』
・日経平均株価:23,639.46(+72.42円)
・TOPIX:1,637.60(+11.86)
・日経ジャスダック平均株価:3,649.20(+8.72円)
・東証マザーズ指数:1,318.94(-6.37)
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■本日の予定
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『海外』
米9月中古住宅販売(23:00)
米大統領候補者討論会(予定)
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■本日決算発表
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中外薬、ディスコ、ビオフェル、
三谷産、エイトレッド
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■本日の注目銘柄
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・【2375】ギグワークス
今期の配当を4円増額修正。
※こちらはアナリスト注目の銘柄で
推奨ではありません。
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