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知らないとマズい?株式投資初心者向け「ファンダメンタル分析/テクニカル分析」②

こんにちは、Kanonです。

前回はファンダメンタル分析について解説してきました。

今回は「テクニカル分析」について

将来の取引価格の変化を過去に発生した価格や
出来高等の取引実績の時系列パターンから予想・分析する手法です。

過去のデータを分析して現在・未来を予測するテクニカル分析は、
現状の収益性から未来を想定するファンダメンタル分析とは
相対する手法となります。

しかし、テクニカル分析によって行われる売買は
人の心理が大きく働き、裁量に依存する形でもあることから、

トレードとしてはファンダメンタル分析と同じように
裁量トレードに分類されます。

逆に最近の投資で流行となりつつある
自動売買(AI)などによる心理的な裁量トレードを無視した
機械的なトレードをシステムトレードと言います。

それではテクニカル分析にはどのような手法があるのでしょうか。

大きく分けて二つ。

トレンド系オシレーター系に分かれます。

トレンド系というのは主にトレンドの転換点を探る手法です。

オシレーター系というのは

「買われ過ぎ」
「売られ過ぎ」

を示す分析手法です。

こちらは一例になります。

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あなたはどのテクニカル指標を使って分析をしていますか?

日ごろ見慣れているローソク足、
移動平均線はもとより様々な指標が存在しますし、
これ以外にも存在します。

では、基本でもあり意外にその見方がわかっていない
移動平均線を今回は簡単に説明していきます。

『移動平均線』

ほとんどの投資家が指標として採用しているために、
心理反映されやすく法則通りに動くことが多い事から
非常に有効な指標となります。


コチラは日経平均株価の日足チャートです。

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青=5日移動平均線
赤=25日移動平均線
緑=75日移動平均線

です。(※色はツールによって異なります)

移動平均線とは終値の平均を線でつないだものです。

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黄色の枠が強気相場

水色の枠が弱気相場

となりますが共通点が何かわかりますでしょうか?

黄色の強気トレンドの場合は
25日移動平均線の上をローソク足が存在し、

水色の弱気トレンドの場合は
25日移動平均線の下にローソク足が存在します。

現在のトレンドを見る場合の非常に強い
指標となりますので覚えておきましょう。

単純に考えると25日線をうわ抜ければ、
強気相場として順張りでの『買い』

逆に25日線を下抜ければ、
弱気相場として『売り』『空売り』となります。

これだけでも短期投資において
かなり優位に売買タイミングを計ることが出来ますので、
自身の投資ルールに組み込むのも良いかもしれません。

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こちらはパーフェクトオーダーといいます。

全ての移動平均線が同一方向に進む強いトレンドです。

長いトレンド形成となることが多いので気づいた場合は
中長期目線で大きな収益を狙う事が出来るでしょう。

ゴールデンクロスとデッドクロス

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黄色の丸枠がゴールデンクロス
※短い移動平均線が長い移動平均線を
下から上に突き抜けたらゴールデンクロス

水色の丸枠がデッドクロスです。
※短い移動平均線が長い移動平均線を
上から下に突き抜けたらデッドクロス

トレンド転換の起点として現れることが多くありますが
ダマシも多くありますので、

その他と組み合わせることで分析精度はあがります。


移動平均線は基本中の基本ですが、
その中でも絶対に覚えておくべき点を解説しました。

非常に奥が深く、トレンド系指標のほとんどが
この移動平均線を軸にした指標となっていますので、
まずはこの移動平均線をしっかり理解しましょう。

こちらの理解度が膨らむことでチャートを見ただけで
他の投資家と差別化を図ることも出来るでしょう。

今回はテクニカル分析における「移動平均線」について解説しました。

次回はテクニカル分析のオシレーター系「MACD」について
解説していきたいと思いますのでご期待ください。

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