Vision Pro 体験してみた正直な感想
どうもこんにちは、かのんと申します
今回は Vision Pro の話
早速 Apple Store で Vision Pro 体験してきました。
そこで感じた一般コンシューマー目線の正直な感想を書いていきます
TL;DR
良い点
IFが独自、恐らくこれに慣れると手放せない
解像度が高い
悪い点
重い
取り付けがダルい
60万を乗せてる恐怖
アイトラが効きすぎて「見てない」のに反応してしまう
惜しい点
アプリを操作がしっくりこない感がある (発展途上)
MRを活用したアプリがまだない
良いところ解説
IFが独自、恐らくこれに慣れるとアイトラは手放せない
アイトラはホントに便利だと思った。人間の「意識」は目線の先のことだけなのでストレスが低い
従来のマウスポインタの役割を担ってくれる上に反応が良く、感覚的にはトラックボールマウスに近い。
個人的にはマウス以上にUIの反応速度が早く、思考を監視されている感覚まで期待していたが、流石にそこまではなかった。
また、コントローラーがないことで操作が必要なデバイスが少なくなるのが大きい変化だった。
これまでのHMDは両手にコントローラーを持ち、それぞれのコントローラーのバッテリーも気にしなくてはいけないので、ストレスが2つ減るのがポイント高い。
指でのコントロールは慣れるまで時間かかりそうだったが、30分のデモではこんなものかという印象がある
解像度が高い
これくらいの解像度はMRでは必須であるのだろう。
解像度が低いHMDは、現実世界との差で気持ち悪くなってしまうが、そういった酔いに関してはかなり軽減されていると思う。
最近のHMDは知らないがコンテンツを見るのには耐えうる画質である。
立体表現を見るときはVR特有の粗はまだ見える。これは vision pro 側の問題なのかコンテンツ側が悪いのか判断つかないので微妙。
悪いところ解説
重い
これはHMD全般に言える問題なので、Vision Pro だけ責めるのは良くないと思うが、「Vision Pro で仕事も問題なくできる!」という人は、恐らく既存のHMDでもできると思うよ。
また、考え事にするには全く向いていない。仕事中にディスプレイから離れて頭をひねるときは基本、目からの情報はほとんど意識しないと思うが、そんな状態でなんでこんな重しを頭に載せてんだとイライラしそう
重いゆえに前傾になり姿勢も悪くなる、また、モーメントのせいで締め付けがキツイ
まぁ、仕事できると仰る方々の"仕事"が、我々パソコンカタカタしてるひとではないのかもしれないが。
正直、HDM をつけなくなる原因の一つなので、それを改善できていないのは痛い
取り付けがダルい
コレもHMD全般に言えるので(以下略)
Vision Pro は頭を抑えるバンドが柔らかいため、微調整はしやすいがその代わり緩みやすく、微調整が毎回必要になりそう。
多分装着せるたびにイライラするんだろうなと予想される
まわすだけで徐々にしまっていくタイプと違い、マジックバンドで止めるので髪の毛もからみやすい
ここの調整に関しては、ボタン押したら頭にキュっと沿うようなバンドが開発されるといいよねと常に思っている (無理難題)
60万を乗せてる恐怖
これは人によると思うが、今盛んに購入されているフリーランスの方々やテックベンチャーのCEOさんみたいに、我々は金がないので、この価格を頭に載せてるの怖すぎる
MR機能が売りなのでぶつけることは稀だと思うが、スマホすら皆落として画面割るのに、ぶつかって画面が映らなくなる (のではないか) という心理的ハードルはまだ高い
アイトラが効きすぎて「見てない」のに反応してしまう
これはまだまだ改善できるところだと思う
人間は意外にも「見てるけど見てない」ってことが多いので、思わぬ操作が発生する可能性が高い。
実際デモ中でもウィンドウが思わぬ形で開いたり、閉じたりということが頻出した。
精度向上やIFを工夫すると思うが、アイトラ単体では技術的にきついんだろうなと思う
また、サブウィンドウが出てしまったときに閉じたい場合、マウスの場合はポインタを別のところに持っていったりして閉じたりすることができるが、今回は目をそらしたり、サブウィンドウとは別のところを注視しなければならない
この操作が慣れるのかどうかはわからないが、なにかアプリケーションを操作してモノを作ったりする作業のときは、結構微妙なのではないかと思います
惜しい点
アプリを操作がしっくりこない感がある (発展途上)
まだ Vision Pro 純正のアプリではないのでUIUXが最適化されていない
正直、その画面やボタン配置はスマホ時代のものなのよというものが多い
コンテンツをイジるだけなら良いけど (動画とか)、ゲームとか操作系はまだ難しいよなという印象
体験してやっぱり思ったのは、「画面」という概念を捨てないと広がりはないんだろうなと思う。
MRを活用したアプリがまだない
MR,ARの機能として現実世界にあるモノに情報を付加するようなやり方でないと新しさは感じない
MR,ARの機能として現実世界にあるモノに情報を付加するようなやり方でないと新しさは感じない
今は常時カメラが動いているパーソナルデバイスが存在しないが、その第一歩として vision pro がある
写真もさ、でかでかと画面に写真が表示されるんじゃなくて、用紙サイズにたくさん表示されて、写真を友人と渡し合ったり、アルバムに入れたりという感覚とか
デジタルボードゲームを楽しんだりとか
多分そういうのが欲しいし、Apple はこれを見据えてアプリも開発してくると思う
総評
現状、Vision Pro は HMDの欠点が未改善の割に、高額で「Vision Pro でないと出来ない」ことはない。
一番のウリの ノンコントローラとアイトラは必須になるIFかもしれない。正直この技術は MacBook とかに搭載して目での操作とトラックパッドでの操作の間の子みたいなものを期待したい。
MRならではのアプリは正直一般ユーザー向けというより工場作業等の研修や旅ガイドなどの BtoB 向けに展開していくのが最初の活路なんだろうなと思う。
感想まとめ
発表時と印象が変わらなかった
常時カメラ起動、IFは強い
絶対面白いアプリが出そうなので期待。それが消費者向けだったら要検討
なんか、感想が無難になってしまった。
Apple くんの今後に期待。
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