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失敗率を限りなく下げる、大きな絵の描き方

こんにちは。今回は、大きな絵をなるべく
失敗しないで描く方法をご紹介します。
「絶対に」失敗しないわけではないので、
そこはご注意を。
0、なるべく、具体的に、制作計画を立てる。
(マチエールや、画面効果等、具体的である
程いい)
1、構図を立てる(なるべく、本番の用紙の
縦横比に近い四角を作って描く)
2、構図を具体的にブラッシュアップ。
3、構図を描いた紙に、色鉛筆で、色の
レイアウトをしていく。
4、構図の縦の辺、横の辺を一定間隔で分割し、
方眼用紙のようにする。(50号くらいまでは、
一定間隔に拘らず、辺の半分の点と4分の1の点で
分割すればどうにかなる)
5、本番用紙が構図の何倍かを計測し、手順4
で分割した方眼の一マスを、同じように倍に
して、本番の紙にも、同じような方眼を作る。
・例・構図が本番の6分の1だった場合。
   構図に4センチ方眼を作ったら、
   本番の紙には、24センチ方眼を作る。
6、準備デッサンを入念にしておく。
7、構図を本番用紙に写す(構図の物体の
線が、先程の方眼の線と交わる点を目印に
して、その点と点を結んで写していく)
鉛筆で写して、それを絵の具でなぞる感じ。
8、正確に写したら、構図に色鉛筆で塗った色の暗い色を、本番の紙に塗っていく。(この時、画面
の一番暗い部分と明るい部分を決めておくと、
失敗しにくい。)
9、手順0の制作計画通りにすすめる。


以上です。
・・・まぁ、絵に、成功、失敗っていう事
を考えるのもどうかと思いますが。

制作途中に、遠ざかったりして全体を眺めて、
調子を整えていくのも大切な事です。
その辺は、経験がモノを言うので、一概には
いいきれないですが、大きな絵で一番躓きやすい、
転写、制作の計画に的を絞って書いてみました。

参考になれば幸いです。

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