見出し画像

アクリル絵の具を始めるのに必要最低限の道具


アクリル絵の具を始めるにあたって、一番迷ってしまうのが道具でした。画材は、使い始める前は高価にかんじます。絵の具の良さが分かるまではなおのことです。

なので、今日は、最初はどんな道具があればいいかをご紹介します。

また、私がいつも使っている色もご紹介しますので、色を揃える時の参考になれば、幸いです。

アクリル絵の具を始めるのに、最低限必要な道具は以下





筆洗→

筆を洗うために使います。
小学校などで使った、プラスチックの、仕切りのあるタイプは安くて、最初はお手軽です。
陶器の物もありますが、少しだけ高価です。
しかし、重量があるので、水を入れた状態で
安定し、倒れる心配がほとんどありません。
どちらでも構わないですが、プラスチックの
物でも、十分使えます。

筆→


筆は水彩風の表現をするなら、穂先の柔らかいものを、油彩風の表現をするなら、穂先の硬いものが便利です。アクリル絵の具は、筆の穂先を、固めて傷めてしまう場合があるので、筆は、ナイロン毛か、ナイロンと動物の毛が混ざった物がよいでしょう。
筆の大きさは、2、4、8号の平筆0、2、4、8号の丸筆があれば、10号位の絵までは、楽に対応できますが、私の場合、平筆の登場回数が多いので、最低限必要な筆となると、上記の平筆と、0、2号の丸筆があれば、細部の描き込みにも十分対応できます。
私はヴァン・ゴッホというメーカーの筆を使用しているので、サイズ表記が違うので、割愛します。




ぼろ切れ→

ウエスともいいます。絵の具を拭き取ったり、画面の絵の具を伸ばしたりと、用途多彩です。画材屋さんにも売っていますが、着古した綿のTシャツの方が、経済的です。

パレット→


絵の具を絞り出す仕切りのついたものは、使わない方が賢明です。絵の具が乾いてしまうと取れなくなり、すぐに使えなくなってしまいます。ペーパーパレットという、表面がツルツルに加工されている紙が何枚も重ねた状態になっているパレットがあるので、それを使うといいと思います。紙の表面が絵の具で完全に汚れきったら、一枚一枚剥がして使用していきます。F4か、F6の大きさが便利です。
また、そんなに何回もアクリル絵の具を使うか分からない、という方は、トレーシングペーパーや、ティッシュの空き箱の裏を使うのも、一つの手でもあります。絵の具が中々染みていかないので、一時的な代用品としては、そこそこ使えます。ただし、ペーパーパレットより、持ち運びにくかったり、絵の具に何回も水をかけても耐水性のパレットとして代用できるか、まではテストしていないので、使用する際は、下に染みていかないよう、十分にご注意下さい。




ペインティングナイフ→

様々な形状、大きさのものがありますが、ペインティングナイフで描く、若しくは塗る、という明確な目的がなければ、最初はなくてもそこまで困りません。必要最低限な道具といえば、そこまで必要ではありません。しかし、一つくらい持っておきたい、という方のために、少しだけ解説をします。
ペインティングナイフは、金属性のものと、プラスチック性のものがありますが、金属性のものより、プラスチック性の方が気軽に使えるかもしれません。アクリル絵の具は、乾くとほぼ耐水性なので、慣れないうちは、絵の具が固まってしまって、すぐに使えなくなる可能性があるからです。使用時に、固まるまでに直ぐに洗う、若しくは絵の具を取り除く事に気をつけていれば、耐久性でいえば、金属性のものでしょう。


水差しやスポイトや、霧吹き→

必須ではありませんが、いずれかは、あると、制作に便利です。アクリル絵の具は、パレットに出した瞬間から乾きはじめるので、霧吹きや、スポイトで、少しだけ絵の具を湿らせておく必要があるからです。




霧吹き→

適度に絵の具を湿らせるのに便利。しかし、パレットを手に持って制作をすると、パレット上で、水分に溶け出した絵の具同士が、微妙に混ざってしまうことも。。。




水差し→

適度に絵の具を湿らせるのに便利。しかし、パレットを手に持って制作をすると、パレット上で、水分に溶け出した絵の具同士が、微妙に混ざってしまうこともあるのは、霧吹きと同じですが、パレット上での混色をする場合、好きな練り調子にできるというメリットもあります。また、多量に同じ色を溶く時に、絵の具を絵皿等に出して私は使用します。その際、少しも色の入っていない水を、手軽に調達できます。
私は、最初は、霧吹きと水差しを使っていましたが、現在は、水差し派です。水差しは、画材屋さんでも、ホームセンターでも売っています。画材専用でなくてはならないということもないので、ホームセンターと画材屋さんの価格を比べて、安価な方を選ぶと、よりお得に画材を揃える事ができるでしょう。




絵の具→

私の使用しているものを後述します。前回も書いたように、プロ用でも、そうでなくても、最初は大丈夫です。




紙、キャンバス等


描くために使用します。

必要最低限に絞って解説してみました。

ぜひ、アクリル絵の具で、色々な世界をえがいてみてください。

サポートお願いします。画材・個展・グループ展の活動費などに、大切に使わせていただきます。