9.12

ポレポレ東中野へ。

荒野に希望の灯をともすを鑑賞。
中村哲氏のドキュメンタリー。
悲劇的な最期を迎えられてしまった偉人ではあるが、決して悲劇性を前面に押し出すことで視聴者の同情を買うような作りにはなっておらず、真摯に中村氏の功績を追ったフィルムになっていたと思います。
書籍を読んだり(といっても1冊ですが)、ラジオ等でお話は聞いていましたが、こうして映像として見ると如何に彼が行ったことが偉業と呼ぶに相応しいかが伝わってくる。

人々には思いがあり、立場があり、社会があるため、彼の行いを認められない人もいるだろう。疑いの目を持って見てしまう人もいるだろう。自分達の正義のために反する行為をする人もいるだろう。
それでも、これだけ世界には「生きるための知恵」が培われてきたというのに、それが活かされず人が死んでいく。或いは明確な殺意を持って無慈悲に命を奪うと言うことが、どれだけ悲しいことか。

自分が何かを残すとしても、人を生かすものを生み出したいと思うのでした。

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