2.24,25,26

新日本プロレス札幌2連戦。賛否両論で荒れているようではありますが、個人的にはかなり満足しております。

永田ザックの巧みな応酬。
タマ・トンガファミリーとも言えるGODの仲間とのラストマッチでは、もう出し切ったと思われた感動が再び。
CHAOSメンバーが勢ぞろいしたオカダラストマッチの多幸感(YOHはバックステージだけでしたが)。
そのYOHが、卑怯な手で王座を簒奪したSHOからベルトを奪って逃げるという人を食ったような展開。
裏でデスペさんが割を食っているのは、可哀想……。デスワームなんて名前を出してしまったのが良くなかったのかもしれない……。
マット・リドル、ニック・ネメスという新たなスーパースターのお披露目。
オーカーン対オカダがなかったのは残念なモノの、後年、オカダが帰国した際に組まれた時にエモくなるので、それはそれで。
UEの若手も生き生きとしておりましたし。

そしてLIJとJ5Gの対抗戦。
BUSHIさんもTAKAも普段の枠から飛び出したプロレススキルが表現されていて、もっと普段からこういうのを観たいと言う気持ちにさせられてしまう。
二日目、個人的メインだったのが第二戦のDOUKI VS ヒロム。
Jr王者ではないものの、紛れもなく新日Jrトップのひとりであるヒロムに対し、ここ何年もの間、マイルドな言い方で活躍が控え目だったDOUKIがついに直接対決。その試合内容は期待通りのもので、ヒロムの格が落ちることなく、DOUKIの潜在的な魅力が大いに発揮されておりました。コンクルソ優勝者という裏打ちがあるからこその、最後意地と力で持って行ったのデ・ラ・ルナの説得力……。
試合後のバックステージも、まだまだ上を目指す意識が強く感じられるものであり、今年のBoSJは期待ができるのでは!
ヒロム、石森、デスペという三本柱にSHOYOHワトDOUKIコナーズモロニーといった若手がどんどん食い込んでいけば、新日Jrは益々盛り上がりそうですね!(不安要素としては、BCWDメンバーが継続契約されているのかどうかというところですが……)

一方、個人的疑問だったのがタイチ鷹木戦。
試合内容は申し分がなく、今のタイチ鷹木の魅力が詰まった良試合ではあるのですが……。YouTubeのチャンネル削除を賭けた試合という建前が本当に良くなかった結果に繋がったと思っております。
試合前は、タイチが大切にしているチャンネルだからこそ、敗北して失うことで愛を忘れた聖帝に戻ってくれていたら……という期待もあったのですが、まさか試合後に「チャンネル消さずに良い」という展開にするとは。特に次の辻上村による敗者髪切りマッチで、若手が覚悟を決めてズバッと髪を切ったというのに、先輩である彼らがそんな結末で良いのかと……。
だったら最初から賭けるなと思いますし、その話を持ち掛けられても受けるな、という話に思えてしまう。チャンネル賭けるという話になった時点で、タイチが「バカ野郎! 視聴者の皆さんと一緒に育ててきたチャンネルだろう! 俺とお前だけの勝負じゃねーんだよ!」とか言い返してくれていたうえで、鷹木が「いや、俺はそのくらい賭ける覚悟だ!」からの、タイチ勝利で「俺はお前がチャンネル消すことは許さねえぞ」だったら、タイチは一本筋が通った言い分となるので、ユーチューバープロレスラーとしてもう1ランク上に上がれたのではないかな、と思ってしまうのです。
そこまでしていれば完成度が高まったように思えたのですが、結局ちゃんちゃんではあまりに茶番ではないかと……。辻上村との覚悟の重さが全く違うように見えてしまったことからも、魅力が落ちてしまったように自分には感じてしまいました……。タイチは良い選手ですしチャンネルでも視聴者との距離感に気を使って楽しい配信をしようと心がけているだけに、勿体なく思ってしまうんですよね――というのは、あくまで自分の感じ方であり、知人からは「最後の最後で気持ちが変わるのも人間らしさ」と言われ、なるほどと納得できる部分もあり。こういった様々な意見を語り合えるのも、プロレスの面白いところ。世界の広がりを感じる。

辻上村は既に触れてしまいましたが、上村の敗北、そして髪切りという決着。この二人の戦いは凱旋以降何度も繰り返されてきていることもあり、互いの切磋琢磨と裏をかこうという意思が感じられる安定した良試合が生み出される。その中に、髪切りというアクセントが加えられたことで緊張感も増して上に、時間制限ギリギリまでかかりあわやドローかと思われてからの――! という熱さが。

そして内藤SANADA。
内藤は冬の札幌に適応しきれていないのか、ややコンディションが落ち目? なような印象。その中でSANADAは良い動きを見せており、これはSANADAが勝って旗揚げ記念日でSANADA SHOのリベンジマッチか!? ――と期待してしまったのですが、残念ながら内藤の勝利に(自分はSANADA SHOを贔屓しているので、その辺りはご了承を)。

個人的にはこの試合(というかSANADA)は、酷評寄りなのですが、その理由はやはり何も言わなさ過ぎたところかなあ……と。
あれで勝っていれば「言えないくらい集中していました」とか、言い訳が効くんですけど。負けたら何にもならないじゃないですか……。 そこで内藤SANADAの舌戦、或いはイデオロギー闘争にも似た、矜持の押し付け合いがあれば、試合内容に上乗せされたのではないか……と。
札幌メインを見事に構築できるのに(しかも攻めも受けも見事な技術と、インテリジェンスで)、それが「凄かった」に見えてこないところが、SANADAの昔からの大きな課題のようにも見えてしまう(個人の感想ですので!)。SANADAの秘めた熱量が秘められすぎていて、観客に伝わってこないために、チャンピオンの器と言われると疑問視されてしまう。 以前は二番手の立場だったので、そこがマッチしていたのですけれど、J5Gになってチャンピオンになったのに、いつまでそのポジションにいるんだというのは、SANADAファン共通のやきもき具合ではないかなと思ってしまいます(主語を大きくするな)。

一番、SANADAが熱かったのって、ホールでの内藤戦『前』なんですよねえ。 あそこでタイチと抱き合って、肩車されたまでは良いのですけれど、あれは前の『内藤越え』の余熱が残っていたからにすぎないので。 そこでもうひとつ跳ねあがれなかったのは、勿体なさを感じてしまう。

ただ、試合後にインスタで発した「スタート地点に立った」という言葉。ここからの再起、期待しております!


札幌二連戦は終わり、次に続くは旗揚げ記念日。
勝利した内藤とSHOのBSでの舌戦では内藤が勝利。

二人の間には、昔は仲良かった時期もあるようなので、そういった歴史を知っている人からしたら、もっと感じ入るものが違うのだろうなあ。


旗揚げ記念が終われば、ついに始まるNJC!
https://twitter.com/njpw1972/status/1762024802016268654

あれ? あの選手は? というのはありますが、どのブロックもまたハズレがなさそうな、誰が勝ち上がっても不思議ではない面白そうな試合ばかり。
予想……予想は…………~~~~~~~もう少しアレコレ考えたいと思います。


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