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RTA in Japan Summer 2023 のボランティアをやったメモ



ボランティアの応募と採用

 RTA in Japanを見始めたのが2019年冬、その後はコロナ禍でオンラインのみとなり、2022年夏は応募したものの不採用、2022年冬は視察旅行を入れたため未応募で、今回の2023年夏が初めてのボランティア採用でした。採用発表当日、たまたまDiscordを開いたらボランティア関連のチャンネルが見られるようになっていて、なぜ???と思っていたら権限付与のお知らせがありました。それでも得体の知れない人がなぜ採用されたのかは分からないのですが、平日をたくさん可能にしたのが要因かもしれません。
 担当は現地ボランティアの技術・セットアップ。走者の方とかを誘導し、機材とかを繋げたりする役割です。

 私は一応RTA走者ではありますが、ボランティアへの応募の動機はRTA云々というよりも同接10万のイベントがどのように動いているか覗いてみたいというものでした。イベントを支える人、支えている機械、そして次々に配信を捌く仕組み。人やモノがどう動いてどう対処しているかを観察するのは本当に楽しいですし、工夫が効果的にいっているのを見ると嬉しくなっちゃいます。
 あとは現地観戦がコロナ禍の影響で1日単位で事前応募・抽選となったのに対し、ボランティアは全日程フリーパスだからというのもありました。生観戦は同じ趣味を持つプレイヤーと観客が一体となる感覚がたまらないです。結局、今回は客席ではほとんど見ていませんが。

開催まで

 ボランティアの担当時間を確認した後、たまたま担当になると思われるボボボーボ・ボーボボのセットアップについてチャットの書き込みをしている同時間帯担当ボランティアの方がいたため、やりとりをしました。言及があったJAWSの動画を見て、RiJではどうやるんだろうと思いました。
 なんとなく人となりが分かるかもと思い、担当になる時間帯あたりの現地ボランティアや走者の方のTwitterを探したり、過去や今回のセットアップのマニュアルを読みました。私の配信環境はGV-USB2だけで事足りるので、例えばRetroTINKなど見たことすらなかったし、かなり複雑に機器が接続されていましたが、なんとなく理解はできました。
 あとは担当になるあたりの走者のRTAを見たりして予習。難題はやはりボボボーボ・ボーボボと思われました。

開催初日と2日目

 とりあえず初日は不審な見知らぬボランティアに対する警戒度を下げるため、オープニング直前に現地入り。ボランティアや運営の方に挨拶したり、ボボボーボ・ボーボボの件をちょっと確認。セットアップなどの様子を勉強し、新しい会場を観察。会場は前回よりとても広くなっていて、慣れるまでは迷路の様でした。チュウリップが始まった辺りで退去。
 2日目にも行って無敵時間様に挨拶など。担当ゲームの詳細なセットアップを簡単にシミュレーションなど。3日目はお休み。

ボランティア担当日(開催4~6日目)

 担当時間的に昼食を取る時間がないと予想されたためお菓子を持ち込みました。名刺を頂いた方には自分の名刺代わりにそれを渡しました。

 私の名前はこの和菓子店から取ったものです。名刺代わりなら「かのこ」が良いですが1個ずつの包装ではないので自分が食べるのも人に渡すのも色々と面倒です。あと私の中で鹿乃子は「あんみつ」です。

 本当は色々な人と話してみたかったのですが、普段はまったく違う界隈にいるためRTA関連で知り合いがいないですし、すごく緊張していましたし、とにかくタスクを確実にこなす方に力を入れました。ボランティアリーダーの方だったり、他のボランティアの方にもサポートしてもらったおかげで流れを掴むことができました。
 懸念事項だったボボボーボ・ボーボボはスクリーンを背にして設営することが決まりました。走者ともコンタクトを取りつつ、関係者の総力戦で設営しました。配線がギリギリな部分もあったのでハラハラしてましたが、ゲームが始まったら次のゲームのセットアップに行ってました。始まる前に解説の方には念入りにここ危ないですから気を付けて下さいと言っておいたので、壊滅的な事故は起こらなかったようです。

心残りとか

 RiJは可能な限り走者などの要望を叶えようと考えているように感じます。
 私はある走者の方に、ちょっとこうしてもらえますか、と要望を受けたことがあり、それに対する策をその場の関係者などに提案して対応してもらい、要望を実現しました。こうしたちょっとした対応はいくつかあって、配信がもっと面白くなればという気持ちで皆やっていると思います。たぶん。
 これは反省事項でもあり、走者や解説の方はもっとこうしたいと思っていることがあって、それをもっと拾ってあげられたのではないかとも思います。
 今回は本開催では初めて走者卓を2本作る体制を構築し、配信している間に次の準備を余裕を持ってやることができるようになりました。かつてとは違い、「迅速に」セットアップすることはそれほど優先事項にはなりません。ちょっと前から準備すれば今の配信が終わる前にセットアップは普通に終わります。だからちょっとの無茶ならその場で対応できる余裕があります。走者・解説者の方がより楽しく走ってくれること、観客が面白くなることならすすんでやっちゃう人がいっぱい関係者の方にはいます。たぶん。
 だから走者や解説者の方に一番近く接していた立場として、もっと引き出してあげれたのではないかと思ったりもします。

 あとは、最終日くらいになると少し余裕も出てきて走者や解説の方に話をしてみたり、他のボランティアの方と少し話したりできましたが、やっぱりもっといろんな人と話しておけばよかったと思います。喋る人なんですけど、それ以上に人見知りです。開催3日くらい前にはなんで応募したんだろう?とか考えてました。

 とりあえず頑張って日程を合わせて冬も応募しようと思います。頑張って日程を合わせる価値がある体験であったのは間違いないです。
 今回は役割的に走る直前や走り終えた直後の走者や解説の方が身近にいて、様々な表情を見ることができました。人の感情が動く瞬間はとても美しいものです。


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