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星野みなみちゃんの卒業と信頼

星野みなみちゃんが乃木坂46を卒業した。本当におめでとう。

私は星野みなみちゃんが好きだった。いつも暖かくて、優しくて、人を真っ直ぐに見ていて、大好きな人を大切にできる人だなぁと思っていた。

浮いている人がいるとき、なんとなくその人には積極的に話しかけなかったり、なんとなく嫌な空気が流れているときにそれを自分からは崩そうとしなかったり。あぁ嫌だなぁこの空気、そう思っても変えるには勇気が必要だったり。

でも、星野みなみちゃんはその空気をしなやかに、でも全力で吹き飛ばせる人だなぁと感じた。「こっちにおいで」「隣においで」「一緒にやろう」そういう優しい言葉を相手のためではなく、自分のために発せられる人だと思った。「私が隣に来て欲しいんだよ」「私が一緒にやりたかったんだよ」

そして、誰のことも責めない。空気を変えられなかった人のことも「どうしたのー」と一緒に包み込んでくれるような人だと思った。

星野みなみちゃんのことを多く知っているわけではないけれど、「自分の大切な人を大切にする」そんな芯を感じられた。

かわいいだけじゃない、優しいだけじゃない、明るいだけじゃない、そこに強い芯があって、人のことを本当に大切にできる人なんだろうな、と感じた。星野みなみちゃんを見ているだけで、そんな彼女の姿を見ているだけで本当に癒された。私もこういう人になりたいな、と憧れた。

いろいろあったけど、それでも彼女の優しさの軌跡はなくなったわけじゃない。批判もされていて、その気持ちも分からなくはないけれど、それでもやっぱり私は彼女の素敵なところを忘れたくない。

その反面、信頼を失うとは本当に一瞬のことなんだなとも感じた。たぶん、信頼を失うときは築き上げてきたものの大きさに依らない。

私は星野みなみちゃんに、誰も傷つけない真っ直ぐな優しさを教えてもらった。そんな人に私もなりたい、と思うたびに星野みなみちゃんの優しい笑顔をきっと今後も思い出すだろう。

どうか、彼女のこれから歩む道が幸せいっぱいの花道でありますように。


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