私とシャニマス

多くの方ははじめまして、そうでない方はお久しぶりです。かのかです。

はじめに

今回、筆をとったのは私の担当である三峰結華周りの騒動が、今日ひとつの決着を迎えたのが理由です。今の自分の本心がどこにあるのか、どんな気持ちが一番大きいのか、これから自分はどうしたいのか。

いろんな考えや気持ちが渦巻いていますが、これまでの自分の歩みや考えを文章という形にすることで、整理したくて書いています。

最後までお付き合いいただけたら幸いです。

サービス開始当時の私

シャニマスが始まった頃、私は他に入れ込んでいるゲームがありました。「グランブルーファンタジー」です、別ゲーの知り合いの騎空団に所属して日々マルチをこなし、武器を集め、古戦場では有給まで使っていました。なので「アイマスの新しいゲームが出るらしい」程度の認識でした。

アイマスPとしての私

アイマスシリーズにはシンデレラガールズから入りました。前述のグラブルでもモバマスとのコラボがあり、当時は「別のゲームをプレイすることで特典を得る方式」が一般的だった(今は規制が変わってる)ので、モバマスもたまに触っていました。その後デレマスのアニメが始まり、「スターライトステージ」をプレイし始めました。

ただ正直な所、私は346プロのアイドルで「この子はやべぇ!!」とハマれるほどのアイドルに出会えていませんでした。アイマス界最大のアイドル数を誇る346プロにおいてそうだったので「アイマスは自分の好みとは合わないのかもなぁ」なんて漠然と思っていました。

シャニマスとの出会い

ログイン画面で確認したら今日で996日目でした、つまり私がアイドルマスターシャイニーカラーズを始めたのは1周年が間近に迫った2019年4月8日。ただこれは「アプリをDLして起動した」というだけで、まともにW.I.N.G.をプレイしだしたのは、ここから更に半年ほど経った9月前後だったと記憶しています。

始めるきっかけになった理由はいくつかありました。

まずは「グラブルの引退を考え始めていたこと」です。長くなるのでざっくり言うと「システム面の改修で今のプレイスタイルではついていけなくなりそう」だったからです。

次に「シャニマスが完全新規だと知ったこと」です。他のアイマス作品からの派生なのかどうかすら知らずにいましたが、どうやら新規の作品で「今からでも余裕で追える」と知ったのが大きかったですね。

最後に「ビジュアルが気になる子が出てきたこと」です。1周年で新ユニット「ストレイライト」の加入が発表され、Twitterで画像がいくつか流れてきていて、その中のひとりに目が留まりました。

画像1


「芹沢あさひ」です。パッとひと目見て「あ、クールそうでカッコイイ」という印象だったんですが、それは10秒後に聴いたサンプルボイスで「あ、めちゃめちゃ元気っ子だった」と改められることになります。そしてせっかくだからと、私は当時19人いたアイドル全員のプロフィールと声を聴いてみる事にしました。

三峰結華に出会った私

画像2

私がキャラクターを好きになる大きな要因として「声」があります。もちろん性格、見た目、設定も大事ですが、いろいろな方と話をしている中で私の中の「好き」に占める「声」の割合は他の方よりも大きいんだろうと感じます。

見た目でいうと私はツインテールはどちらかといえば苦手だし、眼鏡っ子の属性もない、でも声がとても耳に心地よくて、最初にプレイすることにしました。

三峰結華の当初の触れ込みや評判は「美人で気立てが良くて、茶目っ気があって、Pをからかったりする、サブカル系女子」ですが、私は先程載せたプロフィール画面やW.I.N.G.シナリオで「この子は表と裏、というより他人に見せていない面がとても多い子なんだな」と感じていました。

大きな理由が「一人称が苗字なこと」です、非常にメタ意識が高くて自分自身を客観視する、他人からどう観られているかを常に気にする性格。相手に見せる面を自分で選んで、見せたくない部分を隠すのに長けています。

ただその脆さが露見したのが【≠三峰結華】でしたね、生来の理詰めの思考回路がゆえに理外の一手が指されて、簡単に崩れました。

これは余談なのですが、三峰を担当される方は彼女に「共感」して好きになっている方が多いと感じます。私自身も「ストーリー・ストーリー」での彼女の立ち回りを見て、身につまされる思いでした。感情よりも理論を優先し、最短で成果を上げようととった行動が、裏目に出る。つらい。

私の周りだと「三峰担当Pはプロデューサーとして三峰を好きになってるっていうよりも三峰に自分を重ねてるから、どっちかっていうとシャニPにガチ恋する節がある、あんな風に的確に心情を察されたら惚れるわ」なんて話が出ます。

その後も感謝祭、G.R.A.D.、ソロ曲、LPと私は三峰結華というキャラクターにはまっていきました。見る専だったpixivでSSなんて書き始めたりもしました。自分でもびっくりです。

アイマス界における「推し」に出会って楽しく日々を過ごしていました。

10月の騒動

皆さんご存知だと思います、三峰結華の担当声優であった成海さんの件。

私はずっと嫌でした、騒動そのものよりも、周りの空気が。完全にハリポタの「名前を言ってはいけないあの人」状態でしたね。その話題を出す人間は”悪”とされるような雰囲気。「バンナムが何も言わないんだから、自分らが何を話しても無駄だよ」というのは超のつくド正論ですが、それは百も承知で「今後どうなると考えていて、どう思うのか」って話を私は周りに聞きたかった。

でなければ「今後シャニはどう展開していくのか」とか「次のガシャは?シナリオは?ライブのセトリは?」なんて話も全部「運営が言うまでわからないんだから、そんな話をしても無駄」ってことになります。

あとは「不安に思っているのが自分だけじゃないんだ」と安心したかったのもありましたね、いつものように普通にTwitterなどでやりとりをしているフォロワー達を見ては「こんなに不安がってる私が異常なんじゃないか?」って感じていました。

今回の決定

本日付で、スターダストプロモーション声優部からの成海瑠奈さんの引退発表に続いて、アイマスからも正式に声優変更のお知らせがありました。

「多分そうなるだろう」と思っていたし、その対応に理解も納得もできます。後任が誰になるかはわからないけど、声優としての大きなチャンスであると同時に、並大抵の重圧ではないことも想像に難くありません。

覚える歌もダンスも多いしL'Anticaとしての世界観や空気感を、今から自分のものにするために費やしていく時間と労力は、膨大なものでしょう。後任に決まる方には頑張ってほしいと願うばかりです。

最後に

成海瑠奈さん、今までの全ての演技、パフォーマンス、素晴らしかったです。成海さんが演じ三峰結華が紡いできた言葉は、私の心にたくさんの共感を、時には戸惑いを生みました。歌やダンスは、たくさんの感動と興奮をくれました。ライブは時勢が悪く運もなくて、一度も現地で観られなかったことが、心残りです。

音声が収録されていないイベントでも、台詞を見れば今も声が聴こえます。きっとこれからも、ずっと。

私は、三峰結華という女の子を、この先も変わらずに応援していきます。


ただ


『ねぇPたん――――』


そう呼ぶ彼女の、貴女の声を、もう聴けないということが


ただただ、残念で、哀しい。

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