【シャニマス】よりみちサンセット(OFF VOCAL)の話

はい、あけましておめでとうございます。かのかです。

去年はふたつしか記事書いてないので、今年はもうちょっと書きたいですね。「うおお~~この感情どっかにぶつけないと寝れね~~!!」ってくらいにならないと書き出そうとしないのがよくないですね、もっと気軽に書いていきたい、ということで今回はこちら。

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 ようやく届いた「オフボーカルコレクション」です。隣にある283フェスのCD付きポスターと一緒に頼んだからちょっと遅れちゃいました、毎回バラバラで頼むと送料や手数料が嵩むので仕方ない……

よりみちサンセットがめっちゃ好き

 私が初めてnoteを書いた曲は「拝啓タイムカプセル」ですが、そもそも「よりみちサンセット」が刺さっていたから刺さったんですね。もしよければこちらも読んでいただけると嬉しいです。

「よりみちサンセット」が刺さった理由を説明するために、私自身の過去のお話をします(隙あらば自分語り)

超遠かった小学校

 私は片道2km程ある小学校に通学していました、結構遠いです。自宅が学区を区切る道路沿いにあったせいで、徒歩5分の距離に隣の学区の小学校があるのに遠い方の学校に通うことになりました。

 朝は通学班で登校しますが、帰りは学年で終わる時間が違うので同級生と帰ります。よく「帰ったらアイツん家な!」と約束していましたが家が遠い私は帰ってすぐ友達の家に向かっても、あまり長くは遊べません。なので”帰り道が友だちと遊ぶ時間”でした。

お喋りしたり、石ころを蹴飛ばしたり、ちょっと良くないんですが本来の通学路からちょっとはずれた道を通ったりしながら帰っていました。途中で家が学校に近い子から順に「ばいば~い」と別れていきます。最初は10人くらいいてもだんだん減っていき、最後10分くらいはいつもひとりでした。「もっと皆と遊べたらなー」と思ったものです。

曲を通して気づいた過去の自分の感情

「よりみちサンセット」を初めて聴いた時は「めっちゃ良い~!好き~!」とテンションが上り果穂ソロでは涙が出ました。ただ、なんというか「刺さり過ぎてる」という自覚があって、果穂ソロがここまで刺さる理由がよくわからなかったんです。

幼い頃の自分はひとりで帰っている時「ずっと帰り道が続いたらいい、そしたらもっと遊べるのに!」という、「もっと遊びたい」気持ちが大きかったです。しかし果穂の感情が刺さる理由を考えていったら「そっか……あの時の自分は、きっと”淋しかった”んだ」と気づきました。遊びたい気持ちが勝っていたというより、無意識に淋しさに蓋をしていたのかもしれませんね。

ここを是非、聴いて欲しい

 さあ、前置きが長くなりましたがようやく本題です。

Cメロ、再生時間”02:50”から果穂のソロが始まりますがこの時のドラムに耳を澄ませてください、イヤホン・ヘッドホンの方は右耳に意識を向けてください。

「よりみちサンセット」は少し切ない歌詞ながらもメロディは楽しそうです、しかし果穂のソロではずっと跳ねていたドラムがグッと抑えられ、クラップも止まります。そこから聴こえてくるのがクラッシュシンバルのボウをスティックの先端で叩く、高い「チーン、チーン……」という音色。この音が”02:50~03:01”までの12秒間で12回鳴っています。

「時間が止まればいいのにな」の歌詞の通り、果穂は今のまま時間が止まって欲しいと願います、しかし果穂自身もそれは叶わない望みである事をちゃんと知っています。ひとりでどんなに目を閉じて耳を塞いでも、頭の中に等間隔で響いてくる音の正体は”決して止まることのない時計の秒針”

そして果穂より少しだけ長く生きている4人は果穂の気持ちを汲み取って、「さあ行かなくちゃ」、一緒に行こうと、未来はきっと楽しいからと、優しく背中を押してくれます。ここで針の音が止むのは、果穂が”時間は止められないけど、皆と一緒なら怖くない!”と思えるようになったからでしょう。

最後に

 原曲では果穂の声に意識が向いてしまいがちなので、説明しても微妙に理解してもらえない時もあったのですが、オフボーカルならとてもわかり易いですよね。「とっくに気づいてたよ!」という方も是非この機会にオフボーカルを友人に勧めましょう。

私もまだまだ聴き込んでいない曲が多いので他にもオフボーカルを聴くことで、歌詞だけではわからない意味を読み取れたりすることもあると思います。歌がないことでイメージがガラッと変わるような曲もありますし。皆さんもそういうなにかに気づいたら、Twitterでもnoteでもブログでも書いていただけると助かります、私が。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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