星の数を数えたことあるのか?
君は推しとどう出会った?
この記事を書いている現在、Vtuber Postに登録されているVTの数は18,679人、Vtuber事務所は443件である。
この中で『所属なし』という条件を付けると16,726人。
もちろんVtuber Postに登録していない方達も居るわけで、実際に自分が興味を持っている方々の名前を検索してみると登録率は約75%と、思ったより多いな…。
中には専業謳ってる人もいるし、こういう販促機会をしっかり利用してるのは素直に偉いなぁと感心する。
さて、この16,726という数字多いと思うか少ないと思うか人それぞれだと思うが、配信者としては多いと考えるだろう。
そもそもYoutubeでVtuberというカテゴリーに絞って、且つVtuber Postを利用している人でこの人数だ。
この中から一人の配信者に出会うって、まさに奇跡。
そりゃあ紹介文に「私を見つけてくれてありがとう」って書くよね。
ということで、私が見始めた個人VTとの出会ったタイミングについて書いていく。
時間争奪戦
1日は24時間で、時間は不可逆である以上時間はすべての人間に平等だ。個人に与えられた有限の資源である時間、これを顧客に消費してもらうのがエンタメ業界最大の目標だと私は考えている。
今じゃタイパなんて言葉が生まれる程で、現代人には時間が足りない。ありとあらゆるエンターテイメント体験があり、生涯かけても消費しきれないコンテンツが溢れている。
スマホが当たり前になってから移動時間も有効活用されるようになり、歩きスマホしながらコンテンツを消費する状態だ(歩きスマホ駄目絶対)
VTの視聴時間もこれらの中に入る。数ある魅力的な体験の中から、たった一人の配信者の配信に時間を使う。この機会を得るために、悩んでいるVTさんもたくさん居るだろう。
その悩みを拾い上げるように、Youtube動画には悩みに答えるHowTo動画が結構あり、しかも一定の再生数を獲得している。
さすがYoutubeなんでもあるな。この話は別の機会に。
例に漏れず、私にも時間は有限であるので最小限の労力で自分にフィットするVTさんを探すことにする。
必須項目
探すに当たって一番簡単なのは、今興味のある事をフィルターにする。
私の場合はゲーム実況で、今自分が最も興味のあるタイトルとして絞った。
絞った上でその動画を視聴するのに心がけたのは、個人VTで有ること、視聴者数・チャンネル登録者数に拘らないこと。
そして、喋っていること。
喋っている内容はなんだって良い、ゲームと関係ないことでもなんでも。
とにかく喋って、その声やその人の考えを聞かせてもらう。それは配信者からの挨拶みたいなもので、そういう情報が私に必要だった。
視聴を続けよう、コメントしようと思うのはゲームに対するリアクションや、自分の考えていることを喋ってくれているタイミングに湧いてくる。
ただ黙ってプレイし続け、コメントを待っている配信者は数分で視聴を辞めていた。
問答無用で視聴を辞めたのは縦型だ。ゲーム実況で縦型は本当に相性が悪い。ゲーム内容がほとんど見えない。論外である。
縦型配信するなら雑談にして欲しい、VTとの相性は抜群で、かわいいキャラがスマホ画面いっぱいに写っていて話しかけてくれる。
この配信形態は本当に良い、だが脳を焼かれる可能性があるので十分に気をつけてほしい。
さてここまで絞った先に視聴を続けるのは完全に個人趣向の問題。声のトーン、喋っているワードの相性、リスナーとの付き合い方。概要欄に書かれた制限の多さ。
配信者はコメントに対する自衛的意味合いで、こういうコメントは止めてね、っていう制限を概要欄に表記している事がある。
中には視聴者にこういう人で居て!こういう人以外お断り!と意思表示している配信者もいる。
元配信者の性なのか、初めて見る配信の概要欄は必ずチェックするようにしているが、視聴者のスタイルを束縛する制限が多いとげんなりする。
私の考えに合わない人は見なくて結構!と言われたら、じゃぁ見ませんで終わる。お互いそれが一番だしね。
でも配信者目線で見ると、この奇跡的な出会いの一発目から否定される、可能性を狭めるのはもったいないなぁとしみじみ思う。
あと、面白かったのは『リスナー同士の会話は禁止!』
VT界隈に潜って初めて見たローカルルールだ。しかも結構多くの人が記載している。
そのVTさんの配信スタイルがこの一文にすべて詰まっていると思う。
パーティーで主賓を置いて友達同士で盛り上がってたら気分悪くしちゃうし、自重しよっか!って気を使うアレ。
可愛らしいその子の個性として心に留めておこう。
文字通り星の数ほど居るVTの中から、偶然一人のVTの配信を開き、数々の条件(自分の居心地がよさそう)な人に出会うのは本当に貴重な機会だと思う。
視聴を続けていると別の側面が見えたり、何度行っても自分には合わないスタイルのコメントをする視聴者(古参)が居たり、企業所属になって配信スタイルが縛られたり、なんとなく居心地が悪くなると別のVTさんを見に行く。
熱心に推し活している人もいるけど、こう見るとやっぱり私の視聴スタイルは一歩引いたドライなタイプなんだろうなぁ。
参考リンク
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