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『崩壊:スターレイル』なら時間とお金がなくても壮大な RPGができる

2023年4月23日に配信されたゲーム、『崩壊:スターレイル』がめっちゃ面白かったのでレビューしたいと思います。

プロデューサーさんが配信前のインタビューの中で『崩壊:スターレイル』について、「少し軽めに触れる&運営タイトル」・(ターン制RPGであっても)「しっかりと良い作品を世に送り出せば、プレイヤーは自然と手に取ってくれる」という言っているんですが、この2つの方針が最も的確に『崩壊:スターレイル』を表してるなと遊んでいて思いました。

公開前にインタビューを読んでワクワクしてたんですが期待通りのクオリティとストレスのなさが最高なんです。

「少し軽めに触れる&運営タイトル」が忙しい毎日にクリティカルヒット

「拘束時間が多い事がよくあるスマホのRPGで少し軽めってどれくらいよ。」と半信半疑で触ってみたんですが…。

痒いところに手が届く感じに色んな意味でお手軽!

軽さって何?他人にも運営にもプレイ時間も課金も縛られない軽さ

軽さの秘密のひとつ目がプレイ時間も頻度も縛るものがほとんどないことです。

①プレッシャーのないソロゲーム

基本ソロゲームだから他のプレイヤーを意識する必要がゼロ。マイペースに遊べます。

ちなみに厳密はフレンド機能だけあります。一部の戦闘でキャラの貸し借りができます。ただ、貸出による報酬も少額ですし…「良かったらうちの子使ってね〜」くらいのものです。全くフレンド探しもしてませんし、ほぼ放置のフレンド機能だから強いキャラを育てなきゃというプレッシャーはゼロです。

他のプレイヤーと競う要素がないので、強い人がたくさんの報酬を貰えたり、ランキングを気にするすることもありません。他人と比較することなく弱くても気にせずストーリーを楽しめます。

②軽いデイリークエスト

デイリークエストを毎日やらないと皆に取り残されちゃうんだよなあ。って言うアレです。これの為にゲームを毎日開くことになります。
別のゲームだという20分以上かかって終わった頃には眠くて何も遊べずにデイリーだけしてる謎のゲームもありましたが…

  • 開拓力(スタミナ)消費は数分。トイレに入ってる間に済ませられます。

  • その他も好きに遊んでるうちにクリアできる簡単な内容です。
    デイリークエストの為にやりたくもないクエストをこなす必要はほぼないです。

時間的に短いだけでも嬉しいけど、さらにソロゲームだから誰からのプレッシャーないので
今日できなくても明日できなくてもやりたい時にやれば良いじゃないくらいだからありがたいですね。

③秒で止められるターン制RPG

ツムツムっていうお手軽なパズルでも1分〜1分半の拘束時間があり「手を止めたら稼いだポイントが無駄になる」と迷う瞬間があります。

でもターン制RPGだから戦闘中に急に息子に話しかけられても秒で手を止めれます。
コレがめっちゃ有難い!子どもの「みてみて!」を放置するのって罪悪感あるんですよね。

④時間限定のイベントがない!

ギルド系のゲームやMMORPGだと「○時集合で一狩り行こうぜ」とか「○時にボスが出現するから狩りに行かなきゃ!みたいなのがあったりして…

初めは楽しいし、団結感がクセになるのですが…。縛られる。縛られる。だんだん生活を窮屈にさせていくし、家族も放置しちゃう。

子どもが出来てからは決まった自由時間がないに等しい私には絶対ムリなやつなんですが…

バージョン1.0時点で、時間限定イベントがないのがいいですね。

1週間のうち、いつでもいいので暇なときにしてね〜くらいのやつはありますけどそれなら手が空いた時にできます。

⑤課金もマイペースに!

強い人が凄いゲームじゃないので…。ストーリーを楽しめるだけの強さがあれば充分なんですよね。無課金や微課金で揃えたキャラで充分ストーリーは楽しめるので…

強くなるために課金しなきゃ!

っていうのもあまりないです。ただ、あまりの楽しさに感謝して微課金したくなる瞬間はありますけどね(笑)

微課金さんが課金するとすれば30日で610円とか
あとは1220円でレベルアップ報酬のグレードアップ⤴️

軽いって何?敷居が低くてその日から楽しめる軽さ

とにかくプレイを始めるにあたっての敷居が低いタイトルですので、あまりゲームに触れてこなかった方にも手に取っていただけるタイトルなのではないでしょうか。

引用元: https://news.denfaminicogamer.jp/interview/230425q/amp#

軽さの二つ目は敷居の低さです。スペックさえあればその日から楽しめます。

①ターン制RPGで誰でもすぐ楽しめる

このゲームは流行りのアクションではなく、ターン制バトルを採用しています。ココは賛否両論あると思います。私は断然ターン制が好きです。

『崩壊3rd』を制作していた頃に、ユーザーから「アクションの操作の難易度が高くてプレイできない」という声が上がっていたのも大きいです。

引用:https://news.denfaminicogamer.jp/interview/230403a

コレまさしく私の事です。『原神』もやってみて凄いゲームとは思いつつも進めなくなって挫折😭

昔はMMORPGもやってましたが、プレイヤースキルを身につける時間がないんですよね。

その点、ターン制RPGのいいところははじめたその日から勝てる!勝てなくてもステータスを育てたら勝てる!強敵にも育てたら勝てる!!

プレイヤースキルという意味でゲームのハードルを凄く低くしたと思います。

②オート戦闘・倍速で楽チン

一部の戦闘(ボスなど)を除きオート戦闘が使えます。雑魚や周回はオートで楽々です。
また倍速機能もあるので軽快に遊べます。

オートでサクサクです。

③『原神』や他のRPGに繋がる育成システム

HoYoverseが作ったゲーム『原神』と育成システムが酷似しています。名前が違うだけなので新たに覚える必要がありません。

原神はさらっとしかしてないので殆ど忘れていた私でも「どこか違うゲームで似たようなシステムあったなあ」とすぐ覚えれました。

この敢えて原神と同じシステムなのも新しいゲームをはじめるハードルを下げてますよね。

光円錐(こうえんすい):装備品スキル付きのカード
軌跡:いわゆるスキルツリー
遺物:装備品
星魂(せいこん):キャラが被ると強化されるやつ。

④スペックさえ足りてればバグが少なくストレスなし!

初日から遊んでいますが…
一切バグに当たったことがありません。

スマホゲームの配信初日ってサーバーが落ちたりしてメンテメンテ延々メンテみたいな事が多いんですが…。ノンストップで遊べて感動しました。

ただし、容量が中々大きいので10GB以上は余裕を見た方がいいです。※スマホの場合

『しっかりと良い作品を世に送り出せば、プレイヤーは自然と手に取ってくれる』と感じさせるクオリティの高さ

軽さだけじゃ楽しくありません。クオリティも今までしたゲームで最高のだと思います。

①映像のクオリティが凄い

『原神』でも素晴らしいと言われたアニメ調グラフィックが更に進化しています。本当に迫力があって美しいです。

しかもムービーではないはずの部分もまるでムービーみたいなんですよね。
細かく動く表情や手振り身振り、またリップシンク(言語に合わせて口が動く)という新技術の効果で動く動く。物語にどんどん引き込まれていきます。

サブクエの1場面。フルボイスでアニメみたいでしょ
サブクエの一枚絵です。美し〜

②戦闘中のアクションも見応え充分

全てのキャラの戦闘中のアクションが魅力的。
必殺技は迫力がありますね。かわいい技やかっこいい技。まだまだ見れてないキャラも多いのですが、いろいろ使ってみたくなります。

また、戦闘のテンポがいいのもあり、
攻撃ひとつスキルひとつでも飽きません。

カメラマンが下手すぎるけど
動くと
めっちゃかっこいいんです。

③音楽がいい!

たった一度イベント中に聴いただけで記憶に残るBGMがたくさんあります。

またら星穹列車の中に蓄音機が置いてありディスクを集めると音楽が聴けるようになります。
列車のラウンジのBGMに好きな音楽に変えられます。

今のお気に入りは出発の際に流れた『旅に出よう』です。

④テキストの多さと面白さ

メインストーリーは面白いのは当たり前なんですけど…。
プロローグがちょっと難解なのでサラッとスルーしといて1章からが本番!楽しい!1章からはザクザク進むしかないって感じですね。

サブクエもキャラや街中のキャラにも人生があると感じさせる面白さがあって。
私は軌跡シリーズのファンなんですが、こういうところは軌跡に近い部分だなと感じます。

あとはテキスト量がハンパない!人だけじゃなくてゴミ箱や街灯にも大量のテキストがあって…。とことんハマるならそこも制覇したくなる面白さです。

⑤世界観の素晴らしさ

ゴミ箱までストーリーがあるって話にも通じるのですが作り込みされてるなあ〜と感じます。

  • プロローグはSF感満点の宇宙ステーションが舞台

  • 1章はファンタジーな上層とノスタルジックな下層

  • 2章は近未来的な中華風の星?船?

章ごとに新しい星へ旅立つストーリーなんですが…
公開とともにわかった舞台だけでもバラエティ豊かです。音楽から服装、建物までガラッと変わります。

ヨーロッパ風の街並み

コレからどんな場所を旅できるのかワクワクしますね。インタビューによると1つの星作るのに1年かかるそうですよ。

未来の中国風?

個人的には星穹列車の雰囲気が大好きで…。子どもの頃に見たドラえもんの映画『のび太と銀河超特急』が大好きなんですが、まるであの列車に乗り込んだようで…。すごくオシャレでココでくつろぎたくなるんですよね。

ココでお茶してくつろぎたい

⑥やり込み要素が豊富でビックリする。

やり込み要素としていろんなものが用意されていて…

戦闘で強敵を倒すものもありますし…
あとはパズルがめっちゃ多い!どれも面白い!
しかも同じパズルの発展系ではなく、全然違うパズルが用意されてたりして…。

ルービックキューブみたいなのや。
真っ直ぐ飛ぶビームの向きを考えたり。
トロッコの線路を変えて荷物を運んだり。
あやとりみたいな糸で指定の形を作ったり。

あやとりみたいなの。
クルクル回して光ってる石を同じ影に持っていく
クルクル回して時計の9の針の位置に一本線を作る

とにかく1つの星にいくつもパズルが用意されてて圧巻です。何!?HoYoverseはパズル職人でも抱えてるの!?って感じです。

パズルを巡るついでに宝箱探しも延々マップを探し回ってますね。

10個戦利品(宝箱)があるはずなのに9個しか見つからない😭

どんな人に向いてる?

とにかくプレイを始めるにあたっての敷居が低いタイトルですので、あまりゲームに触れてこなかった方にも手に取っていただけるタイトルなのではないでしょうか。

引用元:[ターン制RPGが世界中で愛される理由とは─アトラス橋野桂氏と『崩壊:スターレイル』プロデューサーが語る、「人生すら変えるRPGの力」](https://news.denfaminicogamer.jp/interview/230425q/amp#)
  • FFや軌跡やペルソナなどターン制RPGをやって来たあなた。

  • 遊びたいけど、いつゲームをやれば良いか迷ってるあなた。

  • ギルドとかゲームの人間関係が面倒くさくなったあなた。

  • スマホしかなくても、パソコンしかなくても遊べる!

  • 具体的には子育て中のRPG好きママパパ❤️

  • 他のゲームの隙間にやる二つ目のゲームにも向いてるかも

  • 『崩壊』シリーズも『原神』も遊んでなくても楽しいです。

アクションゲームの方が面白いと思ってる人もぜひ面白いのでチャレンジしてみてください。

私の場合、ゲームで遊びたいけど遊ぶ時間を見つけるのが大変だった。

現在妊娠中で仕事をセーブしたり安静にして大人しくしてなきゃいけない時間が多いのもあって…。ちょっとだけいつもより時間があります。

とはいえ、毎日ゲームが1時間できるという確証はなくって💦ゲームしたいけどどんなゲームをいつはじめたらいいや!と思ってるタイミングでの『崩壊:スターレイル』の配信開始でした。

  • 昔からアクションゲームの才能がゼロでターン制RPGが好きでした。

  • 育児と仕事に追われてゲームする余裕がなくなってコンシューマも気がつけば古い機種に

  • スマホでMMORPGやソシャゲをやるも、時間の束縛や義務感がストレスになり長続きしなかったんですよね。

そんな私には義務感や束縛感がない『崩壊:スターレイル』のターゲットはわたしなんじゃないかと感じましたね。

最後に気になる部分

みんな言ってるけど…敢えて言うならっていうレベルしか不満がないんですよ。バグにも当たらなければサーバも落ちないし。

  • ストーリーが終わってサブクエ消化に入ってます。サブクエが素材や石を得るためのおつかいイベントになりつつありちょっと苦行💦

  • 他のゲームより短いとはいえ、1ヶ月半後にあるアプデが待ち遠しくてソワソワしちゃいます。早く来ないかなあ。(ホヨバのゲームは1ヶ月半ごとにアプデしてるらしいですよ。)

  • 容量が多めだからスマホの容量は余裕をみてた方が良さそうです。

2023/05/10現在のiOS版の容量です

まとめ

めちゃくちゃ高評価なので、久しぶりに記事にまとめました。クオリティの高さにワクワクして満喫しています。

「しっかりと良い作品を世に送り出せば、プレイヤーは自然と手に取ってくれる」と「少し軽めに触れる&運営タイトル」というプロデューサーの語る二つの方針で作られたターン制RPGです。遊んでいると節々に方針に沿った工夫が実感できます。

個人的な希望も入っていますが…

ガツガツやるゲーマーは『原神』にゆるくのんびり楽しむユーザーを『崩壊:スターレイル』とターゲットを棲み分けさせてる気がしてます。未来の微課金ユーザー(無課金)も含めて微課金をいっぱい抱え込みたいんだろうなあ。

この方針のままなら遊びたい時に遊びたいだけ遊べるゲームになる気がします。

きっと一度飽きたり他の事情で遊べなくなっても「また遊べるようになったら帰って来てよね」と言いながら待っていてくれそうで、長く付き合えそうです。

参考にしたインタビュー記事

ゲームをはじまる前に私が読んだ『崩壊:スターレイル』のプロデューサーさんの対談記事です。
ターン制のゲームを作ってきた人同士の話は「なるほどなあ」となります。
あと、中華パワーの凄さに驚きました。

どちらの記事も『崩壊:スターレイル』への意気込みとプロデューサーのRPG愛に溢れてるので読んでみてください。

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