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【壊獣カグヤ】MD11月環境メモ書き(2022.11.13)


11月ランクマッチ環境のふんわりとした感想。


先月のあらまし



1.新カード実装、およびリミットレギュレーション改訂に伴う環境の変化


めちゃくちゃきつい。

カグヤgs側からして一番大きい影響があったのは先月半ばのふわんだりぃずと旅じたく実装だったと思われます。
金謙壺の制限により初動の安定性を大きく損ないそれ以降ほとんど遭遇することがなくなっていたふわんだりぃずが帰ってきました。
初動と誘発ケアを兼ねる上、相手の最終盤面に謎の地図が添えられる可能性が高まり、結界像を突破することが著しく困難となりました

龍淵や開幕の準制限化、プランキッズロック、ウィドゥアンカー、ティアスケール、老々の制限解除もありましたがこれらを使うデッキが極端に増えたり減ったりといった影響は感じませんでした。

11日にはトラジェクトリー実装で新カードがいくつか増えましたが、さほど大きな変化はない気が…?新テーマのヴァリアンツも含めたペンデュラム系デッキ全般との遭遇頻度がちょっぴり上がったかもしれない程度の体感でした。

分布はざっくり、ふわんだりぃずが遭遇頻度トップで、次点で烙印デスピア、以降はペンデュラム系テーマ全般、相剣が似たような頻度で遭遇し、この辺りまでで当たりの半分前後を占め、以降はマリンセス、イグニスター、アダマシア等の展開系や、烙印サンダードラゴン、アンワと烙印融合を積んだエルドリッチ、メタ系永続罠を満載した罠コンあたりがある程度まとまった数いる雰囲気でした。

遭遇頻度トップ付近に相性不利な相手がいて、中間層相手にはそこそこ有利というのは先月と変わっていないのですが、相性不利な相手が2種類になってしまったうえ、どちらもリソースの稼ぎ方や制圧の方向性が異なり同じような対策札を使いまわせない点でとんでもなく面倒くさいことになっていました。

その上数こそトップ層と比べると少ないものの、先月よりは展開系やエルドリッチが増えているのも気になるところでした。あまり極端な妨害札を増やし過ぎるとこの辺りに無造作にひき殺されます。


ふわんだりぃずvs烙印融合vsカグヤvsダークライ




2.採用カード、不採用カードなど


大体先月と一緒、応Gかアトラクターないと烙印融合が無理過ぎる


使った手札誘発自体はほとんど先月と一緒です。
烙印融合一本狙いの先月と比べて目指したところは、烙印融合相手に最低限必要なものを残しながら残りをふわんだりぃずに少しでも当てられるものをとり、その上でその他大勢の展開系相手に弱くなり過ぎないようにすることでした。
先月も烙印融合をメタりつつ、他のデッキ相手への勝率を下げ過ぎないことを目標にしたので今月もほぼその延長線上にあります。

ふわんだりぃずも烙印デスピアも相性的には厳しい相手ですが、これらを比較すればふわんだりぃずの方が圧倒的に不利で、烙印デスピアはメタれば割と何とかならないこともない印象です。

烙印デスピアとふわんだりぃずを同時にメタることは困難ですし、この二つのデッキへの対策に拘りすぎてデッキが崩壊してすべてに勝てなくなっては本末転倒なので、対烙印デスピアへのギリギリのラインを自分がなんとなく納得できるラインを探ることを目標にして、空いた枠に比較的汎用性が高くふわんだりぃずに当てられるカードを積むことにしました。



1.応戦するG採用、小夜しぐれ不採用


先月と同じく応戦するGが対烙印融合枠です。
先月はここを意識してしぐれも積んでいましたが、応Gやアトラクターが通ったうえで握れていると勝ちが盤石になる類の誘発なので、対ふわんだりぃず等も見越して今回は見送りました

烙印融合の直撃さえ避けられればとりあえずゲームは始められるので、うらら、アトラクター、応Gの合計8枚で迎え撃つ形です。

先月は当たりの3割程が烙印デスピアだったので他で腐る可能性を負ってでも3枚積んでいました。
今月はふわんとデスピア合わせて3割程度で、対ふわんで腐るのはもちろんアダマシア等の気合の入った展開系相手にもあまり引きたくはないため1枚でもいいかなと思ったのですが、アウスからサーチする2枚目があると烙印デスピアとのゲームが目に見えて楽になったので2枚採用です。

相手の初手次第なのであまり頼れはしないですが、イグニスターやマリンセス、エルドリッチ相手にも時々とんでもない刺さり方をするので今月の環境でも悪くない誘発だと思います。



2.幽鬼うさぎの採用


地図を狙い打ててふわんだりぃず相手にかなり足しになるのはもちろん、ペンデュラム系や相剣、アダマシアのアポロウーサあたりに当てても強いので今月はかなり腐りにくいです。
対デスピア枠だった小夜しぐれや応Gを減らした枠に積みました。

烙印デスピア相手には明確に腐りますが、烙印デスピア相手は正直無駄牌1枚引いたかよりアトラクターや応Gを引けてたかどうかの影響の方が大きいので、そこまで気にしなくてもいい気がします。

このデスピアとふわん相手に同時に強く使えそうな手札誘発が極端なものが多すぎることが今月面倒くさいことになった原因の一因です。



3.エフェクトヴェーラーの採用


旅じたく実装からこっちふわんだりぃず相手に全く通らなくなりましたが、うっかり通ると止まる可能性があるとかなんとか。

ふわんだりぃず相手に通れば強いこと、仙々と合わせて展開系相手にも中低速デッキ相手にも有効牌になり得るユーティリティ枠としてフル投入で採用です。1発勝負のマスターデュエルはおそらく紙より分布が散りやすい傾向にあると思っているので、この手の幅広く受けられるカードは多ければ多いほど得するような気がします。

特に今月はトップメタ2種を倒しきることは諦め気味なので、いつも以上に丸さに価値を感じています。



4.D.D.クロウの採用


いつもと変わらない枠ではあるのですが、旅じたくでヴェーラーを躱す動作をされたときにリリースの頭数を確保するためにすとりーを経由することがあり、ふわん相手に腐る頻度が若干減ったような…ような……。ほぼ気休めですが。
無理やりファイナルシグマを通しに行こうとしたときに墓地から夢の町を追放することを忘れてシンクロ召喚不能になって負けるとめちゃくちゃ悔しいのでこれも忘れないようにしたいです(1敗)。

相変わらず主な用途はその他大勢への強度の確保です。

特に今月は烙印デスピア相手に強く使えることはもちろんのこと、小勢力として先月より目立っているマリンセス、イグニスター、烙印エルドリッチには刺さりやすくアダマシアやサンダードラゴン辺りにも有効牌として使えるので、ヴェーラーと同じく"トップメタ以外の相手をやっつけるの頑張ろう"枠として活躍しました。



5.ドロール&ロックバード、ロンギヌスの不採用


烙印デスピアにもふわんだりぃず相手にも有効かつ雪花デッキにも入れられる数少ない妨害です。入れてる人は多く見ます。

とは言え基本的にはアド損しながら1tスキップするカードなので、返しでキルをとるか十分な妨害を敷くことが求められますが正直カグヤgsはその手の能力が若干控えめなデッキに思えます。
他のデッキに積まれているのは理解できるのですが自分で使いたいかと言えばかなり怪しいというか、噛み合いの要求が他の手札誘発と比べても遥かに高いうえデッキ全体で取り得るプランを減らし柔軟性を損なうので、正直今月の目標の上で取りたいカードかというと少し微妙なラインでした。

どちらかのデッキがもう少しでも増えたら使いたいですが、自分がランクマ走っていた間は合わせてもせいぜい3割程度だったので悩みながら見送りました。



6.クララいらなかったかも


先月は応Gが腐ってしまった場合でも確実に1枚有効牌と交換するために入れていましたが、今月は枚数減らしてしまったので増Gに変換できないリスクよりそれ以外にも使い出があるダルクでも入れて受けられる恩恵の方が大きかったかもしれません。




3.ランクマ走り終えての感想とか



先月がMD初めてから一番難しいランクマッチ環境に思われましたが、あっさり更新されました。

わかっていたつもりだったのですが、ふわんだりぃず滅茶苦茶きついですね。リソースが永久に途切れない上、エルドのように追放すれば何とかなるというわけではないという点で烙印デスピアと似通ったところがあるのですが、制圧盤面の結界像と地図を返すことがデスピアのミラジェイドと比べて遥かに難しく、地図へのアクセスが容易になる旅じたくの実装は想像以上にハードルを跳ね上げてきました。

ふわんだりぃず相手よりは多少マシとは言え烙印融合もめちゃくちゃなアドバンテージを稼いでくるカードですし、盤面を返してアドをとる基本的な後攻デッキの動きが通用しにくくなっているように思われます。

とは言え重ね重ねいうことになりますが、良くも悪くもBO1の特性でどんなデッキにもワンチャンスあることから環境がそこまで偏りにくく、それはもちろん自分が使っているカグヤなんかの後手デッキにも当てはまると思うので、ボコられながらもなんだかんだ楽しく遊べてる感じです。それはそれとして烙印融合とふわんだりぃず滅びろ。

トップメタがべらぼうに妨害数が多い展開系でもないのも幸いして、相手が選択肢の多さからミスってしまって詰み盤面を捲ることも多々ありますし、相手のミスを誘発させるとか誤認させられる構築とかにも価値があったりするのかなぁ、なんて。
そういう点だとグッドスタッフ系は入り得るカードの選択肢が多いので弄り甲斐がありそうです。
知見は無限に欲しいので、みんなカグヤ回してリスト上げてくださいという願いが高まり続けています。そんな感じ。


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