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ソシャゲー課金帖

序文

凄く熱中してた趣味とかが、急に色あせて見えてくることってありませんか? ガツンと飽きたとかつまらなくなったとかではなく、そこにある燃料が燃え尽きたけど次の燃料をくべる気にならない……みたいな。

先日スーツの股の部分が擦り切れたので(デブ特有の破れ方)新調したんですよ。「洋服の青山」で。2パンツスーツ2セット、ちょっとだけ奮発してだいたい10万円。その時にdポイントうっかり貰い忘れたっぽいんですよね。100円で1ポイントなので約1000ポイント。たかが1000ポイント、されど1000ポイント。この1000ポイント貰ったかどうかを、ここしばらく心に刺さったトゲのように感じておるのですがいやちょっと待てと。お前1000ポイントでビービー言っとるけど今までソシャゲーのガチャにいくら使ってきたんだと。時には湯水のように万札を突っ込み、1キャラ引くのに3万とか平気で飛ばしておいて今更1000ポイントでガタガタぬかすなと。

先日ソシャゲーを全部やめたんですよ。文頭で言ったとおり「色あせてしまった」。
まぁこの場合の「やめた」なんてネトゲ廃人の「引退する」、または関西人の「行けたら行くわ」、もしくはパチンカーの「トータルでは勝っている」という言葉くらい信用がないんで話半分で聞いてもらえればいいんですが。調度いいんで、改めて自分が今までソシャゲーにどれくらい課金したか調べてみたんですよ。Google playストアってこれまでの課金履歴を全部見返せるんですよね。余計なことしやがって。appleストアだとどうなのかな、誰か教えて下さい。

いい機会なので、今回は私の輝かしい課金履歴を金額も赤裸々に振り返ってみたいと思います。なお主な課金対象は主に「Fate Grand order(fgo)」(参考:最高レアリティは星5)と「ウマ娘」(同、キャラクターは星3。サポートカードはSSR)です。

基本的に自分語りの記事なんで、こいつソシャゲーにこんな使っとるわアホやなワハハと笑いたい方は目次から「総額」まで飛んでください。

2013年

・課金額 0円
なんで課金してない2013年から始めるのかというと隙あらば自分語りなんですが(そもそもこの記事自体が自分語りですが)当時私は仕事を辞めて、とあるニッチな業界の人材を育成するための学校に1年間通っておりました。その業界で局地的なバブルが発生し、人出が足りないからと学生どもも駆り出されては日当1万というイオン以外は何の文明もないド田舎にしてはまぁまぁ割のいいバイト代を頂戴しておりました。
ただ当時我々の間では「パズドラ」が流行中。一部の学生たちは現金手渡しの日当を封筒から出すや否やコンビニでitunesカードに変換してはガチャをガチャガチャやっており、まだ課金してゲームを遊ぶという意識がない私はそんな彼らを見て「く、狂っている……」と慄いていた次第です。それが後年こんなことになるとは。

2016年

・1月1日 4800円(fgo)
記念すべき初課金はfgo福袋。なお福袋とは通常のガチャと異なり、有償でしかガチャを行えない代わりに、1回だけ最高レアリティの何かしらを確定で入手できるガチャのことです。ソシャゲーではお正月やリリース記念日近辺に投入して課金に対する心理的なハードルを下げ、ユーザーの財布を狙ってきます。入手したキャラクターはヴラド三世(バーサーカー)でした。

※注意
以降、各キャラクターに雑感を書いておりますが、しばらくゲームから離れているので現在の評価とずれがあるかもしれません。御了承下さい。

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当時は星5にしてはちょっとパンチが足りねぇな……という性能でしたが、度重なる強化やキャストリアとのシナジーによりかなり強くなりました。どうせなら可愛い女の子が欲しかったという気持ちは否めない。なぜか重なりまくり、弊カルデア唯一の宝具5。超高火力で色んな敵を沈めてきた。弱点はQカードの性能がゴミなこと。シュババ シュババ(2hit)

・6月1日 4800円
この頃は確かfgoのイベント(羅生門と天竺)でキャラの配布がなかったり、ストーリーがちょっとその……あまり面白くは……という時期でヤケクソになり課金した時です。ピックアップ対象は引けなかったのですが、代わりに引けた星4のエレナ・ブラヴァツキー(キャスター)が性癖にかなりガツンときたのでモチベーションが回復しました。

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全体バフ・全体リチャージ・スター獲得と、サポート役として孔明ほどではなくともなかなか優秀なおばあちゃま。日本で召喚しようと思ったら相性がいい霊地は鞍馬寺。後年実装された水着verがマジで使いどころない性能という点は後述。

・7月30日 9800円
これも福袋でしたね。福袋回すのに1万円も突っ込む必要は全然ないんですが、配信から1周年だったので御祝儀気分で課金した気がします。引けたキャラクターはモードレッドでした。

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強い全体攻撃宝具を持ったセイバーが全然いない時期だったので、対ランサーのスタメンを張ってくれました。宝具の特攻範囲が極狭でフレーバーテキスト以上の価値は微妙なものの、自力でバスターバフもできるため十分実用範囲内。スキルでNP(貯めたら宝具:必殺技をぶっぱなせる)リチャージもできて○。

・8月6日 29400円
タガが外れた記念すべき日。「全体攻撃宝具のランサーが少ないのでアルトリア・ランサー(オルタ)が欲しい。まぁ星4だしすぐ出るだろう」と思って回したんですが、かなりドブにハマりました。ピックアップ対象キャラが3人いたので仕方ない。この時から「課金は1度に3万まで」という縛りを自主的に課したのですが、縛りというものは往々にして破るためにあります。

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今見てもスゲェ格好。スキルにより1ターンだけ強烈なクリティカル攻撃を放つなど性能は個人的に申し分ないが、欠点は全キャラ中上位の出番不足。今後マトモに言及される機会はあるのか。幕間(キャラごとにあるサブストーリー)のシナリオも「夢の中で一緒にザコ倒して終わり」以上の内容がない。虚無。塩パスタ以下。ゴーサイン出したヤツは一回頭をはたかせてほしい。やる気あんのか。

・12月23日 9800円
孔明に続く「人権キャラ」、マーリンの登場。無事課金して引けました。無事? とお思いでしょうが1万円で出たなら誤差みたいなもんです(当時は本気でこう思っていました。今も別に変わらんが)。

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全体攻撃バフとチャージ、強烈なバスターバフ、全体無敵、宝具による毎ターン回復・NPリチャージなど周回からボス攻略、高難易度までどこでも登板できる胡散臭いお兄さん。一時期はアーツ至上主義により型落ちしましたが、最近はバスターカードの地位も上がったため復権したのかな?

ということで2016年はこの課金で終了です。ここまでの小計は58600円。まだまだ浅瀬という気がするのは金銭感覚が重大なエラーを抱えているからでしょう。
今この金額があれば買うのはおそらくGoProです。いつか臨場感のあるヘヴィファイトの映像を撮影してみたいですね。

2017年

・1月2日 9800円
恒例の福袋、恒例の1万円課金。引いたのは面白交流おじさん、シナリオ的にも便利なニコラ・テスラです。

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先述のマーリンでバフをかけて雑にぶっぱする運用をよくしていた気がします。特攻範囲はそれなり。ぶっ壊れというほどではない。競合相手となる後述のギルガメッシュに比べて、ガッツや防御憂アップなど生存能力が長けている。

・1月11日 29400円
引けたキャラは「山の翁」

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シナリオでの活躍やCVが中田譲治氏な点など「これは引かねば」という要素の塊だったので、出るまで回しました。アサシンにしては搦め手より正面から殴り合うガチンコ向けのスキル構成。異常な粘り強さにより、聖杯戦線などで大活躍してくれました。

・3月6日 19600円
引けたキャラは「アルジュナ」「ジャック・ザ・リッパー」
確かアルトリア・オルタを重ねたくて課金したはずが、よりレアリティの高いこの二人がすり抜けて来ました。

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「授かりの英雄」という肩書きがありながら性能は不遇中の不遇。スキル強化により何度かテコ入れがされていますが、ゲーム性とかみ合っておらず強いと思った記憶がひとっつもない。キャラ人気はあるのにね。
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星出し性能が優秀。女性特攻という範囲が広い宝具により、クイック属性不遇の時代でも非常に活躍してくれました。今となってはスキルに物足りなさを感じる。

・3月11日 9800円
引けたキャラは「アーサー・ペンドラゴン」「孔明」

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男の方のアーサー王。彼も活躍してくれたという印象はあまりありません。ストーリーも放置されてますし。幕間以外で登場したことある? 本編も展開する気が見えないし、割と何しに来たの感が強い。最近強化されたみたいですが、どうなんでしょ。何かやる気あるのかな。
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みんな大好きグレートビッグベン☆ロンドンスター。カルデアで労働問題が起こったら東京地裁の記者クラブで真ん中に座って会見するだろうってくらい、どこに連れて行っても役に立つので酷使されている便利キャラ。アーサー目当てでガチャ回したんですが、多分孔明の方が活躍してくれた。リリース直後のどうしようもないキャラだったものの、鬼のようなテコ入れで超一線級に。他の不遇をかこっているキャラもこれくらい強くしてやってくれ。

・5月7日 9800円
引けたキャラは「パッションリップ」
さらにレアリティが高いメルトリリスを狙っていたと思いますが、どうやら引かずに諦めたようです。今より理性が残っている様子。なお後日単発ガチャでキアラさんが来ました。

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何がとは言いませんが初出時はなんてデケェんだ……と思いました。しかし昨今のインフレを鑑みるに見慣れた感がある。慣れとは恐ろしい。性能は並。

・7月20日 9800円
引けたキャラは「アルトリア(水着)」
2016年に実装されたイベントの復刻ガチャですね。前回はガチャ運がダメダメで特攻キャラが一人しか引けなかったので、汚名を返上するために万券突っ込んだ。こういう風に課金を正当化し始めたらもう依存症です。諦めましょう。

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「宝具を撃てば次の宝具をリチャージできる」という点が非常に優秀で単体火力を連発、ボス戦や高難易度クエストで活躍してくれました。格好はふざけていても性能はガチ。

・7月25日 19600円
引けたキャラは「マルタ(水着)」
星4一人引くのにこの金額は普通に負けですね。いやガチャ回してる時点で勝ち負けとかいうのもアレですが。

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レアリティは最高ではないですが「ルーラーのクラスがいないから」とかなんとか言って回しました。星4のレアリティにいる「そこまでブッ壊れた性能ではないが、たまにぶっ刺さる」キャラクターの一人です。ヤコブ神拳。

・8月10日 9800円
引けたキャラは「ニトクリス」「フラン」「織田信長」(いずれも水着)

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ソシャゲーというものは往々にして夏になると水着姿のキャラクターを新規に実装してユーザーの財布を攻めるのですが、この時もそういうガチャ。いずれも星4と最高レアリティより劣りますが、1万で3人バラけて出れば十分です。なお性能はそれほどではない。特攻スキル目的で信長をたまに使うくらいか。

・8月10日 9800円
引けたキャラは「エレナ」「源頼光」(いずれも水着)

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先述のエレナが水着で実装されたため出るまで回す覚悟でしたが、1万で頼光も来た。なお性能はかなり厳しいを通り過ぎて、「運営はこのキャラクターをどこで起用すると考えて性能を設定したのか」がまるで理解できない。サイコロ振って適当に決めたのか? 最近強化されたようですが、インフレが常のソシャゲーにおいて型落ちのキャラが多少テコ入れされたとて環境に追いつけるはずもなく。
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サポートもできる単体火力も出せると優秀なアタッカー。弱点は生存能力が低いことと、恰好が特にイカれていること。なぜかアーケードにも実装されている。

・8月25日 19600円
引けたキャラは「イリヤ」

ロリコンホイホイ。競合相手の三蔵法師に比べると宝具の火力は優れるものの、リチャージ力に劣るか。復刻時に実装されたテスタメントフォームの蔑むような目つきが気に入ってこっちを普段使いしていた。

・9月7日 2900円
引けたキャラ 該当なし

ここに来てまさかの新規キャラクター入手履歴が見当たりません。そこまで射幸心を特段煽るようなガチャの記録もなし、何を狙っての課金かすらも最早分からない。ブリュンヒルデ引きたかったのかな? 豪勢な昼食が取れるくらいのお金を使っておいて何も残っていないというのは、なかなか空恐ろしいものがあります。

・10月2日 9800円
引けたキャラは「アルトリア・ペンドラゴン」

ご存じFateシリーズの顔。ただ狙って引いた覚えはないので他のガチャですり抜けてきた可能性はある。「(レアリティの低い)オルタの方が強い」と言われていた時期も初期にはありましたが、強化もされて今は看板に違わぬバスター3枚でブン殴るゴリラに。

・10月17日 19,600円
引けたキャラは「巴御前」

fgoで一番好きなキャラ。声優が同じくドハマりしたエレナと同じ金元寿子さんなので、彼女の声には私の精神に何らかの影響を与えている可能性があります。全体アタッカーとしてもクリティカルアタッカーとしても星4相当、可もなく不可もなく。礼装やコマンドコードで火傷ダメージを盛るとちょっと楽しい。宝具使用時のボイスは真名が隠された「アーチャー・インフェルノ」時の「燃えろ! 飲み込め! 何もかも!」の方が好き。

・10月20日 19600円
引けたキャラは「酒呑童子」「柳生宗矩」
「Fate/stay night[Heaven's Feel]」を見に行った映画館で課金。

リチャージがいつの間にかスキルでできるようになったみたいですね。アーツ宝具なのにNP回収が全然できなかったのでいい改善じゃないでしょうか。デバフをバラ撒く宝具というコンセプトは好きなんだけど。
息子もそのうち来るかなと思いましたが、全然そんな気配がない山路和弘声のイケオジ。宝具とスキルが「敵の火力を下げる」方向に偏っているのが、壮年の剣術家っぽくて好き。多分執拗に手を狙って打ち込んで来る。

・12月6日 9800円
引いたキャラは「アビゲイル・ウィリアムズ」

かなり初期から登場を匂わされていましたがようやく登場、しかもフォーリナーという新規クラス。シナリオも時限解放式で期待が最高潮に高まった末に公開された最終パートは……正直ちょっと肩透かしでした。いやシナリオでせっかくの新規イラストがカラスの死骸って何やねんマジで。フォーリナー初登場でクラス相性も分からなかったので、ジャンヌオルタで魔女裁判の如く磔刑にして倒した。

・12月18日 9800円
引けたキャラは「エレシュキガル」

彼女も初登場から人気が高く、実装を心待ちにしていた人は多いのではないでしょうか。尖った性能はありませんが、チャージスキルからの宝具ぶっぱが非常に便利。

ということでようやく2017年が終了です。まだ半分も行ってないですからね。この年の総計は218500円でした。海外旅行に使えばニュージーランドやドイツに行ける金額ですね。多数の甲冑が収められたイタリアの「クールブルグ城」にも旅行することができるでしょう。

死ぬまでに一度は行きたい桃源郷。

2018年

・1月6日 19600円
引けたキャラは「メルトリリス」

度を越したヒロイン面の下半身痴女。そこが好き。性格に反して性能は割と堅実。強化解除がダメージより先に入るともっとよかった。ボス相手にはスカスカ2人で挟み大暴れさせた思い出。

・1月12日 9800円
引けたキャラは「ギルガメッシュ」

「死んだはずのアーチャーがスーパーアーチャー人になって帰って来た」っていうネタ、fgoプレイヤーのどれくらいに通じるんでしょうか。バカみたいな特攻範囲、スキル、カード性能とどこを取っても欠点がないウルクの王。宝具演出も改善されてよかったね。

・4月4日 9800円
引いたキャラは「アナスタシア」

2部開幕時の衝撃デビューから一転、今では雪解けを迎えてはっちゃけお転婆皇女キャラに。アーツ属性の全体攻撃宝具に加えスキルのチャージで、イベント周回によく起用しました。

・6月13日 9800円
引けたキャラは「沖田オルタ」

有利な相性も多く普段使いに優れた……1万かけて「普段使いにいい」ってどうなん? 設定に反して通常の沖田(セイバー)より汎用向け。

・7月30日 49000円
引けたキャラは「スカサハ・スカディ」
一日あたりの課金額としては現状のところ最高値。ここまで来ると「引けて嬉しい」ではなく「引けて助かった……」という気持ちの方が大きかった。

待望のQバフキャスター登場により、不遇だったQにようやくテコ入れがなされた。スターを出しつつNPも稼ぐQカードの地位が一気に飛躍。ただその後A・Bカードも同様に強キャラ実装によるテコ入れがなされ、今では物足りなさがある。

引くのに5万突っ込もうが10万突っ込もうが出ないときは出ないし、苦労して引いても環境から落ちる時は落ちる、それがソシャゲーの常。納得できずにガチャなんか回してはイカンのです。ここは鉄火場、知らずに種銭を切ったお前が悪い。

・8月16日 39200円
引けたキャラは「謎のヒロインXX」「BB(水着)」

希少な星4フォーリナー。二次創作で盛られがち。変身ヒーローみたいなスーツも◎。過去作モチーフも入っているそうですが「鋼の大地」は未履修なのでよくわからぬ。宝具の特攻対象はクラス相性的にフレーバーテキスト以上の意味が……そんなんばっかりやなこのゲーム。くたびれたOLキャラは大好き。
星4を狙ったら星5が来たパターン。「カードを固定する」というオンリーワンの性能がハマるとえらいことになる。「とりあえず編成しとけ」というキャラではないが、持っていると攻略のパターンが増える。

・12月4日 29400円
引けたキャラは「始皇帝」と「虞美人」

高難易度適性の殴ルーラー。ストーリーのラスボスとして相対した際、相性有利なはずのジャンヌオルタがクリティカル一発で吹き飛んだ。高難易度向けなのだが、この辺りからボスは無敵貫通か強化解除を持ち出すヤツが増えてきた気がする。ソシャゲーのインフレは世の常、はい複唱。
ぐっちゃん。すぐ死ぬ吸血鬼。伊瀬茉莉也さんは世界で最も素晴らしい声優さんです。

・12月31日 1400円
これは年明けてからの福袋用に補充した石ですね。引けたキャラは「ネロ(水着)」

チャージスキル+バフ+全体攻撃宝具で雑にぶっぱできる皇帝。イベント周回に便利。

ということで2018年の総額は168000円でした。一日あたりの課金額最高を記録した年にしては、前年より減額と意外な結果です。いやそれにしたって一日5万はおかしいわ。
今17万円あったら何に使うでしょう。甲冑の全身を揃えようとするとだいたいこれくらいはかかるので(個人差があります)もう一式購入するのもいいですね。流石にオーダーメイドとなると足りませんが。

2019年

・1月17日 19600円
引けたキャラは「李書文」

この人も人気キャラですね、初出は「帝都聖杯奇譚」になるんでしょうか。経験値先生の描くキャラは男女関係なく惹きつける魅力があるように思えます。アーツ単体宝具のアサシンとしては今でもテッペンの性能かな。攻撃時の効果音が重いのがいい。

・8月4日 1880円
引けたキャラは「玉藻(水着)」
リリース記念の福袋ですね。低レアサーヴァントが大量投入された時期。

男性特攻スキルを持つランサー。実装されたのはかなり初期。ソシャゲーの常として年を経るにつれてキャラ性能は型落ちするものですが、特攻があるだけまだ仕事ができる。

・12月31日 1970円
引けたキャラ 新規の該当なし
福袋用の課金ですが、新規獲得はなし。過去のスクリーンショットによると「謎のヒロインXオルタ」の三人目が来ていたようです。

fgoはガチャでキャラが被っても、宝具のレベルを上げる素材としての価値があります。彼女は初登場時はかなり物足りない性能でしたが、スカサハ=スカディの登場やスキル強化やらを受けてかなりの火力が出るように。宝具レベルが上がるうちのダブリは"アド"です。スカートからちらりと覗くガーターベルトが素晴らしい。

2019年の課金は総額で23450円でした。御祝儀だ何だと息をするように万券を溶かす私からしてみれば驚愕に値するほどの少なさ、例年と比べ文字通り桁が違う。そんなバカなもっと課金しとるやろと確かめても、これだけしか使っていません。
まさかこの時に心を入れ替えて課金を控えるようになったのか? そうは問屋が卸さねぇんだよな。

2020年

・1月7日 30000円
・1月9日 20000円
回したガチャは別ですが同じイベントなのでまとめて。引けたキャラは「紅閻魔」「玉藻」。

二重特攻を持つ高難易度向けセイバー。幼さと凛々しさが高いレベルで同居するキャラクターも愛らしい。でち公。
初代アーツバッファー。後に登場するキャストリアほどブッ壊れてはいないものの、ジャンヌと組ませた耐久パーティが高難易度で用いられるのをよく見た気がする。

正月は財布の紐が緩むとはいえ、松の内も明けて間もないというのにトバしてんなという課金額。

・4月26日 3680円
引けたキャラは「北見紗和子」(雀魂)
この記事唯一の雀魂への課金です。

曲がりなりにもソシャゲーでありながら、32歳既婚子持ちというかなり際どいコーナーリングを攻めたキャラクター。鳳翔さん(艦隊これくしょん)と関わって以来「声優が洲崎綾」「人妻属性」が特攻となっていた俺がこのガチャを見逃せる道理はなかった。雀魂のガチャはかなり渋いと聞いていたので、この金額で引けたなら十分浅瀬(程度問題)。

・8月10日 1970円
引けたキャラは「ジャンヌ・ダルク(水着)」

列聖されてから今まで描かれた絵画よりも、日本のサブカルチャーで同名のキャラクターが登場した数の方が多いかもしれない。宝具でのリチャージ力が強く、イベント周回ではお世話になりました。ただ第三再臨の水着だけはこのゲームで一番ひどいデザインだと思う(個人の感想です)。

・8月26日 30000円
引けたキャラは「紫式部」「アビゲイル・ウィリアムズ」、そして「巴御前」(いずれも水着)
ソシャゲーを知らない方もそろそろ御記憶になられたかと存じますが、8月なので水着キャラです。

水着……?
実装当時は全く起用のしどころが見つからなかった気がするんですが、今調べると別キャラとのシナジーがある様子。そっちはウチにいないんでどうしようもないんですが。
一番好きなキャラの水着が実装されたのでガチャを回さん訳にはいかんだろう、という使命感というか自己暗示に駆られて限界までガチャを回したらゲーミング人妻が来た。ゲーミング人妻とは? 同じ全体アーツ宝具に加えクリ殴りによる変則周回にも対応できるが、後に登場する「千子村正」という強力な競合相手が。差をつけるとすれば編成コストか。宝具演出がその……ちょっと独特。

12月16日 30000円
引けたキャラは「ヴリトラ」

わえちゃん。宝具使うと処理が重くスマホがカクつく。

この時が記憶にある限り最も苦い課金。というのも動機が「キャラが好きだからガチャを回す」でも「性能が高いからガチャを回す」でもなく、「ただ何となくガチャを回す」という「課金のための課金」でした。好きな人には申し訳ないけれどそんなに強くはないし……。そして見事ドブにハマり、気が付けば(過去に破ったことがあるとはいえ)自らに課した3万円のルールを破る寸前というところでようやく目当てのキャラが引けたのを覚えています。
流石にこの時ばかりは反省し「無軌道な課金は控え、どうしようもないほど引きたいという気になった時のみ課金しよう」と決心しました。

理由があればよいのです。

・12月31日 980円
言わずと知れた福袋用課金。引けたキャラは「スペースイシュタル」

アヴェンジャーというクラス、「宝具のカード色を変更できる」という唯一無二のスキルにより広い汎用性を誇る彼女。直後のイベント復刻により宝具レベルも上がり、並の汎用キャラでは太刀打ちできないほどの高みへ。ただガチャを回した目当ては別キャラ(cv東山奈央氏のチアガール)でした。

2020年の課金総額は106630円。決して少額ではないものの……という物言いができる時点でもう金銭感覚がパァなんですよパァ。いやそういう反省は全部書いた後にするからまだ正気に戻るんじゃない、あと1年分あるんだよ。
とにかく10万ちょっと。以前5万円くらいでデジタル一眼レフ用の中古レンズを買ったんですが、同じものを新品で買おうとすると10万円くらいでした。「レンズは資産」などという寝言がカメラ界隈ではよく言われますが、ガチャに突っ込んだ金額を省みれば寝言ではなく至言に思えてくる。

これまで約5年間のガチャ履歴を振り返ってみました。字数を数えると約8500文字。年数を鑑みるにそろそろ終盤と言いたいところですが、残念ながらこれまでは前座。この年からは「ウマ娘」という黒船の来航により、ギアが一つ上がります。

2021年

・1月1日 10000円
引けたキャラは「千子村正」

この人もゲーム配信初期から登場が匂わされていた。NPチャージ、全体宝具にクリバフと必要なもの全部持たされて実装。運営の愛が強すぎる。

・2月10日 10000円
引けたキャラは「アムール(カレン・C・オルテンシア)」

欲しくて引いたはずなのに使った覚えがない。脳に障害があるのか? あと所謂「履いてない」のミームってこの人が元祖なんですかね。

fgoへの高額課金はここで〆。「アキハバラエクスプロージョン」の途中で「ウマ娘」に手を出したため、進める暇が確保できないままログインすらしなくなりました。たまにログインして、福袋だけは回す状態。それはそれでどうなんだ。
次項からは「ウマ娘」の振り返りがメインになります……が、ウマ娘のガチャ更新が「新規キャラ」「イベント」が毎月毎月とめどなく続くなかなかハイペースな上にガチャ自体が「キャラクター」「サポート」と分かれており、端的に言えばかなりの頻度で課金していたためある程度はまとめて振り返ることとします。あと入手順でソートしても日付が表示されないからいつ引いたのか分からん。

・3月30日 34160円
引けたサポカは「[迫る熱に押されて]キタサンブラック」

親の顔より見たサポカ。もっと親の顔見ろ。長らく環境トップとして君臨、「ハンパなサポカしかないなら一度データ消してリセマラでキタサン完凸狙った方がマシ」とまで言われたとか言われなかったとか。地獄のダブルピックアップにより一緒に実装されたサトノダイヤモンドのサポカがそれほど強くないため深追いせず様子見に回ったこともあり、2枚しか引けなかった。完凸ではなく1凸という微妙な使い勝手の彼女は後々まで悔恨を残すこととなる。

・4月15日 10000円
何を狙った課金か不明。

・4月21日 980円
これは月毎のデイリージュエルパック。以降同額の場合は同じ。

・5月6日 40000円
引けたサポカは「[ようこそ、トレセン学園へ!]駿川たづな」及び「[一粒の安らぎ]スーパークリーク」

当時の環境サポカ2枚、狂気のダブルピックアップ。たづなさんは今では環境落ちしたけど、クリークは長距離走らせるなら現役か。ちなみにこの金額突っ込んでも完凸(同じカードを5枚重ねて効果を最大に高めた状態)にできておりません。ウマ娘のガチャ、ただでさえすり抜けが多いのにダブルピックアップだとマジで沼。

・5月18日 980円
・6月17日 980円
デイリー。思うにデイリーって別にお得とかではなく課金への心理的ハードルを下げるために存在するんじゃなかろうか。まぁご祝儀とか言いながら万札突っ込むヤツには何の意味もないんですが。

・6月25日 30000円
引けたキャラは「[///WARNING GATE///]シンコウウインディ」

レアリティが最高(SSR)から一つ落ちる(SR)なのにレースボーナス10と破格の性能だったので、「SRだしすぐ完凸やろ」と思いながらの課金で見事に沼る。なお後日すり抜けまくって無事に完凸できました。無事って何? 沼る時はSRでも沼る。

・7月17日 980円
デイリー

・8月1日 2940円
何の新規ガチャも開催されてないのにfgoに課金しててコイツ狂ってんのかと思ったら福袋回してた。引けたキャラは「伊吹童子」

イラストがセンシティブに過ぎる。敵で出てきた時はハチャメチャに強かったんだけど、「無敵貫通」の価値が敵と自分とで全然違うから自分で使うとそうでもない印象。流石に長年やっていると他の☆5セイバーが重なっているので、わざわざ自分で起用する機会も少ない。

・8月6日 30000円
引けたキャラは「[ほっぴん♪ビタミンハート]スペシャルウィーク」「★3[ぶっとび☆さまーナイト]マルゼンスキー」
ソシャゲーにとってバレンタイン、クリスマス、そして夏は稼ぎ時。水着キャラの実装はウマ娘とて例外ではない。

スキル発動をトリガーに回復するという固有スキル。割と直近のチャンピオンズミーティング(月毎に開催される対人戦)が長距離だったため活躍が期待された気がしたけど、その後の評判は芳しくない。
特徴:強い。以上。「とりあえず出せば勝てる」というキャラではないものの、チャンミでは頻繁に強キャラとしてTier上位で見る。通称水マブ(水着を着たマブい人の意)。

・8月16日 980円
デイリー

・8月24日 5020円
ワクチン(1回目)接種記念課金。
引けたキャラは「[ほっぴん♪ビタミンハート]スペシャルウィーク」

ノーマルのスペちゃん。日本総大将。アプリの顔だしもっとバカみたいに強さを盛ってもいい気がする。と思ったら最近総大将版のキャラが来た。

・9月2日 30000円
・9月3日 30000円
・9月5日 10000円
・9月9日 13060円
ウマ娘、第一の波瀾。
新規シナリオ実装により環境が激変。サポートカードの価値が変動するとともに、新シナリオに合わせたサポカが実装された。だからといってこの課金額はどうかと思う。1日あたりの最高額はfgoが勝るものの、期間で考えればこの辺りが一番狂っている。
引けたのは「[徹底管理主義]樫本理子」「[幸せは曲がり角の向こう]ライスシャワー」

理子ちゃん。前転ができただけでチームが褒めてくれる、愛されよわよわ生命体。育成中に夜更かしやさぼり癖が発動して大事故が起きる度に、ウマ娘を徹底管理するという彼女の思想に迎合したくなる。
パワータイプのライスシャワーのサポカ、通称「チカラめし」。固定シナリオで毎回敵チームのトレーニングを事故で妨害する。
LINEで交わした友人との当時の会話ログ。背中はもうとっくに煤けているどころか炭になっている。

・9月15日 980円
デイリー

・10月15日 980円
デイリー

・10月20日 40000円
引けたキャラは「[Creeping Black]マンハッタンカフェ」

声の低い小倉唯。タイムラインにはこの娘に狂わされた人が多い気がする。歌うと声がちょっと高くなるのがかわいい。一番好きなシナリオはクリスマス。キャラソンはキングヘイロー、マチカネフクキタルの次に好き。

1日あたりのウマ娘に関する課金では最高額。会社で年に二回しかない大事な会議の進行がクッッッソしょうもない口喧嘩で2時間止まった時にキレながら課金した。しかし全然出ずに天井を叩いた。相性が悪いのか育て方が悪いのか、一度として納得のいく育成ができていない。


・11月14日 980円
・12月14日 980円
デイリー

以上が2021年の課金記録。総額は304000円でした。
年単位で見ればこれまで最高額だった2017年に10万円近い差をつけてぶっちぎりの1位。課金スタンスには人によってさまざまなものがあり(先にポイントによる無料ガチャを回しておく、自分にとって相性のいい時間に回す等)、私は「出るまで回す教」に属しておりました。
が、先述の通りウマ娘はキャラとサポカが分かれており、また狙った対象以外を引いてしまう「すり抜け」も多く、そしてチャンピオンズミーティング(対人戦)ではサポカのパフォーマンスを最大限発揮するための完凸が求められることが多々あったためガチャで深追いした結果、額が膨れ上がりました。完凸せずにプラチナ? 今お前の成績の話はしてねぇんだよ。
元来の負けず嫌いな性格と、負けが込むと視野が狭くなる性根が災いして見境ない課金の獣が誕生。ウマ娘をきっかけに競馬に手を出した勢をよく見かけるのですが、このざまを鑑みるに絶対ロクなことにならないので自重したいところです。

2022年

・1月1日 1970円(fgo)
引けたキャラは「坂本龍馬(ランサー)」
遊んでないゲームでも正月気分なので福袋を回す。

狙ったのはメリュジーヌ。何が強みなのか全然知らん。攻略サイトで「キャストリアと相性がいい」って書いてたけど、キャストリアと相性悪いヤツこのゲームにおらんやろ。

・1月11日 5020円
ウマ娘の新春福袋。引けたキャラは「[プリンセス・オブ・ピンク]カワカミプリンセス」

パワーで解決するおでこが眩しいお姫様。ワンツーパンチのモーションがガチ。

・1月13日 980円
・2月12日 980円
デイリー

・2月25日 6120円
引けたキャラ なし
リリース1周年を記念してSSRと星3の引換券付きジュエル(各3060円)を購入しましたが、温存したまま今まで使用しておりません。まさかこのままゲームから退くことになるとは。将来復帰した時に評価が覆っているキャラやサポカがあるかもしれないので、その時に使うでしょう。復帰すればの話ですが。

・3月15日 980円
デイリー

以上で2022年の課金は終了です。総額は16050円。都内から奈良へ里帰りする片道の電車賃にギリギリ足りないくらいですね。

総額

以上を以て現時点での課金は終了。総計は895230円でした。
「思ったよりはまだ引き返せる金額だけど意外と課金してたな」「でも100万に届く前でよかった」とさまざまな思いが去来する金額。中古車1台くらいか。

跋文・ガチャって結局どうなのよ

最近「エルデンリング」やっててようやく自覚したんすけど、俺ってゲームでストレスを感じるのが嫌なんですよね。強武器があればすぐに使うし、稼ぎプレイできるところがあれば延々とやってしまう。霜踏みも夜と炎の剣も満足に使う前にナーフされたけど。
だから(運次第でor金さえあれば)サクっと強キャラ揃えられるガチャって別に嫌いではないんですよ。流石に5万突っ込んで何の成果も得られませんでしたって時はやべぇなと思いましたが、趣味にたま~にそんだけ突っ込んで即死するほど貯金に余裕がない訳ではない。ストックホルム症候群と言われれば否定はできないが。
そしてお金突っ込んだ上で虹回転(ガチャで高レアが引けた時に発生する演出。だいたいどのゲームでも金色や虹色に輝く。なお必ずピックアップ対象が出る訳ではない)引いた時の脳内麻薬によって得られる快感がありますからね。パチンコやスロの演出が派手なのってこういう理屈なのか。

あとこうして全部書き出して思ったんですけど、fgoとウマ娘ってガチャに対するスタンスが全然違うんですよね。ゲーム性が違うから当たり前なんですが。
fgoって別にクリアするだけなら強いキャラ引かなくてもいい。どんな強敵でも石割ってコンティニューすればいつかは勝てるし、メインストーリーでコンティニュー禁止のクエストは出てこないし(最新のシナリオまではやってないから、今のことは分からんけど)。んじゃ何で射幸心を煽るかというと「クエストを周回するために便利な性能」と「引くに値する魅力的なキャラクター」の二つに分けられる。
無料で読めるシナリオなんて本編もイベントも新規キャラのコマーシャルみたいなもんですからね。那須きのこ氏を始めとするライター陣が本気でキャラを売りに来てる(たまに当たり外れがあるけれど)。財布がガバになっていて、自分に言い聞かせるだけの理由があれば湯水のように課金する(した)。だからこそ金かけて引いたキャラの幕間がゴミカスみてぇな出来だと余計にキレるんですが。

ウマ娘のガチャは連邦とネオジオン双方にモビルスーツを売りつけるアナハイムエレクトロニクスみたいなもん。毎月のチャンミという戦争を齎しておけば、後は勝手に意識の高いユーザー達が互いを煽り合ってくれる。どんだけ完凸したサポカ持ってても役に立たせるだけの知恵と試行回数と、最後は運の勝負なんだけど。
意識の高いサークルに所属していた訳でもなく、誰かに強いられた訳でもないんですが、生来の負けず嫌いのお陰でガッチャガチャにガチャを回した結果「流石にこれを今後もずっと続ける訳にもいかんな……」と冷静になれました。ヤバいところから金を引っ張ってきて首が回らなくなる前に手を引けたので、90万弱で済んでよかったと思います。他のソシャゲーに今後一切手を出さないとは限りませんが。

という訳で長々とお付き合いいただきありがとうございました。皆さんも課金は家賃までにしておきましょう。

甲冑積立金にします。