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禍話リライト「お兄ちゃんが来る家」

大学四年生の頃、単位を十分取得して時間にゆとりができた時に体験した話だという。


「アンタ、家庭教師やってんだって?」
先輩から唐突にそう切り出された。確かに大学生になった頃からずっとアルバイトとして続けている。
「ちょっと頼まれてくんないかなぁ、暇なんでしょ?」
「いいですけれど……教えるのはどんな子ですか?」
「それが、ト○イだとか大手の業者からも何人か行ってるみたいなんだけれど。どうも長続きしなくて。アンタくらい浮世離れしてれば大丈夫だと思うんだけどね」
どういう条件だよ、と内心で毒づいたが、確かにそういう難しい子はこの界隈でもたまに聞く話だ。手に負えないくらい出来のよろしくないタイプか、もしくは出来が良すぎて教師の方が先に音を上げるタイプ。ちなみに場所は大学の近くで、嫌らしい話だが給金は相場からみてもかなりよかった。断る理由もなく、俺はその案件を引き受けることにした。

教え子は舞ちゃんという女の子だった。出来は良くもなく、悪くもなく。極めて普通。素行に問題があるのでもなく、真面目で大人しい。俺が指示した参考書に黙々と取り組む様子を見て(家庭教師を呼ぶ必要があるのか?)と疑問に思ったほどだ。
確かに今時の子にしてはインドア派で肌も白く、細身だ。気になることといえばそれくらい。かといって家族に問題がある訳でもなく、ご両親も普通だ。ヒステリーか何かを起こすような気配もない。だが確かに、家庭教師を頼んでも一月くらいで向こうから断られるようになることが何度もあったそうだ。
(何なんだ……一体?)
答案に誤答はない。出来が悪いでもなく、ますます訳が分からなかった。それでも、ふと気付いた時。舞ちゃんがじぃ……っとこちらを見ていることがあった。
例えば今のように問題を解くよう指示して、自分が手持ち無沙汰になった時。顔を上げれば視線がぶつかる。何も後ろめたいことはないのでそのままにしておいたが、せいぜいそれくらいだった。

「えっ、今日お父さんもお母さんもいないの?」
家庭教師を始めて、一カ月が経った頃。
いつものように彼女の家へ伺った際、車庫が空っぽなことに気付いた。この時間であればご両親は在宅で、車庫には車が停めてあるはずなのだが。そのことを尋ねてみたところ、返って来た答えが両親の不在だった。中学生の女の子を家で独りにするとは、ちょっと不用心ではないか――そんな風に思った。
「そうなんですよ」
休憩時間、舞ちゃんがおやつのケーキを目の前に並べてくれる。いつも休憩時間になれば彼女の母親が持ってきてくれるのだが、今回は彼女がその役を担っていた。
「はぁ……それじゃあ、いただきます」
ケーキの周囲に巻かれたフィルムを取って食べ始めた頃。彼女がぽつりと言った。
「先生、今日泊まっていきませんか」
「……何て?」
自分も男だ。相手が中学生とはいえ、いきなり泊まっていけなどと言われればそういう・・・・ことを考えてしまう。家庭教師をしていると、先生と教え子が深い関係になるというのは時折聞く話だった。もちろんマトモな派遣会社なら大問題だ、一発で解雇もあり得るのだが。
「もちろんその間の時給は出します。両親もそれで構わないと」
……どうやらそういう浮ついた話ではないようだ。
「どうしたの、一体?」
「私、先生は信頼できる人だと思うから」
彼女はそう切り出した。確かに信頼されている、と言われて嬉しくないわけはないのだが。

「今日、お兄ちゃんの命日なんです」

「へぇっ、そう、お兄ちゃんの……命日、ねぇ」
お兄さんがいる……いや、いたことも初めて知った。もちろんすでに亡くなっていることもだ。
「お兄ちゃん、私が小学校低学年の時に自殺したんです」
急に思ってもみなかった重い話が始まった。
「この家のどこかで自殺したんです」
「この家⁉」
そう言われて今いる部屋の中を見渡した、それで何か痕跡が見つかる訳もないのだが。
「お父さんもお母さんも、それがどこかは教えてくれないんですけれど」
「それは……そうだろうね。でもこんな話、部外者の俺に聞かせて大丈夫なの?」
「ええ、先生は信頼できますから。聞いてほしいんです」
「そうか……でも、自殺とはねぇ」
馬鹿みたいな相槌を打つ。ペースを彼女に握られてそれしかできなかった。
「原因、私なんです」
「へぇっ⁉」
もう何度もかも分からない、間の抜けた声を上げた。
「原因が舞ちゃんって、どういうこと?」
「その頃の記憶はなくて、お兄ちゃんのことはほとんど憶えていないんです。時々頭を撫でてくれたくらいしか。でも、原因は私なんです」
「……どんなお兄さん、だったんだろうね」
「お兄ちゃん、私の体とか触っていたらしくて」
話が思ってもみない方向に転がり始め、絶句するしかなかった。
「全然記憶はないんですけれど」
でも確かに、犯罪の被害者が心的外傷やストレスで記憶を失くすというのはよく聞く話だった。解離性健忘というらしい。
「それで忘れているのかも……私に性的なイタズラをしていたっていうんです。それがお父さんとお母さんにバレて、この家のどこかで死んだって……。両親は教えてくれなくて、お祖母ちゃんに聞いたんですけれど」
「まぁ、直接は言いづらいだろうねぇ。……んっ? で、今日が命日?」

どういうことだ、と訝しむ。正直今すぐに帰りたかった。俺の知った事ではない、家庭教師の仕事じゃないと言いながら。
でも、できなかった、部屋を立つ気にもなれない。扉を背負った舞ちゃんの気迫に、完全に呑まれていた。細腕で、色白の、中学生にしても小さい女の子だ。そんな子なのに、彼女を押しのけて出ていくことができない。座ったまま根が生えたように動けない。
「それで……俺は何をすれば?いいの」
「私、毎年お兄ちゃんの命日に夢を見るんです」
「夢?」
「私が一階の居間にいて、ガラス戸から廊下が見えるんです。そこを誰かが歩いているんです。私には『お兄ちゃんだ』と分かるんです。声も発していないけれど、背丈とかで分かるんです。
 お兄ちゃん、そのままトイレに入るんです。でも出てこない。用を足している音もしなくて、あれっ?って思いながら私は廊下に出るんです。
 お祖母ちゃんにはあんなことを教えられたけれど、私には頭を撫でてもらった記憶しかないから、お兄ちゃんに会いたいなって思って。トイレのドアをノックするんですけれど、出てきてくれないんです。人の気配は確実にするんですけれど、何にも物音がしない。どうしたんだろう、お兄ちゃん開けるよ?って声をかけて。鍵はかかっているんですけれど、外から無理矢理こじ開けて。ドアを開けて、お兄ちゃん!って声をかけるけれど、そこには誰もいないんです。
 そこではっと目が覚めると……私、泣いているんです。で、また目を閉じるとまた居間にいる夢が始まって、それを朝まで繰り返し見るんです」
「……そうなんだ」
舞ちゃんに圧され、そんな馬鹿みたいな感想しか出てこない。それでも彼女は話を続けた。
「実は去年の命日の前にお祖母ちゃんからお兄ちゃんが死んだ経緯を聞かされたんですけれど。毎年毎年ずーっと、こんな夢を見るって、何かあるのかってずっと気になっていて。で、お父さん達にこの話をして、これが夢なのか、それとも本当にお兄ちゃんが来ているのか見張っていてくれないかって頼んだんです。『お前がそんな夢を見ているなんて知らなかった』って引き受けてくれて。お父さん達、お兄ちゃんのことは『病死だ』って嘘ついてたから。その負い目があるからなんだろうけれど。
 それで、翌朝『どうだった?』って尋ねたら二人とも顔が真っ青で何も言ってくれなくて。『途中で寝ちゃった』とか言ってるんですけれど、嘘なんです。絶対に何かあったのに、教えてくれないんです。今年になったら会社の都合だとか主婦の寄り合いだとか言って、どっか行って帰ってこないんです。だから先生にお願いしたいんですけれど、いいですか?」
「……その前にいくつか確認したいんだけれど。君はいつも居間で寝ている訳じゃないですよね?」
「そうなんです。いつも2階にある自分の部屋で寝ているんですけれど、確かにお兄ちゃんの命日には、翌朝の最終的には居間で目を覚ますんです。途中までは何度も自分の部屋で目を覚ますんです」
「絶対に何か起きてるじゃん、それ」
「実は、たまに寝ぼけて出歩く癖があって。だから、ひょっとしたらお兄ちゃんの命日もただ寝ぼけているだけかもしれなくて。本当に申し訳ないんですけれど……見ていてくれませんか?」
「えぇ……でも俺、夜はそんなに強くないよ?」
「そこは大丈夫です」
彼女はそう言うと冷蔵庫を開ける。中には受験生が徹夜する時に飲むようなドリンク剤が何本も入っていた。カフェインが大量に含まれていることをパッケージで謳っている。
(まぁ、最悪寝落ちしゃっても「何事もなかったよ」って言ってあげれば……舞ちゃんも安心してくれるのでは? 命日に何か起こるっていっても、お兄さんへの自分を責める想いとか強迫観念とかかもしれないし)
そんな風にして、俺は彼女の申し出を引き受けることにした。

流石に風呂を借りる訳にもいかないので、一度帰宅して再び彼女の家を訪れた。勉強の続きを見たりして、しばらく時間を過ごす。
「じゃあ先生、私そろそろ寝ますね」
時計を見上げると、もうそろそろ午後11時という頃だった。
「分かった、君が起きてくるかもしれないなら俺も居間にいるよ。明かりは点けたままでもいい?」
「ええ、問題ないと思います」
そうして彼女は2階へと上がっていった。居間に独り残される。夜食は用意してあるとも聞いていたが、手を付ける気にはならない。ぼんやりと時間を過ごしているといつの間にか日付も変わっており、2階から伝わっていた彼女が立てたであろう物音も静かになっていた。
持ってきた本などを読んでいても、他人の家だからどうも落ち着かない。暇潰しに本棚を覗いてみたが、並んでいるのはアルバムだった。例のお兄さんの写真でも見つけてしまったら余計に気が滅入りそうだから、手を付けずにいた。喉を潤そうとついついドリンク剤に口をつけてしまい、目はどんどん冴えていく。
(しかい……どうなんだ? 実際)
空になった瓶をゴミ箱に捨てながら、そんなことを考える。
(ただ寝ぼけて居間に降りてきたなら、彼女を起こせば済む話だよなぁ)

がちゃり

「うわっ⁉」
2階から扉の開く音が聞こえた。時計を見るとちょうど丑三つ時、午前2時。だが扉が開いたとおぼしき音は、おそらく彼女が寝に行った自室とは違う場所から聞こえた気がするのだが……。この家には今、俺と彼女しかいないはずなのに。

ぎしっ ぎしっ ぎしっ

誰かが階段を踏みしめながら降りてくる。その音が、中学生の女の子にしては重い気がした。

(えっ、これヤバくないか。明かりを点けたまんまじゃ気付かれる・・・・・んじゃ……いや、でも今さら消すにしたって)

幸か不幸か、明かりは廊下も点けたままだった。とりあえず居間の電気だけは消してしまう。暗くなった居間に、ガラス戸から廊下の明かりが差し込んだ。
そのガラス戸の向こうを、男が通り過ぎた。
(うわっ⁉)
思わず無言で悲鳴を上げる。寝間着なのかジャージ姿だった。その服装まではっきり見てしまった。男は舞ちゃんが話してくれた夢と同じく、トイレに入って行く。それに応じるかのように、頭上からぎしぎしとベッドの軋む音が聞こえた。
(舞ちゃん……魘されてるんじゃないのか?)
今さら居間の電気を消したことに後悔し始めた。
(まさかとは思うけれど、ドッキリじゃないよな? すぐに家庭教師が辞めるヤバい家だっていうし、全部俺をハメるための話って可能性も……)
そんな薄い望みに縋るも、相変わらずトイレからは物音一つしない。仕方ない、と腹を括って廊下に出る。こういう状況を打開するには、堂々と行くべきだと思った。がらがらと音を立ててガラス戸を開け、トイレのドアの前に立った。鍵はかかっておらず、ノブに指をかけると一気に開く。

そこは、誰もいない静まり返ったトイレでしかなかった。だが明かりは点いている、確か先程は消していたはずなのに。
(確かに誰かがここに入っていた……ってことなのか?)
嫌悪感を抱くも、だからといって打開する方法はない。居間に戻り、再び明かりを灯す。
「いや、こんなことが何度もあるとすれば今夜は相当キツいな……」
再び頭上からぎしぎしという音が聞こえてきた。再び魘されているのか、これはもう彼女を起こしてあげた方がいいだろう。
廊下を出て2階へと上がる。扉には「まいのへや」と書かれたプレートがぶら下がっていた。そして2階の、もう一つの部屋の扉が開いていた。先ほど開く音がしたのは、この扉だろう。できるだけ中は見ないようにして扉を閉める。
「……舞ちゃん? 入るよ?」
ノックをして、扉を開く。廊下から差す光に照らされた舞ちゃんは、やはり酷く魘されていた。顔には脂汗が浮かび、のたうち回るように身を捩らせている。
「ちょっ、大丈夫⁉」
声をかけても目を覚ます様子がないので頬を軽く叩いたが、それでも彼女は魘され続けている。そして「お兄ちゃん、お兄ちゃん」と絞り出すように声を漏らしていた。
「舞ちゃん、舞ちゃんってば!」
今度は軽く音が出るほどの強さで再度頬を叩く。しかし彼女は未だに魘されたまま、兄を呼び続けている――まるで、今ここに兄が来ているかのように。
ふと、そんな考えが浮かぶと頭から離れなかった。いるはずがない、いる訳がない。この家には今、彼女と俺しかいない。いないと思っているのに、馬鹿みたいな考えを消すために背後を振り返ってしまった。

「――うわぁッ⁉」

開いた扉から男が身を乗り出していた。この家で見たこともない男だが、年齢は舞ちゃんより少し上だろうか。高揚か、恍惚か、興奮か。とにかくそういう表情のまま扉から身を乗り出していた。
「……ぇへへっ」
そいつがぼそりと笑い声を立てる。
これは何だ。ヤバい奴なのは間違いない。問題は生きているヤバい奴なのか、生きていないヤバい奴なのか――前者なら何とかなるが、後者だともう俺の手には負えない。
どっちだ――体を硬直させながらも必死で考えていた時。へらへらと笑っていたそいつの頭を背後から誰かが掴み、廊下へと引き戻した。ばたんと音を立てて扉が閉まる。
「えぇッ⁉」
俺が慄いている間にも、外から音が続いていた。

どん ガッ どんッ

何かを無理矢理階下へと引きずり下ろすような音。はっと振り向いたら、舞ちゃんはすっかり落ち着いていた。まだ額に汗は残っていたが、すやすやと寝息を立てている。
(誰だ、何なんだよ一体……⁉)
1階からはごとごとと何かの音が続いている。トイレの方から、今はもみ合うような音へと変わっていた。舞ちゃんの部屋を出て、できるだけ音を立てないように1階へと降りる。明かりの点いた廊下で、トイレの扉が開いていた。
「な……何してるんですか!」
勇気を振り絞って中を覗いた時、見えたのは彼女の兄らしき男と――今夜は家にいないはずの両親だった。馬乗りになった二人は彼の体を抑え、そして父親の方が首を手で絞めている。二本の野太い足がばたばたともがいていた。
その時ようやく、二人がぶつぶつと何事か呟いているのに気が付いた。

「まだ諦めないか、まだ諦めないか、まだ諦めないかコイツは……!」

思わず後ずさりし、玄関の方へと引き下がる。ふと上を見ると、ちょうど階段の踊り場に寝ていたはずの舞ちゃんが立っていた。
「まッ、舞ちゃん、来ちゃダメだ! 今トイレで……」
トイレで、何を言えばいいのか。死んだお兄さんを君の両親が殺そうとそている?
「まだ諦めないか、まだ諦めないのか……!」
「諦めてないみたいよ……」
トイレからは二人の声が聞こえる。そして俺の制止に耳を貸さず、舞ちゃんはどんどん階段を降りてきた。
「来ちゃダメだ、見ない方がいい!」
その時ようやく分かった、彼女が満面の笑みを浮かべていることに。

「ホント、馬鹿なお兄ちゃんだよね」
彼女は俺の顔を真っ直ぐに見つめ、笑いながらそう言い放った。
「何回やっても同じなのに、ねェ!」
「本当にそうだな!」
「そうよねぇ、アッハッハ!」

家族三人の哄笑が家中に響く。
もう限界だ。荷物も、ここまで乗って来たバイクの鍵も全て置き去りにして彼女の家を飛び出した。

「大丈夫か、お前?」
こいつならまだ起きているだろう、最近ゲームで夜更かしばかりしていたはずだから――そうアタリをつけた友人はやはりまだ寝ていなかった。
「どうしたんだよ、靴下も血だらけじゃないか」
いつの間にか足は何か所も血が滲んでいた。とりあえず家に上げてもらい、今あったことを洗いざらい喋る。
「マジかよ……何なの? その一家」
「分からない……」
「鍵とかも全部置いてきちゃったんだろ? どうする……取りに行くか?」
「分からない、どうしよう……」
携帯電話と財布だけは身に着けていたので最低限の生活はできるが、だからといって他の荷物をそのまま放置していい訳もない。
「家に行くって訳にもいかないしなぁ~……」

先輩から電話がかかって来たのは、後日その友人と頭を悩ませている時だった。
『なんだかよく分かんないんだけど舞ちゃんの両親、ウチに来て"今までありがとうございました"ってアンタに伝言残していったよ。お前の忘れ物と一緒に。泊りがけで教えてたんだって? 深夜料金つきでお前のバイト代も預かってるよ』
その電話を受けて、情けない話だが独りで先輩と会う勇気も持てずと一緒に来てもらった。ハイこれ、と先輩から渡されたのは確かにあの日忘れた荷物だった。一緒に入っていた封筒には、俺が逃げ出した時間まできっちり計算した分のバイト代と「今までありがとうございました」と丁寧に書かれた便箋が納められている。
「お前にえらく感謝していたよ」
「感謝って何だよ、俺に何を見せたかったんだよ……」

もう何が本当で、どこからが嘘かも知りたくはない。それでも、「とんでもない状況にいた」ということだけは疑いようがなかった。

【出典】
禍ちゃんねる 新作物真似もあるよ回

https://youtu.be/wCuiOE7X2Ao?si=JF_BYTx3a8iIJfIH

本稿は膨大なホラー知識と実話怪談のレパートリーを揃えるかぁなっき氏が語り手の「猟奇ユニットFEAR飯」による実話怪談チャンネル「禍話」で過去に放送された内容を、若干のリライトを加えつつ文章に起こしたものです。
 現在は毎週土曜日午後11時から約一時間に亙り青空怪談(著作権フリー)が放送されています、本稿を読んで興味を持たれた方はぜひ。
【以下参考】
禍話(@magabanasi)
https://x.com/magabanasi
禍話 簡易まとめWiki(有志によるまとめWikiです)
https://wikiwiki.jp/magabanasi/


甲冑積立金にします。