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雑記(20231011)

雑記ってタイトルにつけとけば何書いてもいいと思ってるな。実際そうです。
今回は私が愛してやまない心霊ドキュメンタリーに付きまとう「心霊ドキュメンタリーのスタッフが『我』を出すのマジで苦手」問題です。問題つっても問題視してるのは今のところ私だけなのですが。

心霊ドキュメンタリーって何?と思われるかもしれません。視聴者から投稿された(というテイで)、全国津々でカメラに収められた怪奇映像を収録し、そのうち何本かをピックアップしてスタッフがその真相や背景を取材するというジャンルです。これといった定義はないでしょうが、本稿ではそういう認識で語ります。キモはこの「取材」ですね。

私が先日憤慨したのが、どの作品とは申し上げませんがとある心霊ドキュメンタリー。そのうちのスタッフが途中で「『Not Found』という別の心霊ドキュメンタリーのスタッフに移籍したい」と言い出して先輩スタッフにド詰めされるんですよね(なお先輩スタッフは直接聞いたのではなく又聞き)。「お前あのシリーズがどれだけ偉大か分かってんのか」「今の仕事も満足にできてねぇのに調子に乗ってんじゃない」みたいな感じで。

その話、今必要?

思わずフォント弄りしてしまいましたが、そういうことです。
私が見たいのは真に迫る(≒迫ろうとする努力が感じられる創意工夫を凝らした)怪奇現象であって、大してよくも知らないスタッフの心霊ドキュメンタリーにかける情熱とかじゃないんですよ。作り手の傾ける情熱が俺の挑む方向と全然違う所に向いている。完全にアウェー。知らないクラスが文化祭でやってる内輪で楽しむ向けの劇を見ているより疎外感が強い。
いや俺ノッファンがどんだけ凄い作品かそんな知らんけど(50本以上出ている人気シリーズなのは知っているが、スタッフのアクが強すぎて見ていない)そこのスタッフになりたいって言うだけでそんな怒られるものなの? 上昇志向あっていいじゃん。そもそも「ノッファンは凄い」以上のこと言ってないこのシーンを期待して心霊ドキュメンタリー見てるヤツがいると本当に思ってんの? マジで?

他にも「スタッフの考えるドキュメンタリー像の違いで議論する描写」とか、別シリーズだけど「独断専行で取材対象を追跡したスタッフに説教する先輩スタッフ」とか。なんかそういうのって人気マンガのキャラクターがやるのなら「ワァ、人物像に深みが出るわァ」と思うんですけど、心霊ドキュメンタリーにおけるスタッフなんて添え物でしょ。いらん色気を出すな。めっちゃ雑に語るけど「コワすぎ!」が出てから粗暴な男性スタッフが出てくる心霊ドキュメンタリー増えてない? それともあの業界ってそういう人間ばっかりだから?

「心霊マスターテープ2~念写~」も(あぁ言っちゃった)話は面白いのに、本筋より「心霊ドキュメンタリー番組スタッフ達の"""絆"""」みたいなのをゴリゴリ押し出してくるから(しかもグイグイ前に出てくるスタッフの演技がマジで棒読み。演技って概念知ってる?)嫌になった。二度と見ない。心霊ドキュメンタリーのスタッフなんて全員覆面で「エヌ氏」「アール氏」とかでいいんですよ。個性と顔の皮をはぎ取られろ。寿司よりバランが目立ってるパック寿司なんてないだろ。
「ほんとうに映った!監死カメラ ルーインズマスター」の菅野君みたいに突き抜けてれば「これはこういうモノよね」と思えて受け入れられるんだけど。

これだけこき下ろしておきながら別のものを褒めるのもどうなの?という感じですが「闇動画」シリーズはスタッフが一切出ずにナレーションやテロップで済ませるのが潔くていい。でもスピンオフの「心霊闇動画」は心霊映像がそもそも出来が悪いものばっかりなのでどうしようもない。スピンオフなのに本編より長続きしてるのは多分、取材とかのロケより適当な映像に合成した方が安上がりだからなんでしょうね。
懐事情とかロケが難しい昨今の事情はお察しいたしますが、「女友達と岩盤浴した映像を後日見返していたら生首が映っていてビックリ」というだけの映像を見るために金を払いたい客がいるかどうかはもう一度よく考えてみて下さい。

ということで「呪いの黙示録」への愚痴でした。でも第9章は見るよ、なんか評判荒れてるので。


甲冑積立金にします。