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ゼルダの伝説スカイウォードソードHDクリアしました(剣を上に上げても剣が上に上がらない操作性にイライラするゲーム)

 朝晩の冷え込みが強くなり、冬の訪れを感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 久しぶりに記事を書くのですが、マンチェスター・ユナイテッドについて書こうかと思ったけどもう罵詈雑言ばかりになりそうなので、今回もゲームの話です。2011年にWilで発売されたゼルダの伝説スカイウォードソードのリメイクとして7月にSwitchで発売されたゼルダの伝説スカイウォードソードHDについてのお話です。

1.概要

 任天堂から1986年2月に発売されて2021年で35周年を迎えた大人気アクションアドベンチャーゲーム「ゼルダの伝説」の始まりの物語として2011年にWilで発売された「ゼルダの伝説スカイウォードソード」のリメイクとして2021年7月にSwitchで発売されたゲームです。ゼルダの伝説の始まりの物語としてマスターソードの誕生などの話が描かれています。主な登場人物はスカイロフトという空中に浮かぶ島に住む青年リンク、その幼馴染ゼルダがある日竜巻に巻き込まれて大地へと落下してしまい、ゼルダを探すために女神の剣を抜いて剣の精霊ファイと共に旅立つというストーリーです。

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2.ゲーム内容

 このゲームはWilのWilモーションプラスを活かした直感的な操作とありますが、要するにWilリモコンを振ったりするとリンクが縦だったり横だったり斜めだったりに剣を振ったり盾で弾いたりできたりします。上に剣を上げるとスカイウォードというチャージみたいなのでオーラをためて剣を振るとオーラみたいなものを放ちます。Switch版ではJoy-Conの右で剣、左で盾で操作、Joy-Conを左右に振ると横の回転斬り、上から下に振ると縦の回転斬り、Joy-Conを前に押し出すと突きができ、倒れた相手に注目して上から下に振るとトドメがさせます。従来のゼルダ同様に様々なアイテムを駆使したり、各ダンジョンやマップのギミックを理解して謎を解きながら進んでいくのも従来のゼルダという感じなので、ブレスオブワイルドから始めた方はちょっと戸惑うかもしれませんが古き良きゼルダの伝説をやっているという気持ちになります。クローショット(フックショットみたいなやつ)を使った移動なんかは昔のゼルダやってた人にはお馴染みです。難易度としては敵の攻撃がどんなものでも基本的にはハートが1減る(終焉の者の第二段階の雷を纏った剣による攻撃だけはハート2減る)ので雑にプレイしてるとすぐに死んでしまうので後述する操作性の悪さも相まって難易度はやや高めです。

3.ストーリー

 ストーリーの大雑把な流れとしては鳥の操作大会で認められる→ゼルダがいなくなる→女神の剣を抜いてゼルダを探しに地上へ降り立ち封印の地でそこを守る老婆と出会う→魔族の長ギラヒムが出てきて戦う→新たな地方へ行きインパと出会う→ギラヒムが出てきてボス召喚→新たな地方へ→ゼルダと再会、ギラヒムが謎ポーズしてキレながら去る→封印の地で封印されしものが復活したから封印→女神の剣の強化しよう→積乱雲の中にある島の塔でハープゲット→フィローネへ行きサイレンという試練をやる→各地方のキーマンに会う→ボス→積乱雲→サイレン→キーマンに会う→ボス→積乱雲→サイレン→キーマンに会う→ギラヒムと戦う→封印の地で封印されしものが復活したから封印→積乱雲で寄生されたデカイクジラを助ける→封印の地で封印されしものをまた封印→勇者の詩を覚えるためにまたフィローネ、オルディン、ラネールへ→スカイロフトでサイレン→女神像の内部でトライフォースを手に入れる試練→封印の地で邪悪なものを封印してハッピーエンドかと思いきやギラヒムがゼルダを攫って過去へ→過去でギラヒムを倒し、復活した終焉の者を倒してエンディングとプレイ時間はミニゲームとかをそんなにやってなかったんで大体33時間程度です。ストーリーは王道なので王道のストーリーが好きな人は楽しめると思います。

4.キャラクター

リンク:お馴染みの主人公、騎士学校に通う青年で女神の剣(後のマスターソード)を引っこ抜いた選ばれし者。ギラヒム様からずっと我慢ならない奴だったと言われている。エンディングでゼルダと共に生きていく事を決意。

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ゼルダ:リンクの幼馴染、リンクに恋愛感情を抱いている。エンディングで封印の地でリンクと共に生きていく事を決意。

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バド:騎士学校に通うリンクのクラスメイト。威圧的な態度を取るが物語中盤でゼルダを助けるために地上に行き老婆からゼルダの使命を知り、自分に出来る事を探す。その後スカイロフトに帰らず老婆と一緒に封印の地で暮らすと宣言。投擲機を作ったりする男気ある有能。エンディングで舎弟達と共にスカイロフトに戻った。

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老婆(インパ):封印の地のいる老婆。その正体はゼルダを守る為にゼルダの側にいてゼルダを過去へ送ったインパ。インパは過去の封印の地でゼルダを見守りながら女神に選ばれた勇者の訪問を待っていた。エンディングでゼルダからブレスレットを受け取り過去に残りマスターソードを見守り続け、リンク達が現代に戻った際に老婆がインパだった事が判明し、その後光となって消えた。

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ファイ:女神の剣に宿る精霊。リンクをマスターと呼び、共に旅をする。眠りにつく際になんとも言い得ぬ感情を覚え感謝の言葉を述べて眠りについた。

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ギラヒム:魔族長。普段は紳士的だが怒りに火が付くと本性を表す。戦闘時はタイツみたいな服装で戦い、リンクの剣を掴んで奪い取ったりする。最終決戦では全身が黒くなり究極の処刑法無限奈落という崖から落としてトドメを刺すという攻略法を教えてくれる。リンクに敗れた後に終焉の者が復活し本来の姿である剣の姿に戻った。物凄くキャラが濃いのでこいつが一番好きです。

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終焉の者:封印されしものの真の姿。外見はガノンドロフっぽいし、ベルセルクに出てきた不死のゾッドっぽい。第1段階ではこちらの攻撃を剣で防ぎまくり、第2段階では雷を剣に宿し攻撃してくる。第2段階の際にスカイウォードを溜めるように剣を上にあげるとこいつより先に雷を剣に宿す事ができるのでそれを放つとふらついて攻撃を何発か叩き込むとダウンするのでトドメを刺すと倒せるが入力が遅いと回避される。リンクに敗れた後に消滅し残留思念がマスターソードに封印された。

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5.問題点

 このゲームの問題点として操作性の悪さが真っ先に上がります。Joy-Conを上にあげても剣が上に上がらなかったり横に振っても剣が横に触れなかったりで凄まじくストレスがたまります。とにかく操作性が悪く、パックンフラワーみたいな敵を倒すのでさえ狙った方向に剣が振れないので苦労するし、綱渡りの時もすぐ綱から落ちそうになるわ、剣を上に上げても剣が上に上がらず変な方に向いてたりしてまともにスカイウォードを溜める事もできないなどイライラ度合いが凄まじい事この上ないのですが、最初のロフトバードの操作がモーション操作だと上手に操作できず最初のロフトバードの所でコントローラーを投げそうになるほどキレそうでした。救済措置としてボタンオンリー操作というコントローラー操作に対応したものがあり右スティックで剣を操作、左スティックを押すことで盾で防御、上下上、右左右と右スティックを素早く操作することで回転斬りを繰り出せます。トドメはダウン中の相手に注目し、上下上と右スティックを操作することで相手にトドメを刺せるので自分は途中からボタンオンリー操作でしかプレイしてませんでした。

 はっきり言ってこのゲームやるならボタンオンリー操作だけで充分ですが、カメラ操作がL押しながら右スティックで視点操作するからか3D酔いするのが難点で自分も度々3D酔いしてトイレに駆け込んでは「あー、気持ち悪い…」って言いながらやってました。

 あと同じマップで似たような事を何回もやらされるのとボスの半分くらいが封印されしものとギラヒムというも個人的にはマイナスポイント。

6.最後に

 色々愚痴もあるんですけど、操作性の悪さと軌跡シリーズを思わせるような同じようなマップと同じような事の繰り返しとファストトラベルがないなどのシステム面に目を瞑れば古き良きゼルダって感じで遊べない事はないと思いますし、ストーリーも王道でキャラもバドみたいないい味出してる脇役やギラヒム様のような個性的な悪役もいて概ねいい感じです。ただそれらを相殺するモーション操作での操作性の悪さやZR押しながらアイテム操作の駆使なども慣れるまで時間がかかるのでもしプレイしてみようと思う方がいらっしゃったら中古が結構市場に出ていて3,800~4,500円くらいで買える(2021年11月時点)ので興味があるならやってみても良いと思います。10点満点中6点くらいの出来なんですけど従来のゼルダの操作方法で出してたら多分操作性とかはどうこう言われず万人受けだったんじゃないかなと思うくらいには勿体ない作品だったと思います。

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