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バランワンダーワールド、クリアしました(どんな時間も無駄ではないと思ってもこのゲームをやった時間が無駄だったと思うクソゲー)

 初夏どころか30度超える日が出てきて本当にまだ5月なのかと思う今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか?
 さて今回はクソゲーオブザイヤー2021大賞受賞作品であるバランワンダーワールドの感想を書きなぐっていきたいと思います。

 このゲームは2021年にスクウェア・エニックスから発売されたソニックのプロデューサーで有名な中裕司氏とナイツのキャラデザを担当されていた大島直人氏の往年のセガのゲームを思わせるタッグが生み出したアクションゲームです。
 このゲームはミュージカルをモチーフとして80種類の衣装を駆使するアクションゲームなのですが…80種類あった所で実際の所は性能が若干違う程度で似たような衣装が何種類かあるだけで中にはクソの役にも立たない衣装などあったりしますがその辺は後述します。
 ちなみにプロデューサーだった中裕司氏はプロデューサーを解任された件でスクウェア・エニックスを提訴(※1)しました。
 ちなみに私はセールで2,300円くらいで買ったんですけど、中古屋で1,500円とかで売られてるので興味があるならそっちで買うのがいいです。

1.ストーリー

 このゲームは男主人公と女主人公どちらかを選べます。自分は女主人公を選んだので女主人公は屋敷のメイドから陰口を叩かれてると思い込み心を閉ざし家出してしまいます。そこでバランと出会いワンダーワールドへ導かれてネガティブな感情に傾きつつあるワンダーワールドに均衡を取り戻す為に立ち直れない出来事などがあったバラン劇場へと導かれた12人が自分たちの世界を守るためにランスの手引きで心の欠片を手放しネガティに変貌してしまい、主人公はそれぞれの心の破片を集めて元に戻し、それぞれは立ち直れない出来事や虚無心の中で希望を見出し最後はランスを倒して謎のミュージカルが始まって12人の人達が現実世界に戻りバランによって現実世界に戻り心の不安などを振りほどき前向きに生きていくという話ですが、ゲーム内ではバランがなぜワンダーワールドの均衡を取り戻そうとしているのかとかなど語られてませんし、そういう部分は小説読んで補完しろという投げやりぶりです。
 SNSでは小説の評判はいいらしいのでこのゲームをやるより小説読んで終わりがこの作品の最適解だと思います。

クソゲーだと思うけどたくさんのキャラをミュージカルさせてるのはちょっと凄いと思った

2.ゲーム内容

 このゲームは各ステージに配置されているコスチュームを着てゲームを進めていくというのがこのゲームの基本で操作はSwitch版でプレイしたのでSwitch版での操作で説明していきますが、ABXYZLZRはアクションLRはコスチュームチェンジです。
 以上です!!!!!!!
 ちなみにこのゲームのRTA動画(※2)にもあるようにコスチュームチェンジをしている時は完全に無敵なのでボスの攻撃を回避する際はコスチュームチェンジのボタンを連打してればノーダメです。

3.問題点

 このゲーム、80種類のコスチュームがあるのですが大体のコスチュームは空中浮遊系、攻撃系(ジャンプ不可)、ブロック押すやつ、なんか消えるやつ、ダブルジャンパー、スケートやレールを走れる特定エリアの高速移動用コスチューム。特定の場所で演奏を始めるコスチューム、テレポや小人やバキュームしたりと大体これくらいで分類されますが実際に使えるのは二段ジャンプのダブルジャンパーと空中浮遊のフロストフェアリーとバランワンダーワールドRTAでおすすめされていたジュエリージョルト(ジャンプ時に電流を纏う)や連打で長距離飛べるソアリンシープと攻撃系のインキーブラスターとかくらいしか使わなかったですね。
 あとマリオ64モチーフで作ったのか知りませんが、マリオ64のスター集めよろしくバランスタチューというものを集めることを要求されますが小説版ではバランスタチューやら後述するバランチャレンジについては一切記述がなかったらしいのですがこれらは一体何のために存在していたのかクリアしたけど未だにわかりません。

バランの声優は鈴村健一氏です

 バランスタチューを110個集めるとラスボスに行けますが12人のボスを倒さないとこの様なメッセージが出ます。これ見た時に私はキレそうでしたね。
 ちなみにボス戦でもバランスタチュー収集を要求されるのでボスのパターン3つを攻略しないと全部取れないので非常に不愉快です。

これ見た時にそっとゲームを終了しました

 ちなみにこのゲームはダメージを受けたり穴に落ちたりするコスチュームをロストしますが、ロストしたコスチュームはコスチュームが置いてあるステージに行かないと取れないという害悪仕様です。
 あとザコ敵のネガティが出てくるんですけど、こいつらは倒しても何の得もなく倒す度に強くなるメタAIを採用してる上に倒しても同じ場所を通ると一定時間で復活します。
 カメラワークもとても酷くやってる最中に何度も3D酔いする上に見づらいのが非常に最悪でした。 
 そしてこのゲーム最大のクソと言われるバランチャレンジ、これはバランのポーズに合わせてタイミングよくボタンを押すというものなのですが、バランがぐちゃぐちゃ動く上にタイミングが取りにくく、更に最悪なのはExcellent以外は実質失敗扱いでバランスタチューが手に入らない上にボスを倒さないとステージ上のバランチャレンジが復活しないというクソ仕様です。しかもステージが進んでいくと1ステージにバランチャレンジが3回もあるんですよ。私、ステージ内で金色のシルクハット見るだけで指が震えて胸の動悸が激しくなりましたからね。ちなみにクリアだけならバランチャレンジをやる必要はありません

このBGM聞くだけでバランチャレンジ思い出して胸が苦しくなりました

4.最後に

 ここまで書いてきましたけど、このゲーム本来はフルプライスで7,678円(税込)するんですよ…。子供向けに簡単操作とかにしたのはわかるんですけど、子供がこれやって楽しいのか?子供にやらせたいか?と聞かれたら私だったら子供にこれやらせるくらいなら他のゲームやらせますね。
 というか子供がバランチャレンジとかやって楽しいと思うか?って聞かれたら多分つまらないって思うよねって思います。
 ちなみに私はこのゲームやってたらボスの前でエラー終了してマイクロSDカードがお亡くなりになりミラーレス一眼に使っていたマイクロSDカードをSwitchに差して頑張ってクリアしました。
 ファイナルソードではJoy-Conがお亡くなりになりましたが、バランワンダーワールドではマイクロSDがお亡くなりになったのでクソゲーはゲームの関連部品を破壊する力があるのかと思いました。
 クリア時にどんな時間も無駄ではなかったというこの様な画像がデカデカと出るのですが…

このゲーム最大の煽りだと思う

 五等分の花嫁のキャッチコピーがかわいさ500%五つ子ラブコメなら、このゲームは苦しさ500%のクソゲーですよ。
 このゲームやったせいでミラーレス用のSDカード買い替えという無駄な出費も余儀なくされたし、本当にこのゲームやった時間は無駄以外の何物でもなかったと思いました。(11月18日追記:同ゲームのディレクターだった中裕司氏がインサイダー取引の疑いで逮捕されました。https://www.famitsu.com/news/202211/18283274.html)

※1:中裕司氏が『バランワンダーワールド』を巡ってスクエニを提訴していたこと、同作のディレクターを発売半年前に解任されていたことを明かす(ファミ通.com)

※2:【Speedrun】Balan WonderWorld Any% 1:17:16


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