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義父母の方が大事な夫

kannaです。

後にも先にも人に灰皿を投げつけたのは人生でこの1回限りです。
考えるより先に、手が動いて、クソ夫に向けて灰皿を投げつけてた。

それは、結婚後転居してまだ間もない忘れもしないあの日。

クソ夫の実家から車で15分ほどのアパートを借りて、新婚生活をスタート。
(絶対に同居は嫌だった。長男だったら間違いなく結婚してません)
新婚生活2日目に雪が降って車を出せず、家に閉じ込められたことはまだ記憶に新しい。
 

事件はある台風の夜に起きたんよ。
土地勘もなく、車がないと生活できないくらいクッソ田舎に転居してきた私。もちろん友達もおらへん。知り合いもおらへん。めっちゃ孤独のまま、しばらくは失業保険をもらって過ごそうと、医療事務の講座に通いながら日々を過ごしてた。

ある日、台風が来て、夫は心配して実家の方に行くことになったんね。もちろん、用事が終わったら帰ってくるか、途中で連絡が絶対にあるって思っていた。うちのアパートの横も崖。避難する場所もわからへん。めっちゃ不安なまま時間を過ごしてたんやけど。

クソ夫、朝まで帰ってけえへんかった。
帰宅して、
めっちゃ不安やったこと、どうして連絡をくれへんかったのか?なぜ帰って来なかったのかを聞いたら・・・・。

お前こそ(私のことお前っていうのいい加減やめーや!)俺の実家のこと、心配じゃなかったのか?一度も電話して来ないってどういうことや!

っての賜ったんよ。

ありえへん!!
あんた、私、知らん土地で一人おるねんで。
雨が降って避難せー言われても、どこ行ったらいいかも知らへんねんで。
それやのに、一人置いといてこの言種はなんやねん。

って目の前にあった灰皿ほかりつけた。
まだ、子供が生まれる前の話。
 
でも私、甘かったんよね。
子供ができたら、きっと私たちの方、見てくれるって思っててん。
一番に自分の家族のこと、大切にしてくれるって。

そやけど、今もなお、
あのクソ夫の家族は、義両親のいるご実家で、一番大切なんは、私でも、子供たちでもなく、義父母様なん。

あてにもくそにもならんくせに、偉そうにばっかりいうクソ夫。
その片鱗は、もう、結婚当初から見えていたのにね。

結婚して、唯一良かったと思うことは、
二人の可愛くて、賢い子供たちと巡り会えたことやと今でも思うわー。


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