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劇団四季版 アナと雪の女王を観ました

※以下ネタバレあります※

劇団四季版アナ雪観てきました!!
ブロードウェイで観てたし、日本版好きになれるかな…っていう不安の方が大きかったんですけど、杞憂でした😭😭😭

訳詞について

まず訳詞がものすごく良い!!映画の日本語訳詞は元の英語の歌詞と内容が全然違っていて、それが嫌いで吹き替え版をほとんど見なかったくらいなんですけど、四季版は元詞に本当に忠実かつ音楽として聴きやすくて感動…!
訳者の高橋知伽江さんもパンフレットの解説でそこに触れていて、映画だとリップシンクの制約があってどうしてもあの歌詞になったけれど、四季版は元詞に忠実に書けたと…!8年間のモヤモヤが晴れました🥺✨
「愛の何がわかる」、「危険な夢」の訳が特に良かった😌❄️
それと、ハンスのセリフに2箇所くらい「もちろん!」がちりばめられているのですが(おそらく意図的)、アナの例の「もちろん!」と引っ掛けて「もちろん」がハンスとアナ2人の合言葉みたいになってるのが良すぎました…!!

一箇所だけこれは…と思ったのは「雪だるま作ろう」のラスト。アナの「明日はあなたの大事な日(中略)お手伝いするよ」に対してエルサの「雪だるまつくろう…」という歌詞になっていたのですが、「お手伝いするよ」→「雪だるま作ろう」だとちょっとちぐはぐというか会話が噛み合っていないような…。元が「Is there anything I can do?」なので、「お手伝いできることない?」や「お手伝いしようか?」にしてくれたらそれに対する回答としての「雪だるま作ろう」という要求になるのになぁ、と思いました。エルサがアナに対して望むことは「雪だるまを作る」=以前と同じように触れ合ったり話したりすること、ただそれだけなんだっていうのが一言で分かる歌詞なので、ちょっともったいなく感じました。そもそもこの最後の「雪だるま作ろう…」は映画版ではアナが言っている歌詞で、そこをわざわざエルサに変更してエルサに言わせていることにすごく大きな意味があるんですよね。
それでも全体を通してというか、上記の雪だるまラスト以外は全部訳詞がすばらしくて!映画版でモヤッと感じた部分がすっきりと腑に落ちる歌詞になっていて、本当に伝えたかったであろう言葉が過不足なく入っており、ますますアナ雪が好きになりました。

キャストについて

映画版からずっと大大大好きなアナちゃん!こちらもちゃんと愛せるかしら…の不安は完全に杞憂、三平果歩さんが本当にアナにぴったり!こじらせオタクも大満足の出来でした!!!歌声も所作もカンワイイ〜💓💓💓「愛の何が分かる」での逆さ宙吊りになりながらの歌唱でもブレない歌声は凄いの一言です。
エルサの岡本瑞恵さんも、エルサの神経質さと大胆さの両立がすごかった!早替わりの場所わかってるからオペラグラスでガン見してしまったけどそれでもやっぱりすごい!
女性のオラフは初めて観たけどチャーミングで良かったです😍三平アナが一度オラフのパペットじゃなくて、役者の小林英恵さんと頷き合っちゃったのは開幕して間もないからご愛嬌かな😂

舞台装置について

舞台装置もブロードウェイそのままで大迫力、プロジェクションマッピングも見事でこれはむしろあえて2階席で観たいかも。
特に初めて氷が出てくるところ(戴冠式パーティ)の迫力がすごかった!人々が怯えるのも納得。

楽曲について

True Loveなし、I can't lose youになっていたので、楽曲はツアー版準拠ですね。
アナ雪ファンの方は映画版(1のほう)のサントラのボーナストラックを聴いてから行くと、お楽しみがあります♪
「扉あけて」はブロードウェイでは爆笑ポイントになっていましたが、まあ日本人はあそこでは笑えないよね…!曲が既にロマンチックデュエットとして認知されてるしね…!キャストは全力でハズしに行っていたのですが、もうちょっと客席のリアクションが欲しいところでした。コロナ禍が終わったらまた違うのかな?

座席について

14列目で目の前が通路だったこともあり、非常に観やすかったです!宝塚劇場よりもやや傾斜が強めに感じました(体感なので本当のところどうなのかはわかりません…)。今日座ったのは6・7番だったのですが、舞台奥の下手側がやや見切れ気味でした(メインキャストは見えた)。
雪の魔法で舞台全体を使うので、一階上手下手端寄りだとちょっと演出が見切れて勿体無いかも。選べるならセンター寄りがおすすめです。無理に一階で端になるなら多分二階の方がいいんじゃないかなあ(※二階ではまだ観てないのであくまで予想)。14列目で言うなら10〜33番あたりは安心、という印象です。
上手下手の二択なら上手がおすすめ(特にアナ担。上手からじゃないと表情が見えない大事な場面が終盤にあります)。

面白かったこと

・最後アナがハンスをぶん殴るところで客席の子供が歓声をあげて喜んでたのですが、ブロードウェイで観た時もあそこで子供がyeees!!って喜んでたので子供のツボって世界共通なんだなって思いました(笑)
・huggeの場面、よかった全裸度だいぶマイルドになってる〜!って思ったら全然そんなことなかったwwww最初はタオル巻いて出てきたけど、お色直ししたらアキラ100%だったwwww
・イドゥナが思いっきり「私はノーサルドラの出身です」って言っててちょっと面白かったです(笑)ブロードウェイ版の頃はまだ2やってなかったので、ノーサルドラとは言ってなかったよねぇ。

こんなにも満足のいくアナ雪にふたたび、しかも日本で出会えるなんてオタク冥利に尽きます😭💓早速チケット増やした!笑

本当にめちゃくちゃ出来がいいので観劇オタクじゃない皆様にも是非観てほしいです。観劇というよりもディズニーのアトラクションみたいな、そんな気分で楽しめます!


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