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ヒプノセラピーやったら閉じこめられてた生の感情に出会えた話(前編)

去る水曜日に、ヒプノセラピー(催眠療法)を受けた。

ヒプノセラピーは、一言でいうと、深くリラックスした状態で、潜在意識に働きかけ、ある記憶と結びついた強い「思い込み」を緩和する療法のこと。

催眠療法(さいみんりょうほう、英語: hypnotherapy)とは、催眠を用いる補完・代替医療の一種である。被暗示性亢進を中心に、催眠現象が持つ様々な生理的・心理的特性を利用し、多様な治療が行われる[1]。心身の回復、同化の促進、緊張の解放、不安感情の低下などが期待され、心理的興奮やストレスが関わる心身症、身体疾患や医学的処置の苦痛など精神科リエゾンの領域でも利用される[1]。自己洞察や行動変容の促進にも用いられる[1]。
        出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

わたしは、人間関係や物事の捉え方でいつも同じ課題に悩んできたので、
何かヒントがもらえれば!と、軽い気持ちで受けてみた。

結果、しっかりと変化が現れ、総合的に初ヒプノセラピーに満足したので、体験と気づきを残しておく。

わたしの解決したかった課題、なぜヒプノセラピーか

わたしには常々、こんなメンタルブロックがあるな、と感じていた。

・役に立たなければいけない。
・ちゃんとしなければならない。
・理想の形でできなければ意味がない。

このブロックにより、
・人の目が気になる。人の希望を先読みしすぎて疲れる。
・自分の願望と他人の願望の境が曖昧で、自分の本当の気持ちが見えない。
・何か新しいことを始めようとしても、自分で叩き潰してしまう。
 (お金と時間を回収できるの?どうせまた飽きて無駄になる!
  始めるなら、○や△もした上じゃなきゃ。そこまでできんの?など)  

わたしの理想は、単にこうした症状が出てこなくなるだけじゃなく、
ブロックの根本を知ったうえで改善できる方法だった。

メンタルブロックの原因は、潜在意識に刻まれた負の感情だという。

過去の体験と似たような行動を取ることで負の感情が反すうされ、
潜在意識が再び傷つかないように、「できない」「しなければ」という
思い込みによって意識にブレーキをかけて、自分を守っているという。

本人はそんな体験を忘れてしまっているかもしれませんが、潜在意識にはしっかりと残っています。意識では「上手くやりたい」と考えても、潜在意識から「上手くいかない」という発想が湧き上がってくるわけです。私たちが普段意識している「顕在意識」は全体の意識の10%に過ぎないため、90%を占める潜在意識が「できない」と思っていると無理なのです。 
       出典:https://reeed.jp/blog_individual/mental-block/

心理カウンセリングなどでもブロックを外すことはできるようだけど、
特にヒプノセラピーは、催眠状態によって潜在意識に直接働きかけ
ブロックを外す手法だったので、より確実に効果が得られそうだと思った。

受ける前に心配してたこと、準備してよかったこと

今回は、転職のときにお世話になったキャリアアドバイザーの女性に薦められ、ヒプノセラピーを受けた。彼女の友人がセラピストをしており、
彼女自身もセッションを受けてみたら、5歳の自分が出てきた、という。

紹介されてから申し込むまで2か月かかった。信頼できる紹介元だが、
催眠自体が初めてで、五円玉揺らすのか?程度の知識しかなかったからだ。

ヒプノセラピーを調べると、
前世、霊視、守護霊などスピリチュアルな言葉が並び、なんか怖い。
体験者の感想も「オーラの輝きがもどった」「自分を守る温かい存在に感謝」など、お、おう…となるものが多い。

催眠にかかっている間、悪霊とかに体乗っ取られたりすんのか?
夢みたいに、現実と変わらないはっきりしたイメージが見えるのかな?
てか、そもそも何も見えませんで終わってしまったらがっかりだよな。
…などと心配がわいてきた。

まず、催眠とはどんな状態か、どんな危険があるかを調べた

催眠を受けている間は深いリラックス状態にある。
これは、毎日の寝入り・寝起きでも起こっており、特に危険はないようだ。
(睡眠するたびに悪霊に取りつかれてたら、たまらない)

ただ、潜在意識をいじることで精神に負担がかかるのは確からしく、
ストレスが溜まっていた時期を避け、気持ちが浮上してから申し込んだ。
 
あと、セラピストの技量によっては、
 過去のトラウマを触るだけ触って上手く修復できない、
 セラピストの導きどおりイメージが見えないのを受けた人のせいにする、
 メッセージの伝え方が説教じみていて傷ついた、などの体験談もあった。
 
紹介を受けたセラピストさんは、スピリチュアル体質でありながら、
心理学やカウンセリング技法など、アカデミックな知識も習得しており、

「イメージがすぐ見えなくても、様々な角度からアプローチできます」
「受ける方と同じ視点で一緒に解決していきたい」とブログにもあり、

バランス感覚の良さと、文体から見える誠実さから、信頼できると思った。

そして、覚えているなかで一番古い悲しい記憶をあらかじめ書き出した。
 過去の自分が見えません!で終わったら嫌なので、
 できるだけ昔に遡って思い出してみたところ、
 保育園で居心地悪そうにしていた記憶があった。
 (のちのち、この作業をしておいてよかった!と思った)

長くなりそうなので、前編はここまで。
後編では、セッション中の体験、受けた後の変化について書いていきます!