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ネクストプレイ杯優勝!超重マドルチェ解説

 こんにちは、かんみと申します。今回は、超重マドルチェについて解説していきます。
 4/5のネクストプレイ杯ではベスト8、4/12のネクストプレイ杯では優勝することが出来たので、今環境においても充分に戦えるデッキだと考えています。

基本的なことは無料で読めますので、超重マドルチェ面白そうだから使ってみたいという方は是非読んでいってもらえると嬉しいです!

※このnoteはマドルチェを知らない人でも問題なく読めるとは思いますが、マドルチェの基礎知識はある程度持っているという前提で書いている部分もあるのでその点ご了承ください。

1.構築の概要について

4/5で使った構築
4/12で使った構築

 上が4月5日の構築、下が4月12日の構築になります。両者の構築に共通して言えるのは、マドルチェ+春化精と超重武者のバランスを重視しているという点です。このデッキは、マドルチェを引いても超重武者を引いても展開できるようになってはいますが、両方のギミックをあわせ引いた時が最も強い展開をすることができます。そこで両者の枚数がほぼ同じになるようなバランスで構築しています。

 また、サイドデッキについては、基本的にはモンスターで構築しています。先行であれば、魔法罠が墓地にあっても展開できることは多いですが、後手捲りをする際に、ワカU4やバイQが使用できないのは手数に大きくかかわってくるので、あまり採用したくないです。
 しかしながら、レッドリブートやハーピィの羽根箒、冥王結界波のような1枚で特定のデッキタイプの妨害を一気に解決できるようなカードであれば、採用は充分に検討できると考えます。今回は苦手とする罠型はあまりいないだろうと踏んで、採用していませんが、今後神碑やオルターガイストのようなデッキが増えるのであれば、採用すると思います。

 次に、4月5日からの変更点となります。
 詳しい採用理由については後述しますが、はじめに、抹殺をサイドデッキに回してγを採用しました。これは、先行展開時に魔法が2枚以上きて、モンスターコストやペンデュラム召喚の頭数が足りないという状況が何度か起こったからです。そこで、初手に来る確率を下げるために抹殺をメインから採用することをやめて、代わりに近い役割でモンスターであるγを採用しました。朱光の宣告者は手札を2枚要求するため、打ったその後の展開が難しくなるという事が起こったこと、天使の枚数が少なく合わせ引き出来ない事がまあまああったということから今回は不採用としました。

 また、前回の構築と比べ後手でも勝てるように構築しなおしました。手札誘発としてγとドロールを採用することによってメインデッキの誘発の数が増えただけでなく、枚数をその分膨らませて43枚にすることで、後手サイチェンでの誘発のスロットを大きくとれるようにしました。
 枚数が膨らんだ分G等への回答が引きにくくはなっていますが、こちらが止まらざるを得ない状況においてもドロールで相手の動きを止めてターンを返してもらおうという意図もあり、ドロールを優先して採用しました。

 最後にムドラの枠を苗と霞の春化精2枚目に変更しています。ムドラは、カカCのコストにしても妨害として機能しますし、森と目覚で落とせるので小回りの利く非常にいいカードではあるのですが、初動にもならない不純物ですし、ムドラがないから負けたという場面もなかったので、初動としても貫通札としても使える苗と霞に変更しました。
 春化精ギミックは召喚権が微妙に食い合うマドルチェギミックと超重武者ギミックをつないでくれる非常に優秀なギミックであり、弱点のうららは超重武者ギミックが引き受けてくれるので、このデッキでは非常に強く使うことができます。今回は合計4枚の採用にとどまっていますが、さらに枚数を増やしてもいいと思います。

2.採用理由

 次に各カードの採用理由について触れていきたいと思います。なお、レシピについては、第130回のネクストプレイ杯で使ったもので触れて行きたいと思います。

マドルチェ・エンジェリー

 マドルチェで唯一墓地の状態に関わらず初動となるカードです。レベル4なのでダランベルシアンから持って来ることができます。
一見サーチの利くカードなので枚数を減らして良いように思えるかもしれませんが、このカードを初手に持っていることでダランベルシアンで春化精を持ってこれたり、妨害への貫通札となってくれたりするので、最大枚数の3枚採用です。

マドルチェ・プティンセスール

 マドルチェにおける最強初動の一枚ではありますが、効果の発動後にマドルチェしか出すことの出来ない制約がつくこと、バイQを使った後にss効果を使用できない噛み合いの悪さから、一枚の採用です。
 素引きした場合でも、ダランベルシアンから持ってきた春化精で蘇生することでケア出来るので一枚でも問題ありません。また、展開後は自然とデッキに戻るので次のターンも問題なく使えます。

マドルチェ・ホーットケーキ

 マドルチェにおける準初動です。一枚採用時のの素引きもこのデッキではほぼ問題ありませんが、マドルチェ初動の傘ましのため2枚採用です。プティンセスールと違って、起動効果なので、ペンデュラム召喚しても他の展開をした後に動けるという点、バイQにうららを受けた場合スールだと動けないがホーットなら動けるという点を評価して、プティンセスールよりこちらを優先して枚数を増やしています。

マドルチェ・メッセンジェラート

 マドルチェ魔法罠をサーチ出来るカードなので、採用は必須です。マドルチェの最大展開に必要なので2枚採用にしています。
純構築では手札にくるときついですが、この構築ではカカCのコストに出来たり、ペンデュラム召喚したり出来るので、素引きもそこまで問題になりません。レベル4なのでバグースカが作れて助かる時もあります。

マドルチェ・プティンセス

 展開で使用するため1枚採用。基本的にはプティンセスールからリクルートします。戦闘を行ったダメージ計算後に場のカードを一枚破壊する事が出来るので、これを利用して妨害を踏みにいけるという事は覚えておくと役に立つ場面があると思います。

超重神童ワカ-U4

 最強初動の一枚です。このカードと手札コストからバロネスと3素材ダランベルシアンを成立させてくれる最強パワーカードです。春化精制約下でもペンデュラム効果は使えるので非常に噛み合っています。
ただ、春化精を使ってしまうとシンクロ素材になった時にペンデュラムスケールに置く効果は使えない点には気をつけましょう。

超重武者バイーQ

 ワカU4をはじめ、状況に応じた超重武者を持ってくる事が出来るカードなので3枚採用です。ここにうららを打たせてマドルチェの動きを通すのにも役立ってくれます。
 場の機械族のレベルを2つあげる効果も非常に優秀で、自身のレベルを2つあげてこのカードとレベル4モンスターでアクセルスタダ→バロネスと繋げたり、ランク4の素材にしたり出来ます。

超重武者装留イワトオシ

 ターン1の無いサーチ効果が非常に強力です。このカードも1枚からバロネス+3素材ダランベルシアンまで行くことが出来るので3枚の採用です。
 また、後述しますが、イワトオシ初動の場合には、墓穴や抹殺を打った場合でもペンデュラムスケール+リンク2を揃えることが出来るというのは、他の初動には無い強みです。

超重武者装留ガイア・ブースター

 バロネス+3素材ダランベルシアンを成立させるために必要な展開パーツな為1枚の採用。忘れがちですが、装備したモンスターをチューナーにする事が出来るので、強引にシンクロに繋げることも出来ます。これを利用してアクセルスタダ→バロネスに向かうことで先にニビルを打たせて勝った試合もあったので、頭の片隅に入れておくといいと思います。

超重武者テン-BN

 基本展開で使用します。シンプルに1体増やせるカードなので強力ですが、初動にはならないし、展開途中でチュウサイから持ってくることが出来るので一枚の採用です。素引きした場合でもカカCコストで切ってそのまま蘇生すればいいので問題ありません。

超重武者装留チュウサイ

 装備したモンスターをリリースして他の超重武者をリクルートします。基本的にはカカCをコストにテンB-Nを出します。非常に小回りが効くカードで、このカードのおかげで一見事故札であっても強引に動ける場合もあります。

超重僧兵ビックベン-K

 基本的にはワカU4の効果で貼りたいカードになります。一枚だと素引きした際にワカ-U4の効果が使えなくなってしまうので2枚の採用です。
 一応このカードを2枚素引きしてしまった際にも、他の超重武者があれば、動くことが出来る場合もあるので、諦めないようにしましょう。

苗と霞の春化精

 天使族・地属性をサーチする事が出来るので、エンジェリーにアクセスする事が出来ます。
 ダランベルシアンから春化精にアクセス出来るので、丘と芽吹、森と目覚同様一枚のみの採用にしていた時もありますが、春化精を初手に引けている事で手数を増やすことが出来るので、初動としてもカウントできるこのカードを2枚採用としています。

丘と芽吹の春化精

 春化精カードをサーチすることができます。基本的にはダランベルシアンからサーチして、丘→苗→森と繋いでいきます。春化精全てに共通することではありますが、イワトオシを蘇生することで手札コストを確保する動きは非常に強力です。

森と目覚の春化精

 苗と霞や丘と芽吹から持ってくるカードとして一枚採用しています。このカードで増殖するGを落としてグラスフレで回収することが出来ますし、テンBNやガイアブースターなど初動にならない超重武者と合わせ引きした際に、森と目覚でイワトオシ落としてカカCで蘇生する事で動けるパターンもあるので、3種類目の春化精として最も採用に適していると思います。

セリオンズ・キングレギュラス

 クリフォート・ゲニウスからサーチする先として一枚採用しています。このカードのおかげで、春化精の制約がかかった後でも誘発をケアしながら動くことが出来たり、ダランベルシアンまで行けない時の妥協点を作ることが出来たりするので、個人的には必須枠だと考えています。
 初手に来ていても誘発ケアとして使用できるので非常に優秀なカードです。


灰流うらら

 主に増殖するGを弾くためのカードとして採用しています。書くまでも無いかもしれませんが、モンスターなので超重武者の動きを邪魔することも無いですし、展開後にはグラスフレで再利用できる点も偉いです。

増殖するG

 一番使いやすい手札誘発なので3枚採用しています。地属性なので、森と目覚で落としてグラスフレで回収することも出来ます。

ドロール&ロックバード

 今の環境では1:1交換をするような手札誘発一枚程度では止まってくれない事が多いので、使いやすくて拘束力の高いこのカードを採用しました。先日のネクプレ杯でもこのカードのおかげで取れた試合があったのでかなり感触は良かったです。
 ただ、基本使った側がディスアドになるカードではあるので、環境みて変えないといけないと部分だとは思います。

PSYフレームギアγ・psyフレームドライバー

 先行、後攻共に強力な手札誘発です。手札誘発へのカウンターとして使う場合、墓穴と違いモンスターであるため、超重武者の動きを阻害しない点が優秀です。また、ドライバーを入れないといけませんが、レベル6でペンデュラム召喚にも対応していますし、アクセルスタダを経由してγ蘇生すればバロネスが成立するので、決まった際のリターンがあまりにも大きいことを評価して採用しています。

マドルチェ・シャトー

 展開パーツなので最小限の一枚採用です。このカードとグラスフレで墓地のモンスターを回収出来るので、先行展開で使用したうららなどを再利用したり、リソースを回復したりする事が出来るのは他には無い強みです。

マドルチェ・サロン

 展開で使用するため1枚の採用です。マドルチェ限定で召喚権を増やす効果も地味に優秀で、このカードを素引きしていた場合にはペンデュラム前にダランベルシアンが成立しなくても増えた召喚権を利用してマドルチェ展開を行う事が出来るため、展開をさらに伸ばしたり、誘発を貫通したりするのに役立ちます。

墓穴の指名者

 主に増殖するGやドロール&ロックバード、ディメンションアトラクターを弾くためのカードとして2枚採用しています。このデッキは超重武者以外にも、マドルチェと春化精があるので、あまり問題なく使用できる事が多いです。しかしながら超重武者の動きが弱くなってしまうのは間違いないので、手なりで手札誘発に打つのではなく、打っていい場面かどうかを他のデッキ以上に考える必要があります。
 後述しますが、墓穴を打ったあとでもイワトオシなど効果を使用できるモンスターもいるので、その辺りを利用して展開を伸ばしていく事も可能です。

マドルチェ・プロムナード

 マドルチェ最強カードです。相手の場のカードを何でも無効にしつつ、墓地、場からマドルチェを回収してリソースを確保できます。
 純構築や春化精型などはサロンの効果で再セットしたいこともあって2枚の採用が多いですが、この構築では魔法罠を初手にあまり引き込みたく無いこと、プロムナード発動後のサロンの強制効果にチェーンしてグラスフレの効果でデッキに戻せば再セット出来ることから1枚の採用です。

エクストラデッキ

ティーチャーマドルチェ・グラスフレ

 マドルチェの最大展開で使用するため2枚採用しています。実質フリーチェーンで墓地のカードを2枚までデッキに戻す効果が強力です。このデッキでは他で妨害を用意できるため、主にリソース回復の役割が大きいです。エクストラのモンスターも戻して再利用できるため、このカードのおかげで展開系でありながら、長期戦になっても強く戦えます。
 一応このカードで墓地の魔法罠を戻す事が出来ますが、展開が通った後に出てくるカードなので、このカードで墓地の魔法罠を戻して超重展開をするという場面はあまり無いと思います。

クイーンマドルチェ・ティアラミス

 マドルチェにおける最強除去です。対象を取らずにカードを2枚デッキバウンス出来るため、盤面解決能力が非常に高いです。効果に名称ターン1が無いので、複数枚採用したいところではありますが、シャトーやグラスフレなどで再利用できる事とエクストラの枠が無いことから1枚の採用です。

マドルチェ・プディンセス・ショコ・ア・ラ・モード

 マドルチェの最大展開で使用するため採用しています。マドルチェエクシーズからこのカードを上に重ねる事で4素材アーゼウスに繋げる事が出来るという点も優秀です。

No.41 泥酔魔獣バグースカ

 G、ドロバ、アトラクターなどを受けた際の止まりどころとして採用しています。このカードはあまりにも有名なので詳しい説明は省略します。

塊斬鬼ダランベルシアン

 超重マドルチェというデッキタイプの根幹ともいえるカードです。レベル4なら何でもサーチ出来るので、基本的にはエンジェリーか丘と芽吹の春化精をサーチします。一応4素材で魔法罠もサーチ出来るので、サイドに罠を入れて持ってくるプランもありかなと考えていますが、あまりにも上振れなので今回は不採用にしました。

フレッシュマドルチェ・シスタルト

 展開で使用するため1枚採用しています。基本的にはマドルチェを能動的に墓地に送るために使用しますが、墓地のマドルチェをデッキに戻して破壊を肩代わりできる効果で場に残りやすいので、返しのターンのリンク素材になってくれる事もあります。
 リンク先にマドルチェがいる時マドルチェ魔法を守る効果もありますが、このデッキではエクストラゾーンに置く事は少ないですし、バックで狙われるのは大体プロムナードなのでおまけくらいに考えておくといいと思います。

召命の神弓アポロウーサ

 妨害になる汎用的なリンク4として採用しています。このデッキではマスカレーナで出す択にもなりますし、展開途中に出すこともあります。

クリフォート・ゲニウス

 主にキングレギュラスを持ってくるためのカードとして採用しています。このデッキでは展開で春化精を使用するため、地属性で誘発をケアすることの出来るレギュラスを展開途中に持ってくる事が出来るのが、非常に噛み合っています。
 また、墓穴を使用した際の妥協展開でもアポロウーサ+レギュラスという盤面を作るのに必要になるので、個人的にはほぼ必須枠だと考えています。

I:Pマスカレーナ

 出しやすくて妨害になるリンク2なので採用しています。手札の適当なモンスターと効果使用後のダランベルシアンでこのカードをリンク召喚してからマドルチェ展開に向かう事で、無理なく妨害数を増やすことが出来ます。

閉ザサレシ世界ノ冥神

 バグースカやノアールなど、置物に対しての回答としての役割と、マスカレーナから出す択としての2つの役割があって採用しています。一応自由枠ではありますが、活躍した場面が何度かあったので、欲しいカードかなと思います。

フルール・ド・バロネス

 展開で使用するため採用しています。誘発ケアにもなるし、妨害にもなる便利なカードです。

アクセスシンクロ・スターダスト・ドラゴン

 このカードのおかげで墓地にレベル2チューナがいればレベル8シンクロがバロネスになります。展開だけでなく、妨害を受けに行く際にも使用するので必須枠です。

ヴァレルロード・Sドラゴン

 自由枠になります。通常の展開では使用しないのですが、妥協展開の際や、バロネスが出せない時の誘発ケアのために欲しい場面があったので採用しています。実際に入れていて良かったと感じる場面も多くありましたが、アーゼウスなど他のカードが欲しい場面もあったので、要検討の一枚にはなると思います。

サイドデッキ

 サイドデッキは、ネクストプレイ杯という大会の性質上幅広いデッキを見る必要があったのと、使用感を確かめるために入れたカードもあるので調整の余地は大きいと思っていますが、一応採用に至った理由について軽く触れておきます。

原始生命態ニビル

 主に展開系を見て採用しました。一枚で展開を止めうるカードなので今期はほぼ必須かなと考えています。

ドロール&ロックバード3枚目

 重く刺さるデッキに対しては初手に握っておきたいので、サイドから3枚目を採用しました。

倶利伽羅天童

 クシャトリラのアライズハート、シャングリラやピュアリィのノアールなどシステム系のモンスターへの回答として採用しました。壊獣の方が使いやすくはありますが、通った時のリターンは大きいので両方採用してみました。

粘糸壊獣クモグス

 主にピュアリィ、クシャトリラを見て採用しました。レベル7なのでペンデュラム召喚出来るという点、一応春化精で蘇生出来るという点が他の壊獣との差別点になるかなと思います。

幽鬼うさぎ

 ピュアリィのマイフレンドやプランプ、超重武者のワカU4に打てる点を評価して採用しました。サイバース系のデッキにもリンク値を減らす役割で強く打てる場面があるので、個人的にはかなりいいカードかなと思います。

DDクロウ

 ピュアリィではリリィの変身効果、超重武者はカカCの蘇生、サイバース系統は超階乗など、環境上位に強く打てる点を評価して採用しています。

ダイナレスラー・パンクラトプス

 捲り札として優秀なので採用しています。このデッキでは、春化精で蘇生して再利用できる点も強いです。

クシャトリラ・フェンリル

 魔法罠が使いにくい性質上、罠デッキに弱いので主に永続系を解決する役割を期待して採用しています。地属性であるためパンクラと同様、春化精で再利用出来る点も優秀です。

エキセントリック・デーモン

 召喚権を使用せずバックに触れるモンスターということで採用しています。ただ、罠型で最も分布の多い神碑に対してあまり有効とは言えないのが少し弱いところかなと思います。

朔夜しぐれ

 アトラクター下でも打てて、6枚目に引いても機能し得る無効系誘発として採用しました。今期はエフェクトヴェーラーよりは優先されるカードだと思いますが、サイドカードとしてはパワーが低いかなと感じているので、メインに入れるか他のカードにするか検討中です。

抹殺の指名者

 元々はメインデッキに入れていたのですが、メインデッでは魔法罠の枚数を減らしたかったので、誘発が増えるサイチェン後に、ニビルなどと一緒に先行で入れる用でサイドデッキに採用しました。今回は超重武者に2回もあたったので、先行で伏せて妨害として機能した場面があり強かったですが、わざわざサイドから入れるならメインに入れるか、採用しないかどちらかが良いかなとも感じています。

天霆號アーゼウス

 後手でゲニウスと入れ替えで入れる用に採用しています。メイン戦から欲しい場面も何度かあったので、本当はエクストラデッキに入れたいですが、他に削れるところが無かったので仕方なくサイドに採用しました。

3.超重マドルチェの展開例

 次に、展開例について触れていきたいと思います。展開についてはかなり長いのと、妨害のくらい方で臨機応変に対応して行かなければいけないので、全てに触れるのは無理ですが、

1.超重武者初動のみの展開

2.超重武者+マドルチェ or春化精初動の展開

3.墓穴の指名者を打った場合にできる超重武者展開

の3点について触れて行きたいと思います。また、展開がかなり長いので1.2についてはダランベルシアン成立前と成立後に分けて解説します。

1.超重武者初動のみの展開

 まずはバロネス+ダランベルシアン成立でエンジェリーをサーチするまでの展開です。文章にすると長くなり過ぎるので、下記の動画にまとめています。

ワカU4+モンスターコスト1枚

イワトオシ+モンスターコスト1枚

 ここまでがダランベルシアン成立までの展開となります。バイQ初動はワカU4とほぼ同じなのでここでは割愛させていただきます。


 次にエンジェリーサーチ後の展開です。ほぼ同じですが、2パターンの展開があるので以下の動画をご覧ください

シスタルト使用展開

シスタルト未使用展開

以上が展開となります。2つの展開に共通して言える点は、ペンデュラム召喚可能なレベル2〜7のモンスターが手札にあれば、そのモンスターとダランベルシアンでマスカレーナをリンク召喚してから、マドルチェ展開に向かうことで、妨害数を伸ばす事が可能です。
 もし手札誘発しかペンデュラム召喚できるモンスターがいない場合でも、最後にグラスフレで回収する事が出来るので、基本的には出してマスカレーナの素材にしてしまって大丈夫です。

 シスタルトを使用する展開においては、マスカレーナの素材として換算できるモンスターが、シスタルトとホーットケーキになるので、アポロウーサの素材が3素材になります。
 一方で、シスタルトを使用しない展開においては、ショコアラモード、ホーットケーキ、エンジェリーが場に残るため、アポロウーサを4素材で立てることが可能になります。しなしながら、こちらの展開では、シスタルトの素材が1つしか残らないのと、シャトーでグラスフレをエクストラに戻すことが出来ません。
 どちらも一長一短なので、対面を見てどちらが良いか判断する必要があります。

2.超重武者+マドルチェ初動or春化精+モンスターコスト1枚 展開

 次に、超重武者初動に加えてマドルチェ初動もしくは丘と芽吹か苗と霞を持っている場合の展開になります。はじめにダランベルシアンまでの展開ルートです。

以上がダランベルシアンまでの展開になります。この展開では、基本展開と違って、ガイアブースターをレギュラスに装備したイワトオシでサーチすることに注意が必要です。
 間違えてガイアブースターを先に持ってきてしまった後でも、手札に他のレベル4モンスターがいたり、持っているのがマドルチェ初動であれば、ペンデュラム召喚して3体でダランベルシアンを作れば同様の展開は可能です。

次にダランベルシアン成立以降の展開です。

手札のモンスターコストをもう一枚用意できる場合

 こちらの展開では、グラスフレの効果を後に使用する事が出来るので、増殖するGを回収することができます。しかし、初動2枚+モンスターコスト2枚で合計4枚もカードを消費するので、状況によってはできない場合もあります。そこで、次に手札コストを用意できない場合の展開も紹介します。

手札のモンスターコストを用意できない場合

以上が展開となります。この展開は少し特殊で、ショコアラモードによってサロンを起動させることでシャトー+サロン+プロムナードを揃えることができます。個人的には次のターンのことを考えるとこちらの方が良いかと思いますが、無理にサロンまで構えずに2回目のメッセンの効果でプロムナードを持ってきて墓地に増殖するGなどを落としておくということも可能です。

3.墓穴・抹殺を打った後にできる超重武者展開

 次に、墓穴の指名者や抹殺の指名者を撃った場合の展開例について紹介します。このデッキは、純超重武者と違って、他のギミックが採用されていることで墓穴の指名者などの魔法罠を採用することができます。
 ただ、超重武者ギミックの一部が使用出来なくなってしまうのは事実なので、手札によって墓穴の指名者を打つかどうかの判断が必要となります。ここでは、代表的な例に絞って紹介したいと思います。

ワカU4起動後に墓穴抹殺を打った場合の展開例

以上が展開となります。ワカU4さえ起動できていれば、他に初動がなくても、基本的には4ウーサ+レギュラスまではいくことができます。また、モンスターをもう1体追加すれば、ワカU4とテンBNでサベージを作ることでレギュラス+サベージ+3ウーサという盤面を作ることも可能です。

墓穴抹殺を打った後のイワトオシ展開 

以上が展開となります。この展開では、先ほどの展開と比べると弱くはなってしまいますがリンク2+スケールをそろえることが可能です。マドルチェ初動があればここからマドルチェ展開をすることが可能ですし、モンスターを追加でゲニウスのリンク先に2体出してレギュラス+3ウーサの妥協盤面を作ることも可能です。

以上が無料部分となります。基本的なことはここまでに乗せたので、ここからはおまけとなります。分量としてはそこまで多くないですが、このnoteが良いと感じてくださった方は、購入して読んでいただけると大変嬉しいです。内容としましては、

・応用展開例
・今回採用していないが採用を検討しているカードや別プランについて

となります。
それでは、一旦ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

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