茨城県で有価物置き場の設置が許可制に

環境コンサル行政書士法人の若月です。

2024年4月茨城県で有価物に関する条例が施行されることになりました。

有価物処理施設等活用制度の創設について/茨城県 (pref.ibaraki.jp)

これまで事業者が自由に設定できた有価物の保管場所を、許可制にするという内容のものです。

茨城県内の事業者で、スクラップなどの金属製品をうず高く積み上げ、崩落による騒音や事故が問題になっていたことから全国に先駆けて条例を打ち出したという経緯だそうです。

茨城県内の事業者の皆様にとっては手間が増えてしまったというような感じですね。

しかし、これは全国の事業者にとっても他人ごととは言い切れません。

なぜなら環境法令は、条例の後を追うように改正がなされるからです。

つまり、今回の茨城の条例が、そのうち廃掃法の改正に組み込まれ、全国的な規制となる可能性があるということです。

そういったことも踏まえ、私個人としてはこのニュースには大きな衝撃を受けました。

「有価物だから…」と自由に保管出来ていた日常は、どこかに消えてしまうかもしれません。

私もアンテナを張って、入手した情報は広く皆さんに拡散していきますので、事業者の皆さんも速やかに対策がとれるよう、今後の動向にご注目ください。

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