韓国のコロナ19対策、イジェガップ教授の話 その1

ちょっと新しい試みをしてみます。パダスギ・ユーチューブと言えばいいかな、パダスギ받아쓰기というのは書取りのこと。劣等生だったので、100%は期待しないでください。でも、内容は分かるように、補足説明をつけておきます。これなら著作権はクリアーかな。ただ、パダスギユーチューブじゃストレートなので、<パダスギ・コリア>にしておきます。今日は、キムオジュンのダスベイダー、1時間ぐらいのところから、イジェガップ教授の話が始まります。韓国では膨大な数のPCR検査が注目されていますが、公表されている数字は人数です。検査をした件数ではありません。一人で何回か検査する場合もあるので、人数の1.5倍から1.7倍ぐらい検査をしています。これは、セブランス病院の教授がニュース工場で言ってました。そして、検査の判読は専門の医者が朝はやくからやってます。じゃあ、韓国はなぜ、これだけ多くの検査ができるのか? いくつかの断片的な解説がありますが、<起源>が説明されていないようです。

今日、紹介するイジェガップ教授の話は韓国でのPCR検査の診断キットの開発についての話。これを聞くとこの間の韓国の対応が前もって準備されていた部分がたくさんあったことがわかります。専門家の立案や提案に対して、行政がきちんと対応していたのだと思います’(国会は空転していたので、イジェガップ教授が本気で怒っている番組もあります)。この診断キットの話を紹介しましょう(1時間14分ごろから)

キムオジュン:診断キット、これだけ早く開発できたのは、事前に準備していたと聞いたのですが?
イジェガップ:2017年に疾病管理本部が組織改編されるんですが、一番の課題が何かというと、韓国で新型ウイルスが流行するとき、これはどんな新型なのかを早めに確認しないと問題が発生するので、原因不明の発病患者の検体を採取して、その患者の原因を解明するためのプロトコルを作り始めました。本格的に作業を始めたのが2017年です。急に連絡が来て諮問委員になってくれと言われた参加したんですが、とてもよく準備していました。急性の呼吸器系の疾患、下痢を伴う消化器系の疾患、発疹を伴う疾患など7~8つのカテゴリーをつくり、それについて専門家が2年ぐらい討論をしていて、去年の11月に最後に参加したんですが、そのときに言っていたのが、一度ちゃんと検査できるかテストをしようと、やはり問題が発生すると中国だろう、ということでサーズのような病気が中国で発生して韓国に流入したので診断すると仮定して訓練プログラムをつくり、一度試してみた、ということを会議に出席して報告を受けました。
キムオジュン:訓練して、実際に起きたから、わっと・・・
イジェガップ:本当に訓練と同じでした。
キムオジュン:これは、疾病管理本部を褒めないとだめですね。
イジェガップ:ええ、隠された事実なんですけど。(略) とてもはやく対応できました。アルゴリズムがよくできていて。確診された人がいない段階で。

キムオジュン:早く診断できるとか、間違いがないとか。
イジェガップ:それよりも、診断が確定した患者がいない段階で検査をしないといけない、そのための方法を決めたのです。初期の段階で診断キットを準備しているとき、韓国にはまだ確診者(コロナ19感染者と判断された人)がいない状態なので、質病管理本部はすべてのコロナウイルス、6つの検査を行って、すべて陰性だとでれば、新型のコロナウイルスと判断する方法をとったんですが、それをしているときに中国から遺伝情報が公開されて来たので、その遺伝子情報と比べてチェックしました。明日か明後日(2月上旬)には診断キットが、1段階で短い時間でできるものが完成します。
キムオジュン;情報がないのにもかかわらず、<排除>していく方法で新型だと判断する方法をとったのですね。1段階で判断できる診断キットはいつできるんですか?
イジェガップ:今日から使用法についての教育が始まっているそうです。早ければ今週末(2月上旬)には3500個ぐらいの診断キットができます。

この放送が1月31日、この段階ではまだ「新天地」のことは一切わからない時期でしたが、前もって疾病管理本部が中心になって準備作業をしてきたので、これだけ早く韓国は診断キットを準備できたのだと思います。この情報は日本ではまた、紹介されていないようです。なお、なるべく早く2017年の疾病管理本部の改変についてもチェックしてみます。

今まで災害対策などは日本が進んでいると考えていました。また鳥インフルエンザなどの対応を見ると、日本はとても迅速に行動して、拡散を防ぐ努力をしています。それなのに、今回のコロナ19に対する日本政府の対応は理解ができません。また、一部の国民のなかにはコロナ19を軽く見ているような言動も見受けられます。そんな日本の現状を少しでも改善するために、韓国の情報は続けて発信していきます。よろしくお願いします。発信を続けるため、ぜひ下のサポートをチェックしてください。では、また^^





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