韓国草の根塾 9月26日 セミナー後記

9月26日セミナー後記

民主人権記念館で行われている国家保安法と女性たちの展示キューレーター、クォンウンビさんの説明を聞きながら展示の様子をパワポで見ました。クォンさん、ありがとうございました。
今回の展示は、今まで烈士と呼ばれる男性活動家や大きな事件の関係者中心に語られてきた国家保安法を女性たちに焦点をあてて省みるという企画。
11名の女性が自分や家族にふりかかった国家保安法の弾圧に、どのように向かい合って、苦しみ、悲しみ、そして闘ってきたかを話してくれます。これらの証言はユーチューブで聞く事ができます。
今まで男性中心に語られて来た民主化運動を、別の視点からも見ていく事が大切だと実感しました。
また、国家保安法が日本の治安維持法をモデルにしていること、取り調べの中での拷問も植民地時代に日本の警察が伝授したものだと言うことも、僕たちは記憶する責任があると思います。
質問の中で、かつて家族が国家保安法で逮捕されたことのある人が、当時の韓国社会が弾圧の被害者や関係者に対する態度があたたかいものだったと語ってくれました。80~90年代は、韓国社会が軍事独裁から民主社会へ移行しようとした時期なので、民主化を求める闘いのすそのは広かったのかなと感じました。
韓国にいても日本社会の息苦しさを感じるこの頃、闘いのすそのがどれだけあるのだろうかと、不安を感じる時もあります。
韓国草の根塾がすそのを広げるために何をしていくか、皆さんと考えていきたいと思います。

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