![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/145755354/rectangle_large_type_2_0d46050410e9600dd6c87cb441c3eed1.jpeg?width=1200)
WESTERN ELECTRIC などの銘品を買取させて頂きました。
オーディオを嗜むと必ず耳にするWESTERN ELECTRIC。
銘器を超え、神格化されていると言っても過言ではないブランドです。
今回はそのWE社の中でも銘品とされるお品物を素敵なご縁で買取させて頂きましたのでご紹介させて頂きます。
OUTPUT TRANS 197A
![](https://assets.st-note.com/img/1719755535836-QET3mvoaqM.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1719755902664-abaMxPG283.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1719755908624-f2ELhyDxaN.jpg?width=1200)
こちらはWE社のプリアンプを語る上では絶対に外せない銘品です。
以前に扱わせて頂きました伝説の名機129Aや今回買取させて頂きました117Aなど多くの名品に搭載されている正に伝説的な銘トランスなのです。
しかし、このトランスはショートし易くオリジナルのまま生きているものを探すのはなかなかに至難の業です。
人気が非常に高い為、コイルの巻きなおしやレプリカ、偽物まであるのでとても注意が必要でもあります。
INPUT TRANS 618A
![](https://assets.st-note.com/img/1719756328729-oIY6Py1Jug.jpg?width=1200)
こちらも伝説級のお品物です。
618シリーズは製造も長く、自社のロングセラーのみならず
米国各社にも多大な影響を与えたシリーズの初ナンバーとなります。
アンプに用いる入力トランスとしても素晴らしいですが
アナログレコードのMCトランスへの流用され、その音色は
MCトランスの最高峰と語られるほどの人気を誇っております。
以前に、私が所有する618Bであらゆるブランドの名だたる銘トランスを
比較テストした際に軍を抜いて高評価でもありました。
こちらを含め618の血統のものは
見た目のみ精巧なレプリカや外装のみオリジナルで心臓部となる
中身の入れ替え品、修理品、真っ赤な偽物から初心者では太刀打ちできないような巧妙な偽物まで大変多く出回っていることもあり、真贋がわかる方から購入しなければ金額面やリスクを考えるとなかなか手が出せないお品物となってしまっていると思います。
OUTPUT TRANS 185A
![](https://assets.st-note.com/img/1719757155138-Mx1FrrSpeo.jpg?width=1200)
349Aを用いた130Aというラインアンプに使われている185Aトランスです。
此方のトランス、お客様がライントランスとして使用されていた事もあり
今回私は初めてライントランスとして185Aを聴きました。
WE社製品は音づくりを徹底している為、一つの部品を入れてもWEサウンドを作れることは作れるのですが、
オールWEシステムを聴いたことがある者にとって
音の完成はWEで統一しなければ決して仕上がらないみたいな部分が少なからずあると思うのですが
このトランスを入れるとWEに所縁のないシステムであっても
かなりWEらしく鳴ることに驚きました。
ボーカルがスポットライトでバシッと芯が出て、ステージの少し後ろで甘く唄うように奏でる。
私が今まで所有してきたWE社のライントランスのどれよりもWEらしさを感じます。
![](https://assets.st-note.com/img/1719758196598-wVaveFh08C.jpg?width=1200)
今回お客様のご厚意で買取させて頂きましたお品物は
私たちのオーディオブランドSANBIKAの試聴室で
研究開発と比較などに使わせて頂き、多くの皆様にお楽しみ頂くつもりでおります。
お披露目の際は告知させて頂きますので是非そのサウンドを堪能して下さいね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?