数学が好きか嫌いか

僕が大学生時代に塾講師で4年間アルバイトしていた.

担当科目は主に理系科目であったが小学生ぐらいなら国語も教えていた.

中学生くらいから入る生徒は主に数学・英語に苦手意識を持ち始め塾に通うというのがよくある.

塾講師になって2年くらいすると体験授業をほとんど任され,だいたいは数学の授業をしていた.

体験授業は,授業のほとんどは雑談で終わる.趣味の話などをして軽く緊張感が取れたところから授業をはじめ,ひとつのことができるようになったら授業は終了する.

その授業の中で僕はよく「数学好き?」と聞く.その答えは,もちろん

「...嫌い」と言う.(好きであれば授業を受けに来ないだろう.)

皆さんはどうだろうか?数学が好きか嫌いか.

僕は嫌いです.もちろん,全部を否定するわけではない.(みなさんは全部を否定すると思いますが..)

質問を変えよう.みなさんは「算数」は好きですか?この質問はどの年代に聞いても,「好き」と答えるのではないだろうか?

ちなみに算数と数学の違いは,算数は日常で使うものが多く,数学は抽象的に捉え理論を学ぶことにある.

おそらく,算数は日常で使えるものが多く生活とつながる場面が多いから好きと答えるのではないだろうか.また,算数はわかるから好きと答える人が多いのではないだろうか?

中学に上がると算数は数学へと変身し,話はより抽象的になり,日常とつながりがなくなって理解できなくなる.そして数学嫌いに発展する.(俗にいう中学ギャップ)

みなさんも数学が嫌いになったのはおそらくこの瞬間だろう.

算数という日常で使われていた理解しやすく達成感あるものが,数学という抽象的な学問になり苦手となっていく.


しかし,本当は,人はみな,数学は好きであると私は思う.

数学の授業で難しい概念を埋め込まれ単純な計算をひたすらやらせられる教育に長い間とりつかれたために,苦手となってしまった人が増えてしまったと私は考える.

本来,数学も算数も内容は違えど同じように,身近な存在であり理解しやすいものなのに,教育者は速く計算することを美徳としてとらえ,できなかったものは数学ができないと感じ,「嫌い」になってしまう.


何が言いたいか,わからなくなってしまった...(笑)

とりあえず,僕が言いたいのは,


本当はみんな「数学」も好き.それを教えてあげたい.



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