子育て逆戻り
年が明けてから、子どもに少し元気がない。
年末年始が終わり、楽しかったことと、ちょっとイヤだったことが頭の中でまぜこぜになり、混乱しているようだ。
そして、一人になるのを嫌がるようになった。まるで幼児の頃のように、トイレにまでついてくる。
もうすぐ小学3年生になるのに・・・と思うのだが、ここを一人で乗り越えられないから子どもなのだ。子どもがここを乗り越えられるように、手伝ってあげようと思った。
私は今まで、子育てをしていて、うまくいかなくて、たくさんの本を読んだ。
その中に書かれていたことで「卒業する」という考え方があった。
大人というのは、『子どもというカリキュラムを終了した人』のことだ、ということだ。
子どものカリキュラムを終了していないのに、形だけ大人のふるまいをするのは、本当の大人ではない。なぜなら、『心』が子どものままだから。
モンテッソーリ教育でも、子どもが求めることは「自分を成長させるために必要なこと」と言われている。
だから、子どもが幼児のような要求をしてくるのなら、まだそこが足りないのだろう。
子どもは、小学2年生になると急にしっかりしてくる、と何かの本で読んで、確かにそれを実感していたので「ああ、これで手が離れていくのかなあ」なんて思っていた。
でも、まだ子どもなのだ。
「2年生にもなって・・・」「いい加減にしてほしい」なんて言葉が口から出そうになるが、グッとこらえて自分に言い聞かせる。
「まだ、幼児のカリキュラムで、終わっていないところがあるんだろう」
2年生のプライドは傷付けないようにしながら、幼児対応に切り替えよう。
年明けの子育ては、少し戻ってのスタートになった。
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