(詩)種 2021.9.16

ふとしたときに見つける、思考の種

何の種かはわかっても、芽がでてこない

それでも

めぐりめぐって出会う

発芽の時がある

私がこの種を持っていたのは今のためだったのか

発芽した種は急に育つ

すべての感情を吸って

花が咲く

その実はきっと

誰かの胸に実る

そしてその胸に

新たな種を置いていくのだろう

私がしなければならないのは

ふとしたときに見つけた種を

必ず拾うこと

大切に保管しておくこと

そして、「その時」に

種をまき花を咲かせること


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