(詩)雨乞い

僕は あなたに説得されたことはない。


あなたの言うことを受け入れて行動を変えたわけではない。

だってあなたは

僕があなたの望む行動を始めるまでずっと言い続けるでしょう?

絶対にあきらめないでしょう?


あなたがやっているのは雨乞いの儀式。

雨乞いの儀式をやると必ず雨が降るんだって

なぜって

「雨が降るまでやる」からさ。


あなたは僕に

あなたが僕にやらせたいことをするまで「乞う」。


僕はそれが分かってからは

「儀式」がはじまると、面倒だからすぐ応じるようにしたんだ

あなたのためじゃなく、僕のために。


だけど

僕はあなたに同意したことは一度もない


自分の意思を通すのを 諦めただけだ。



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