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ウエノカナコの詩

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以前から書いていた詩を、不定期でnoteにあげていきます。日付が残っていれば日付を入れます。私の心の叫びです。 過去の詩にも、後からタイトルを付けることにしました(2021/3/…
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2021年2月の記事一覧

(詩)ぼくの一番大好きな人が

ぼくの一番大好きな人が ぼくの一番大嫌いな人の言うことを聞いてねって言うんだ ぼくの一番大嫌いな人のことをよく聞いて おりこうにしていてねって言うんだ。 ぼくはあの人の言うことは聞きたくないんだ だって大嫌いなんだから だけどあの人の言うことを聞かなかったことはすぐにばれて どうしていうことを聞いてくれないの 「悲しい」 って言われちゃうんだ。 ぼくはあなたを悲しませたくはないんだ。 ぼくは嫌々あの人の言うことを聞き続けていたんだ。 ぼくはあなたの言う

(詩)2019.9.25

親に反抗した時に 自分が手に入れた価値観が 自分の基礎になっている 私にとってはそれは21歳 遅かったけど 確実にあった いくつになっても 反抗期はあっていい それは自分をつくる土台を 自分でつくる作業なのだから

(詩)20年の長い旅2(日付不明2019年頃)

私にとっての原点 自分らしさは 20年前 まだ私が 私でしかなかった頃 自分で電話線をひいて テレホーダイでチャットをして PHSが何台もあって Mちゃんと散歩して ゲームをして ゆずのライブに行って 部屋が散らかっていて ほとんどの事を手放してきた 今 手元には残っていない けど   原点だった 手放しても 一生 私の中からはなくならない 大切な原点 自分が前へ進めなくなったら 何もかも 嫌になったら 心の中の あの頃へ戻ればいい そこ

(詩)20年の長い旅1(日付不明2019年頃)

私は21歳の時から 長い長い旅に出ていたんだ 今、その旅の終わりを感じて ようやく 自分が 「長い旅に出ていた」と気づいた 自分についていた余分なものを降りおとし 自分が必要としたたくさんの知識を学び そして あの頃の自分と再び出会った。 まだまだ完全じゃないけれど 私は自分になるために 自分に戻るために 長い 長い 旅をしていたんだ 長い 長い 旅を