あなたに褒められたくて…

高倉健さんのエッセイのタイトル。
寡黙で堅物の印象だったが実はそうでもなくお茶目な一面もあり…とても興味深く読んだ。ここに出てくる“あなた”とはお母さんのこと。母に褒められたくて頑張っていると語っていた。とても微笑ましい話だが、あの名優ですら褒められたかったのだ…と驚いた記憶がある。

まぁでも褒められたいですよね。

以前vs嵐にジェシーが来た時にザキヤマさんが話の流れで
「ジェシー、俺がこれだけ褒めたんだから少しは褒め返して…」
と突っ込んで笑いをとってました。
これ自体はザキヤマさんのその場のノリ、笑いを取りにいっただけなんですが後から思い返して
「割と大切なことかも…」と思ったのです。

カフェや居酒屋などで聞くとはなしに隣の会話が聞こえてきます。内容は会社の愚痴だったり、最近起こった事件の憤りだったり…ネガティブな話題が多い。それで盛り上がるパターンもあるとは思いますが、家に帰って思い返してみると
「有意義な飲み会だったなぁ」とはならないでしょう。

もっと褒め合えばいいのに…

人間関係を円滑にする潤滑油として【褒め合う】はかなり有効な手段。決して馴れ合いではなく適切にピントの合った言葉で褒める。テクニックが必要ですよね。貶すのは一部分だけ見ても発見し指摘すれば可能。でも褒めるのは全体を見なければならないし本当にそこが「褒めポイント」なのか?本質を見極める力も必要です。だからこそ深いところを褒められた時の喜びは大きい。褒める側もできるだけ痒い所に手が届く褒め方をしたい。

例えば嵐5人の他コンテンツを褒める時も気を遣いました。
ドラマや映画は僕の専門外なのでどちらかというと感想に近い。コンサートなどはほとんど感嘆符で終わっています。でもバラエティーだと割と細かく指摘して褒めました。
「あそこ時間かかったでしょう〜」
「カメラマンよく回してたね」
「予算たっぷり使いやがって」
「あれお見事!ホントはうちでやりたかったよ」etc.
より具体的に面白さを見極めて伝えていました。プレイヤーとして今後活かしてくれたら…という思いもあったと思います。もちろんその褒めは僕自身の力量も計られていますから(^^)

誰に褒められるか?
どう褒められるか?
いつどこで褒められるか?

褒めは貶しの数倍技術が必要です。普段の飲み会でそこまで気を遣うことはないかも知れません。でも寝る前にちょっと思い出せる褒めワードの一つ二つは言ってあげたい。僕自身とても下手なのでいつも意図的に「褒めよう」と努力しています。欧米の方とか本当に上手ですよね。歩いていて普通にTシャツ褒められたりするとシンプルに嬉しい。シャイな我々にはハードル高いですが…

昨今SNSで炎上する案件が多い。回転寿司で公共物に何かするのも仲間内での承認欲求を満たしたいから。Twitterで余計なことをつぶやくのも突き詰めたら【褒められたい】【認められたい】に繋がります。普段から身の回りに褒めが溢れていたらああいうのは少なくなるのかな〜

話は変わりますが絵手紙を描き始めてそろそろ一年です…。失敗を重ねながら少しずつ進歩しております。大阪の母と静岡の義母に定期的に送りつけて笑、僕のクリエイティブの身元引受人に。季節ごとに対象物を探すのも楽しいですね。

もしよかったらどうか私を…

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