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【本のあるところ ajiro】「ベルクソン思想の現在 21世紀に炸裂する20世紀の生の思考」第四夜 平賀裕貴×藤田尚志「暗夜をこえて――『道徳と宗教の二源泉』をめぐって」

「ベルクソン思想の現在 21世紀に炸裂する20世紀の生の思考」第四夜

『アンリ・ベルクソンの神秘主義』(論創社)『ベルクソン  反時代的哲学』(勁草書房)刊行記念

平賀裕貴さん×藤田尚志さん(司会:平井靖史さん)
「暗夜をこえて――『道徳と宗教の二源泉』をめぐって」

ベルクソン晩年の書『道徳と宗教の二源泉』には、享楽的社会への懸念や戦争への危機感が刻み込まれている。

平賀裕貴は『アンリ・ベルクソンの神秘主義』(論創社)で、ベルクソンが彫琢する神秘家像に注目し、神秘主義からベルクソンの哲学を照射する。

藤田尚志は『ベルクソン 反時代的哲学』(勁草書房)で、テクストの細部にまで入念に耳を傾け、人を誘い行動へと駆り立てるものを探求するベルクソンと伴走する。

両者がさまざまな角度から『道徳と宗教の二源泉』を読み解き、その魅力に迫る。

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日時:2022年8月3日(水)19:00~21:00(開場18:30)

出演:平賀裕貴さん(『アンリ・ベルクソンの神秘主義』著者)、藤田尚志さん(『ベルクソン 反時代的哲学』著者)、平井靖史さん(司会)

場所:本のあるところ ajiro(福岡市中央区天神3-6-8-1B)

参加方法:会場参加 or ライブ配信

料金:1000円(4夜連続参加チケット3500円  会場参加 オンライン参加

お申込:①会場参加チケット
    ②オンライン参加チケット

お問い合わせ:ajirobooks@gmail.com(担当:坂脇)
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【出演者プロフィール】

平賀裕貴(ひらが・ひろたか)
1983年生まれ。専門はフランス文学・哲学。エラスムス・ムンドゥス・プログラム(ユーロフィロソフィー)によりトゥールーズ第二大学大学院に留学。同大学大学院修士課程修了。立教大学大学院博士課程修了。博士(文学)。現在、立教大学兼任講師。共訳書にアンリ・ベルクソン『笑い』(ちくま学芸文庫、2016年)がある。

藤田尚志(ふじた・ひさし)

1973年生まれ。九州産業大学教授。Ph.D(哲学)。専門は哲学、フランス近現代思想。共編著に『ベルクソン『物質と記憶』を解剖する』(2016年)、『ベルクソン『物質と記憶』を診断する』(2017年)、『ベルクソン『物質と記憶』を再起動する』(2018年)(いずれも書肆心水)、共著にMécanique et mystique(Olms, 2018)ほか。訳書にアンリ・ベルクソン『時間観念の歴史』(共訳、書肆心水、2019年)、マルセル・ゴーシェ『民主主義と宗教』(共訳、トランスビュー、2010年)ほか。

【書籍の情報】

平賀裕貴『アンリ・ベルクソンの神秘主義』(論創社)
ベルクソンの三つの主題〈事実の複数線〉〈創話機能〉〈機械〉を通して、「神秘主義」と哲学の関係について、新たな視点で優れた思索を展開。これにより、気鋭のベルクソン学者が哲学研究に新たな道を切り開く。(版元ウェブページより)

藤田尚志『ベルクソン 反時代的哲学』(勁草書房)
立ち止まっている人にだけ見える景色がある。概念とイメージの緊張関係を精緻に読み解き、ベルクソンを反時代的哲学として読み返す。
概念の解像度を上げるだけが哲学の仕事ではない。ベルクソンは、イメージとの往還と緊張関係を強調してやまない。本書は、最新の研究成果を踏まえつつ、『時間と自由』や『物質と記憶』など主要著作の鍵概念である「持続」や「純粋記憶」を深く理解するには、「リズム」や「場所」のイメージの精確な読解が欠かせないと説く。勁草書房編集部ウェブサイトでの連載時より大幅改稿。(版元ウェブページより)

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