【本のあるところ ajiro】『カッコの多い手紙』刊行記念イベント イ・ラン×スリーク×渡辺ペコ「共感と対話のあいだで」(3/31)
『カッコの多い手紙』刊行記念 著者来日イベント
イ・ラン×スリーク×渡辺ペコ トークイベント「共感と対話のあいだで」
イ・ランとスリーク、韓国のアーティストふたりの往復書簡『カッコの多い手紙』が2023年秋に刊行されました。
フェミニストであることを掲げて表現を続けるふたりが、コロナ禍の不安な状況下で交わした手紙のやりとりのなかには、妊娠中絶、反差別、ヴィーガニズムなど、社会的なテーマが多く現れます。同時に、猫との暮らしや時々にハマっていることなど、素朴で正直なやりとりが読者の心をやわらげてくれる一冊です。
本書の刊行を記念して、著者のイ・ランとスリークのふたりが来日し、福岡の書店「本のあるところairo」からトークイベントをお届けします。
トークのお相手には、漫画家の渡辺ペコさんをお招きします。
渡辺ペコさんは連載中の「恋じゃねえから」で、性加害やルッキズムといった社会的な問題のなかで、昔からの友人で40代を迎えた女性ふたりの移ろいゆくシスターフッドを描きます。
(カッコ)のなかでためらいがちに本音を差し出しながら、つねに互いを尊重し、あたらしい距離を測りつづけたイ・ランとスリーク。社会の大きな問題から逃れず、個人的な小さな話題を慈しむふたりの関係は、ペコさんにどう映ったのでしょうか。
※2024年3月29日追記
ご都合により渡辺ペコさんは急遽リモートでの登壇となりました。
ご了承ください。
3人のトークをどうぞお楽しみに!
イベントでは、参加者のみなさんから事前にいただいた質問にもお答えする予定です。
『カッコの多い手紙』の質問や感想、イ・ランさん、スリークさん、渡辺ペコさんに聞いてみたいことなどを以下のフォームまでお寄せください。
https://forms.gle/UWz5DtubCFQDk9qM9
※投稿は当イベントの会場参加者・オンライン参加者に限らせていただきます。
※事前投稿はイベントの3日前(3月28日)までにお寄せください。
※時間等の都合により質問に答えられない場合がございます。ご了承ください。
『カッコの多い手紙』刊行記念 著者来日イベント
イ・ラン×スリーク×渡辺ペコ トークイベント「共感と対話のあいだで」
・日時
3月31日(日)16時~17時30分(開場15時30分)
・出演
イ・ラン(『カッコの多い手紙』著者)
スリーク(『カッコの多い手紙』著者)
渡辺ペコ(漫画家)
※2024年3月29日追記ご都合により渡辺ペコさんは急遽リモートでの登壇となりました。ご了承ください。
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通訳:井芹美香
ウィスパー:吉良佳奈江(『カッコの多い手紙』訳者)
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・会場:本のあるところ ajiro (中央区天神3-6-8-1B)
・参加方法:会場参加 or ライブ配信
・チケット:会場・配信ともに1650円(税込)
・配信方法:YouTube(1か月アーカイブ付)
・主催:書肆侃侃房
・お問い合わせ:ajirobooks@gmail.com(担当:田中)
【登壇者プロフィール】
イ・ラン(Lang Lee/이랑)
ソウル生まれのアーティスト。イ・ランは本名。アルバムに『ヨンヨンスン』『神様ごっこ』『オオカミが現れた』。『悲しくてかっこいい人』(2018、リトルモア)、『アヒル命名会議』(2020、河出書房新社)、『何卒よろしくお願いいたします』(2022、タバブックス)ほか、多くのエッセイ、小説、書簡集が日本語訳されている。音楽、文学、イラスト、映像などマルチに活躍している。元野良猫のジュンイチと暮らしている。
スリーク(Sleeq/슬릭)
京畿道九里市生まれのミュージシャン。本名はキム・リョンファ。アルバムに『COLOSSUS』、『LIFE MINUS F IS LIE』があり、2022年にはシングル『있잖아(あのね)』を発表した。オムニバスや同僚ミュージシャンの作品への参加も多い。2020年にMnetで放送された音楽リアリティショー「グッド・ガール」に“地獄から来たフェミニストラッパー”として登場して話題を集めた。誰も傷つけない歌を作りたいという。元野良猫のットドゥギとインセンイと暮らしている。
渡辺ペコ
2004年に『透明少女』でデビュー。
『ラウンダバウト』(集英社)が第13回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選出。
夫婦とは何かを問いかける話題作となった『1122(いいふうふ)』(講談社)は累計146万部を突破し、2024年6月にドラマ化決定。
現在は「モーニング・ツー」にて、表現と過去の性加害をテーマにした『恋じゃねえから』を連載中。
漫画を描き、山や海に出かけ、ときどき走る日々。
【イベント書籍】
『カッコの多い手紙』괄호가 많은 편지
スリーク、イ・ラン 著 吉良佳奈江 訳
《手紙には何度も(カッコ)を使いましたね》
ミュージシャンで、フェミニズムの同志。先行き不明のコロナ禍に交わされたイ・ランとスリークふたりの往復書簡。
猫と暮らすこと、妊娠する身体、憂鬱な心の話を分かち合い、ヴィーガニズムや反トランスジェンダー差別を語り合う。私的なことと社会的なこと、共感と対話のあいだを行き来しながら紡がれる優しくゆたかな言葉たちは、あたらしい距離を測りつづけている。
◎試し読み公開中!
イ・ランよりスリークへ「“ヤバい、妊娠した?”って思うのは私ひとりじゃないみたいですね」
スリークよりイ・ランへ「もしも私が妊娠したらどうするかパートナーに聞いてみました」
◎イ・ランとスリークの 刊行記念インタビュー動画を公開中!
イ・ラン、スリーク『カッコの多い手紙』 刊行記念インタビュー
https://www.youtube.com/watch?v=zvtD1c_FSEc
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