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【本のあるところajiro】いくつもの都市を徘徊する——祝祭・復興、スラムから飲酒へ——『ありふれた〈平和都市〉の解体——広島をめぐる空間論的探求』(以文社)刊行記念 仙波希望×関駿平トークイベント(10/12)

『ありふれた〈平和都市〉の解体——広島をめぐる空間論的探求』(以文社)刊行記念トークイベント
仙波希望×関駿平
いくつもの都市を徘徊する——祝祭・復興、スラムから飲酒へ——

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原爆ドームの上空、飛行機雲による「ピカッ」の3文字がChim↑Pom(当時)によって描かれて以降、当時大学生であった仙波希望さんは、都市・広島における〈平和都市〉の実相について考えてきました。この度、これまでの研究の集大成として、以文社より『ありふれた〈平和都市〉の解体——広島をめぐる空間論的探求』が刊行されました。同じくChim↑Pomの作品である「都市は人なり」を装丁にまとった432ページのこの本は、きわめて「特殊」な歴史をもつ〈平和都市〉広島の、むしろその都市としての——ありふれた——「普遍」性について迫った異端の一作です。

同著の刊行を記念して、このイベントでは広島に限定することなく、さまざまな都市のいまと向き合い、そして「徘徊」するための視点について考えてみたいと思います。お相手は近畿大学(福岡キャンパス)で都市社会学を研究する関駿平さん。関さんは、都市理論と丹念なフィールドワークをもとに、「飲酒文化」に着目しながら都市生活について記述してきた研究者です。

一見遠くにありそうな複数の事柄——平和と原爆、祝祭とスラム、公共空間と飲酒——をとおして浮かび上がる、パンデミック以降の「都市論」の可能性を展望してみましょう。

(概要文:仙波希望さんより)


日時:
2024年10月12日(土)17:00~18:30(16:30開場)

出演:
仙波希望さん(『ありふれた〈平和都市〉の解体——広島をめぐる空間論的探求』著者、札幌大谷大学社会学部地域社会学科准教授)
関駿平さん(近畿大学産業理工学部助教)

会場:本のあるところajiro(福岡市天神3-6-8-1B)

参加方法:会場参加/ライブ配信
チケット:会場1650円(学割1100円) オンライン1100円 
配信方法:YouTube(1か月アーカイブ付)

お申込:①会場参加チケット(1か月アーカイブ付) ※学割はこちらから
    ②配信視聴チケット(1か月アーカイブ付)

主催:本のあるところajiro
お問い合わせ:ajirobooks@gmail.com(担当:兒崎汐美)


【登壇者プロフィール】
仙波希望(せんば・のぞむ)
1987年、広島生まれ。札幌大谷大学社会学部地域社会学科准教授。東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程国際社会専攻修了。博士(学術)。専門は都市研究、カルチュラル・スタディーズ。主な著書に『惑星都市理論』(共編、以文社、2021年)、『忘却の記憶』(共編、月曜社、2018年)。主な業績に「「平和都市」の「原爆スラム」」(『日本都市社会学会年報』第7回日本都市社会学会若手奨励賞受賞、2016年)。

関駿平(せき・しゅんぺい) 
兵庫県出身。慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学。現在は、近畿大学産業理工学部助教。専門は都市社会学、社会調査論、飲酒文化研究。近刊に「ラポールはいかに記述されてきたか」(『社会と調査』2024年/中村健太との共著)、「野外飲酒とはいかなる飲み方なのか?」(『生活学論叢』2023年/庄子諒・佐藤裕亮・鍋倉咲希との共著)「バーテンダーから「バーテンダー」へ」(『労働社会学研究』2023年)などがある。

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