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【本のあるところ ajiro】韓国文学『そこに私が行ってもいいですか?』刊行&里山社福岡移転・W記念トークショー(3/25)

韓国文学『そこに私が行ってもいいですか?』刊行&里山社福岡移転・W記念トークショー

韓国の歴史エンタテインメント小説『そこに私が行ってもいいですか?』(イ・グミ著/神谷丹路訳)の刊行と、今年設立10周年を迎え、2月1日に福岡市へ移転した里山社の移住を記念し、翻訳者、神谷丹路さんと里山社代表、清田麻衣子さんのトークショーを開催します。

本書は韓国の歴史エンタテインメント小説で、著者は初邦訳となる、2020年国際アンデルセン賞韓国候補作家で、韓国ティーン小説の騎手、イ・グミ。

訳者は、1980年の光州事件直後の韓国に留学し、日本の若者に韓国の歴史を伝えるべく、日韓史研究者として大学で教える傍ら、児童書『だまされたトッケビ』や『ウジョとソナ 独立運動家の子育て日記』など多数の訳書を手がける神谷丹路。2018年国際児童図書評議会の韓国選定図書となった話題作です。

韓国ではティーン向けとして出版された本書は、韓国ドラマを見ているようなめくるめく展開に引き込まれながら、日本の読者にとっては、日本軍慰安婦、対日協力者、日系人収容所など、日本と韓国の近現代史を知る良いテキストともなるはずです。

今回は、2つの新たな門出を記念し、本のあるところajiroにてトークイベントを開催します。

第一部は里山社代表の清田麻衣子さんに、里山社の成り立ちやこれまで刊行された本のこと、今後の展望などをお話いただきます。
第二部は、『そこに私が行ってもいいですか?』訳者の神谷丹路さんと清田麻衣子さんに対談いただき、本書の見どころなどをざっくばらんに語っていただきます。
貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。

※ご出演者の神谷丹路さん、清田麻衣子さんへご質問がありましたら、チケット購入時の「備考欄」にご記入ください。

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日時:2022年3月25日(金)19:00~20:30(開場:18:30)
出演:神谷丹路さん、清田麻衣子さん
会場:本のあるところ ajiro (中央区天神3-6-8-1B)
参加費:1500円
定員:20名
リアル参加:https://ajirobooks.stores.jp/items/62209c91bfe68b67bb36063c

ライブ配信:https://ajirobooks.stores.jp/items/6221a89cd085ee497c2583e8

主催:本のあるところ ajiro/里山社
お問い合わせ:ajirobooks@gmail.com(担当:坂脇)

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【著者プロフィール】
イ・グミ
1962年生まれ。1984年「新しい友文学賞」に短編童話が入選し、作家活動を 始める。30数年にわたり、濃密な人間愛に満ちた作品をたゆまず発表してきた。小泉児童文学賞、尹石重文学賞、方定煥文学賞を受賞。子どもから大人まで幅広い年齢層の読者をもつ。代表作に、『あなたもひめゆりの花』『ユジンとユジン』『私と少し違うだけ』『アロハ、私の母たち』など。2020年ハンス・クリスチャン・アンデルセン賞の韓国候補作家に指名された。

【ゲストプロフィール】
神谷丹路(かみや・にじ)
東京都生まれ。韓国語翻訳、日韓関係史研究。1980年代初めに、韓国延世大学へ留学。訳書に、尹興吉『鎌』(安宇植との共訳・角川書店)、趙廷来『太白山脈』(安岡明子他との共訳・集英社)、パク・ゴヌン『ウジョとソナ 独立運動家夫婦の子育て日記』(里山社)、『だまされたトッケビ』(福音館書店)他。産経児童出版文化賞翻訳作品賞受賞。著書に『韓国 近い昔の旅 植民地時代をたどる』(凱風社)、『韓国歴史漫歩』(明石書店)他。早稲田大学、法政大学非常勤講師。

清田麻衣子(きよた・まいこ)
1977年福岡市生まれ。8歳で横浜市へ転居。2000年明治学院大学文学部芸術学科卒。出版社勤務を経て、2012年里山社設立。設立時から現在に至るまで、社員一人の出版社として、書籍の企画編集、経理、営業、宣伝、雑用など出版業務全般に従事。手がけた書籍に『はまゆりの頃に』『井田真木子著作撰集』『みぎわに立って』『どこにでもあるどこかになる前に 〜富山見聞逡巡記』『90歳セツの新聞ちぎり絵』他。2022年2月1日より福岡市に移住。


『そこに私が行ってもいいですか?』書誌情報



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