見出し画像

看護学生に自己犠牲の精神は必要なのか。 ー自己紹介、noteを書き始めた理由ー

1.自己紹介

 まずは自己紹介からしたいと思います。私は私立大学に通っている看護学部の三年生です。この前領域別実習がとりあえず終了しました。あまり裕福な家庭ではないのですがなぜ私立大学に通っているのか、どうやって学費をまかなっているのかについてはまた別の記事でお話ししたいと思います。

①私の成績

 一応学年トップレベルの成績をとっています。「あ、意識高い系だ、最初っから自慢しやがって」と思った方、まだ読むのをやめるのは早いですよ。私自身、プライドの高さが故に成績だけの人間で実習では本当に苦労しましたし、最近では看護師にならない方法を探すくらいには疲弊しています。だからこそ、意識高い人の気持ちも看護師なんかやめてやると毎日思っている人の気持ちもどちらもよくわかります。そのため、どちら人にも読んでもらいたいです。

②とっている専攻

 人々の健康に興味があるということや、単純に看護師をできなくなった時の保険という意味でも保健師過程の選考試験を受け春から保健師過程も受けることになりました。
 そしてもともと助産師になりたいという気持ちが強く、絶対に助産師になってやる!!という気持ちを糧に勉強や実習を乗り越えてきていました。しかし、実習を行う中での発見や先輩方を見ているうちに自分が本当に助産師になりたいのかわからなくなってしまったこともあり、助産師選考の試験を受けることをやめてしましました。
 今まで助産のために頑張っていた私にとって助産という目標がなくなってしまったことにより大きな喪失感を覚え、途方に暮れたことを覚えています。
 助産選考をやめた理由についてはまた別の記事でお話ししようと思いますが、一番大きな理由としては助産選考をとることで今よりさらに自己犠牲を強いなければならないことに恐怖を覚え、自己犠牲の精神を持つことをやめようと思ったからです。今回はこの自己犠牲について少しお話していきます。

2.看護学生が自己犠牲の精神を持つ傾向にある理由

 私が見る限り、他大学の学部に比べて看護学生は自己犠牲の精神を持つ傾向にあると思います。その要因は以下の通りではないでしょうか。

①もともと優しい気持ちを持つ人が多い

 看護師という職業は大変であると世間からも言われている職業です。そんな職業であるにも関わらず看護師になろうと看護学校に入学するのですから、誰かの役に立ちたい、自分より他人をよくしてあげたいという優しい気持ちを持つ人が多い傾向にあることがあげられると考えます。
 また私は私立大学に通っていて周りがお金持ちである家庭も多いため一概には言えないのですが、裕福であるとは言えない家庭が多い傾向にあると思います。またお金はあっても親との関係がうまくいっていなかったりといろいろありそうですね。このように看護学生たちは家庭環境に恵まれた人だけではないため自己肯定感が低く自己犠牲に対する壁が低くなってしまっている場合もあるのかなと思います。

②自己犠牲を美徳とする教育がなされている。

 ナイチンゲールのことをたたえたり、明らかに睡眠時間を削らなくては終わらない量の課題が出された時も、睡眠時間を削り終わらせた子、出来が良かった子が褒められ、そのほかの子は先生に目を付けられるという構図が成り立っています。このような状況下で学生は自己犠牲をしていくしかうまく生き抜くことができないと考えてしまうのも無理はありませんよね。

③看護教員も自己犠牲のもと働いている。

 看護教員の中には家庭がある人も多くいるでしょう。そんな中でも学生と同じもしくはそれよりも前に学校につき、病院と学生に板挟みにされ、夜は次の日の準備もあり、私の学校では学校がしまる22時に私と一緒に帰宅する教員もいました(笑)
 そのような状態がほぼ一年のうち大半を占める先生もいました。実習の合間にはほかの学年の授業も担当していましたから、その場合はその準備の時間もかかりますね。このような過酷な労働環境にいる教員たちは自己犠牲のもと働いており、そのことを学生にも強いてしまう傾向にあるのではないかと思います。

3.結局看護学生に自己犠牲の精神って必要なの??

 私は看護学生としてうまく生きていくためには多少の自己犠牲は必要であると思います。というのも私自身が保守的であり、もしこの看護業界の考え方が変わらないならこの環境に合わせて生きていたほうが楽だからです。
 もちろん自己犠牲の精神を否定しているわけではありません。自己犠牲の精神を持ちながら患者さんのために働くことができる看護師、助産師、保健師さんのことは心から尊敬しています。しかし、自己犠牲の精神のもと頑張りすぎた結果、燃え尽き症候群に陥ってしまって目標であった助産師をやめた自分がいたため、私には自己犠牲の精神があっていなかったのだと思います。
 だからこそ、大切なのは今ある現状の中でより効率よく(楽をしながら)課題をこなし、実習を乗り越えていくかであると思っているんですね。もちろん全力で楽をせずに取り組みたい方にとっても効率よく勉強することはさらに高みにつながることはご存じの通りだと思います。
 それが難しいねん。って思う気持ち痛いほどわかります。だからこそ私はブログをはじめようと思いました。

4.私がnoteをはじめた理由

 変えられない環境下でそれでも奮闘する看護学生たちを見ているとどうにかして手を取り合って助け合っていけないかという考えが浮かんできました。
 効率よい勉強法については十人十色それこそ、看護学生が毎日のように言われている個別性がつよいと思います。だからこそいろいろな人の考えに触れて引き出しを増やしていくことが重要になると思います。
 そのため、私は私自身が成績トップになるためにどのような勉強方法を実践していったのかを伝えることで勉強で苦労している方、さらに高みを目指したい方の参考になれたらよいなと思っています。さらに、私自身の方法だけでは足りない部分ももちろんあると思います。
 そのときにはぜひコメント欄で皆さんが行っていた方法を優しく教えてください。そうすることで多くのやり方に触れ、より自身にあったやり方を選択できる看護学生が増えていくと思います。
 このようにしてみんなで看護学生の日々を乗り越えていくことができるようにすることが私の願いであり、noteを始めた理由です。
 初めての投稿でつたない部分も多かったと思いますが、最後まで読んで下さり本当にうれしいです。ありがとうございます。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?