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本当の豊かな時間

今日は伴侶と家の前の桜並木を歩いてきた。

桜の下を歩く彼がとても愛おしい。

朝露に濡れた桜の花びらが、真の美しさを私たちに教えてくれる。

本当に日本に生まれてよかった…と。

どこからか聞こえてくるウグイスの声と川のせせらぎ。
耳からも春が入ってくる。

多分、伴侶も同じ豊かな時を感じているのだろう。

同じように桜の下を歩く私を切り取ってくれていた。

これ以上の豊かな時間は本当にあるのだろうか?

 
小高い丘の上に登り五分づきのお米を炊いたご飯と、酵素玄米でおにぎりを作り、残っていたウインナーを焼いて、日本茶をポットにいれてお昼をそこで食べた。

たったこれだけのお弁当。

だけど本当にこれ以上ないほどに美味しかった。

桜吹雪を浴びながらのお弁当。

なんと贅沢な時間だろう。

お昼ご飯のあとは敷いたシートにゴロリと寝転がり空を観ていた。

私は地球だ。

地球の断片だ。

それが何よりも嬉しくて仕方がない。

伴侶も同じ地球の断片。

ここに生まれたことに喜びしかなかった。

伴侶がアーシングしながら寝息を立てていた。

こんな風景を見れるだけでも心地よい。

うちの前を流れる川の透明度にも心を奪われる。

なんと、この西土佐の春は美しく清らかなのか?
 
本当の豊かさしかないここに、私たちは【いま居る。】

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