お洒落なお料理コンテンツにイラっときたら、ヤバみのサイン。【熟女法廷 ライチの場合】

もともと在宅のフリーランスとはいえ、このところの外出自粛はつらい！
思っていた以上に、人と会うことでもらえるエネルギーって大きかったんだなと痛感しています。
そんな私に共感しかない今月のお悩みです。
しかし人気料理家さんの多いnoteでこのタイトル、喧嘩売ってるな(笑)

４月のお悩み

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「外出を控えて」とのことでリモートワークをしたり、
スーパーへ買い出しに行く以外は家にいるような日々を送っています。
けっこう家が好きなので、だいじょうぶだと思っていたのですが、なんとなく疲れていたり、知らないうちにストレスが溜まっているような気がします。
友人は筋トレを勧めますが、そういう気にもなれません。
どうしたらいいでしょうか？
（41歳）
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相談者さん、今どうしていらっしゃるかなあ。
このお悩みが来た3月末よりも、事態は深刻になっていますからね。

私もだいたい同じ状況です。先の見えない不安にじわじわと心がむしばまれ、コロナ疲れ、コロナ鬱というやつになりかけました。
なんの気力もわかないんですよね。
好きだった趣味にも関心がもてないし、料理をするどころか、買い置きの食べ物を開ける気にもならない。
仕事机の椅子に座っただけで何もしないで、目を開けて寝ているみたいな状態だったり。

私も相談者さんも、在宅で仕事ができるだけ幸せなのかもしれません。
出勤を強いる会社も多いようだし、医療、スーパー、物流などなど、現場、対人で働き続ける方々もいる。
そんな方たちの大変さを思えば、私たちが不満を吐いてはいけないって気もしてしまいますよね。

でもそれこそがストレスの元凶じゃないかなと思うんです。
もっと大変な人、もっと頑張っている人と自分を引き比べて、不満を飲み込むことが。

私もSNSで凝った食事やお菓子を作る人、相談者さんのお友達のようにエクササイズをする人、アマゾンプライムで映画やドラマを見る人、余った食材をお取り寄せして経済を回す人などなど、緊急事態宣言の日々を楽しく有意義に過ごしている人々を見るたびにイラッとしてました。
どいつもこいつも自慢ばかりしやがって。へえへえ、前向きでご立派なみなさんに比べてどうせ自分はゴミ以下ですよー。という自虐な感想しか出てきません。
やがてわけもなく涙が出るようになり、これはさすがにおかしいと気付き、マスカットさんのアドバイスどおり２、３日仕事以外のネットをシャットダウンしました。
はい。私、普通じゃなかったです。おかげで少し、調子を取り戻したところ。

やっぱり愚痴は吐き出しましょうよ。
似たような境遇の友達と電話や、はやりのリモート飲み会で愚痴大会をするしかないですね。
ためたものを体の外に出せば、翌朝にはすっきりして、インスタ映えするパンケーキを焼こうかな？なんて思ったりして。

もうひとつの方法は、困っている人を助けることです。
不安な境遇にあるとき、人は人を助けることで不安を忘れるそうです。
東日本大震災の被災者の方々は、お互い助け合うことで不安な日々を乗り切ったと聞きます。

私は、夢を追って頑張っている知り合いの若い子が、バイトをなくして困っているというので、少し援助をしました。
先立つものの他にレトルト食品やマスクも送りました。
同封の手紙に励ましの言葉を書いているとき、たしかに私はここしばらくないくらい気力がみなぎっていました。
自分を高揚させるために他人を利用するのは、偽善かもしれませんが、偽善も善行のうちだと杉良太郎さんが言っていました。
（杉さんは、偽善どころか善100％ですけどね！）

かつてない異常事態に、誰もが適応しようと懸命です。
ストレスを解消して有意義に過ごすための正しい処方箋なんてありません。
お互い、とにかくサバイブしましょう！
この試練を乗り越えたら、私たちはきっとひとまわりタフに、そして優しくなっているはずです。