情報受発信機会提供者に受信者の解釈の原因はない

>「愛知県警察本部の誤った見立てによって無実の罪で逮捕、その後起訴され、多大な苦痛と損害を被った告訴人(=本藏さん)に対する償いにもなると思われる」

本来、その苦痛と損害は愛知県警によるもの。実際のコメントによってどの程度の実損が発生したのか不明だし、そもそも精神的苦痛は自己責任である(論拠詳細は弊サイト)。

ヤフコメに限らずプラットフォーマーが問題のある投稿の締め出しを図る理由の1つは、「コメントきっかけで犯罪が起きた際の批判を避ける為」だろう。
だが、この事勿れ主義によって問題は見え難い場所に移動し、却って発覚が遅れ被害が広がる。
寧ろできるだけ広く多くの衆人環視を利用し、公安当局と連携して早期発見・早期対処に繋げる方が、遥かに実質的な防止効果が上がる。だが、現状ではまだそうした取り組みができる状況にないようだ。「問題が起きる前に未然防止すること」に社会が重きを置いていないせいだろう。

「情報発信者」や「情報受発信の機会の提供者」に、「情報受信者の解釈・誤解の原因」は存在しない。
臭い物に蓋では問題解決にならない、ということを社会が学び適切な対応が取れるようになるのはいつのことだろう。

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